デビュー8周年記念ツアー成功への道・第94回 | jajaの秋山ッス

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レコーディングのスケジュールも出て
作曲も大詰めを迎えていた。

僕的にもプレッシャーだった・・・
フォーエバーの事は忘れていた。
このアルバム世界観に合った名曲を作ろうと。

ライブではなかなか演奏しないけど
「愛しき女(ひと)よ」「とどかぬ想い」などの快心のバラード
「東京カルメン」「ハッピーザマン」などの
現在のライブでも欠かせない
名曲も生まれた(出たー自画自賛)

結果、僕が6曲、市村5曲、西沢1曲となり
素晴らしいバランスの選曲となった。

レコーディングも今までの経験もあり
やりやすく、スムーズに終わって行く。

今回はレコーディングの前にjajaでスタジオに入り
練習しまくって、もう完成させていた。
スムーズにテイクを重ねられるように終わらせていたんだ。


エンジニアも熱心に話を聞いてくれて
サックスの音質、リバーブ、バランスなど
意見をバシバシ録りいれてくれたよ
嬉しかったーーー。

録音は無事終了ーー。

しかーし、マスタリングをメンバーで聴いていた時
事件は起きた。

スタッフが「アルバムタイトルこれで行くよ」jaja??????
「ライスカレー」・・・・jaja??????愕然・・・・
僕の中で色んな事が走馬灯の様に流れて行く

あんなにジャケットの事言ったのに・・・
なんで一緒に考えないんだ・・・
一生懸命書き上げた曲達に申し訳ない・・・
よりによって「ライスカレー」って・・・お笑いかー

僕は思ったよ、この人達に何を言っても無駄だ
もう、どーでもいいや・・・・と
僕は言った「いいですよ」と
この時、初めてホリプロを辞めようかな・・と思った。


しかし、レコード会社の人達が待ったをかけた。
「このアルバムのイメージじゃない」
「何年か後に振り返った時にライスカレーじゃ駄目だ」

ギリギリでこのタイトルは回避できた(汗)
だけど僕の中で何かが終わっていたよ。


スタッフ曰く、jajaは昭和のにおいがする、一家団欒
で食べるライスカレーの様だ・・・と
聞いてみるとありかもしれない・・・・けど
勝手に決めようとした事がNGだったんだな・・・




ジャケットデザインはシンプルに
jajaのメンバーを使って欲しいとアイデアを出した。
今なら、イラストレーターで具体的に
手の込んだ「こーゆうやつ」ってプレゼン出来るんだけど
その当時はイラストレーター持ってないからーーー

よって初めてロケバス借りて
都内でジャケット撮影したからね。
嬉しかったよーー
これがファーストアルバムだったらなーってホント思ったよ

中ジャケもメンバーの写真を使ってくれた。
僕の写真は石の階段に座って、譜面を見てる絵だ。
なぜ、この絵かと言うと
僕の大好きな井上陽水さんの「断絶」ってアルバムを
真似したのだ。
分かる人には分かるよねーーーー(笑)

このアルバムが発売されて、業界がjajaを見る目が
変わっていった気がするよ。
ある評論に「上手くなったjaja」(笑)て書かれたよ
(ある意味当たってる)
各地にキャンペーンに行くと、
行く先々で手ごたえがあったね。

ファースト・セカンド・サードの3枚のCD
順番に聴いていくと、
面白い様に成熟して行くjajaが、ありありと浮かんでくるよ。
今から買って聴いてみーーーー♡

さー明日は、初めてのライブアルバムだーーー