特攻の命令があった訳ではないのに
彼は何故英艦艇に体当たりを敢行したのか？
彼の最期の戦闘は1944年10月19日。
この年の3月に『ウ号作戦（インパール作戦）』は発動され、
7月には撤退している。
つまり、彼はこの時期、
シンガポール第一野戦補充飛行隊戦闘隊に在隊していた。
という事で、この本を読んだ。
英国にとってのインドというのは
国の存亡を左右するものだったようだ
確かに、地形や雨季による兵站の困難さから
「白骨街道」と称され日本は負けはしたが、
勝った筈の英国は、結局、植民地を全て失った。
作戦の検証は専門家にお任せするとして
生還できなかった魂を
「犠牲」ではなく
「大きな歴史に捧げられた命」としたい。
インパール作戦は
英国では「東のスターリングラード」とも、
呼ばれているそうな。