前回は、長男ポンちゃんが陰のう水腫の手術を無事に終えたところまで書きました。



前日に引き続き、手術当日も経過を見るために泊まりでした。


一緒に泊まったダンナのヤーマンに聞いたところ、ポンちゃんは手術直後は2時間くらい爆睡だったそうです。

さすがに疲れたようです。


でも、お昼寝後は顔色も良くなって元気そうにしていたようですニコニコ

ただ、なかなかおしっこが出なくて予定よりも点滴が長引いてしまいました。


それでも、かなり体力が回復していたポンちゃん。

点滴が終わってブザーが鳴る度に、自らナースコール。

「あの〜、点滴が鳴ってまして〜」とパパのマネをしていたそうです(笑)


結局、数時間後には無事におしっこが出て、晴れて自由の身となったポンちゃんでした。

そうなると、もうやりたい放題です!


パパに「車の本を読んで」、「トーマスのDVDを見せて」、「プリンが食べた〜い」と王子モード全開だったようですまじかるクラウン


そして、ヤーマンも息子の世話以外にやることがないですからね。

柔順な召使いとして活躍したようですニヤリ


ところで、その病院ではあらかじめ申し込んでおくと1日2回、30分間ずつ託児ができるようになっていました。


ヤーマンはその2回を、売店にごはんを買いに行くのと、入浴にあてていたそうです。

その間は、保育士さんが病室でポンちゃんを見て下さっていたようです。


託児があるというのは、とてもありがたいこと

だったと思います。

ただ、申し込んだ時間だけではなくて、手が空いていれば臨機応変に見てもらえる感じなら、もっと利用しやすいだろうなと思ったりはしました。


さて、その日は王子モードで過ごしたポンちゃん。

翌日無事に退院となりましたニコニコ


ところが、心配なことが2つ。


1つは、手術後から声がかすれたままだったこと。

これについては、手術時に気道確保のために喉にチューブを入れるので声が枯れることがあると説明を受けていました。

それでも、2日くらいは声が戻らなかったので少し心配ではありました。


2つ目は、お腹が痛いと言ってしゃがみ込む場面が何回かあったこと。

術後は、便秘になりやすいと聞いていたのでそのせいかな?と最初は思っていました。


でも、実際はそうではなく、手術で切った部分が痛かったようです。

鎮痛剤も処方されていたくらいなので、結構痛かったのかもしれません。

ただ、どこがどう痛いのかを上手く表現できなかったのだと思います。


でも、鎮痛剤は3日分くらいしか処方されておらず、実際に術後2日目にはもう痛みはなくなったようでした。


むしろ、便秘の方が3〜4日出なかったので心配でした。

トイレに行ってみるものの、固くて出ないという状態が続いていました。


そこで、水分をたくさん取らせるのはもちろん、ヨーグルトにオリゴ糖をたっぷり入れて食べさせました。

これが効果テキメン!

「下らない病」が解消したのでしたキラキラ


退院してからの生活も、注意しなければならないことがいろいろありました。


まず、1週間はシャワーを使い、湯船には入らないことでした。

バイキンが傷口から入らないようにするためです。


次に、同じく1週間はなるべく運動をしないこと。

幼稚園には退院の翌日から行けたのですが、室内遊び中心でということで先生には伝えていました。


それから、やはり1週間程度は手術をした側の玉たまを1日1回、下に引っ張るということ。

手術をしたことで上に引っ張られやすくなっているそうで、上がらないように引っ張る必要があるとのことでした。


最後に、医療用のテープを傷に対して垂直に貼ることです。

これは3〜6ヵ月程度続けることで、傷跡が目立ちにくくなるのだそうです。

実際、半年間続けたことで傷跡は白く薄くなってそれほど目立たなくなりました。


でもこの情報、もっと早く知りたかったなぁえーん

私が帝王切開をした時、傷跡にテープを貼ってはいましたが、産婦人科では1ヵ月くらいで良いと言われました。

でも、外科的には半年くらい貼っておくことで傷がきれいになるそうです。


テキトーに貼っていただけの私のお腹がどうなったか。

傷跡はおへその少し下から、下の毛に少しかかるぐらいの長さがあります。


毛にかかる辺りはテープが浮いてしまって、きちんと密着していなかったようです。

そのせいで、下2cmくらいだけポコッと膨れています。

これは、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)という状態だそうです。


ひどい場合は、傷跡とは別の部分に飛び火することもあるらしいです。

えー!そんなの全然知らなかった!


産婦人科の先生、赤ちゃんを生むのも大事なことだけど、体のケアももっとちゃんと教えて下さいよ〜えーん


季節の変わり目などには、その膨れた部分が痒い時もあります。

こういうことになると知っていたら、もう少しちゃんとテープを貼っていたのに…。

見えない部分だから、まだましですけどね。


それに、この経験から逆にポンちゃんはお腹も顎も額もしっかりケアして、きれいに治すことができましたキラキラ


(何の話?という方はこちらをどうぞ。)


その後、術後1週間で検診がありました。

経過としては、玉たまが上に上がるということもなく、傷跡もきれいだということでした。


そのため、医療用テープを半年くらい続けて下さいねと言われただけで、晴れて陰のう水腫の治療終了となりましたキラキラ


この症状は、手術さえしてしまえばすぐに完治します。

そのため、それほど心配する必要はなかったのかもしれません。


でも、ほんの数cmとは言え子供の体を切る手術です。

それに、毎晩一緒に寝ている子と初めて離れる経験でした。

そういうこともあって、必要以上に心配になってしまったのだと思います。


でも、そもそも親というのはどんなに簡単な手術だと言われてもやっぱり心配になるものだと思います。

子供が高熱を出しただけでも、心配になりますもんね。


だから、もし手術前に子供の陰のう水腫について身近な体験談があれば「あー、こういう感じなんだ」とイメージできて、もう少し気が楽になったのかなと思ったりしました。


だからこそ、同じような思いをしているお母さんたちの少しでも役に立ったらいいなと思って書きましたニコニコ