*セプテンバー・ソング September Song* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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もう明後日から9月。
それにしても9月…1年の3分の2が過ぎてしまいました。秋の日のつるべ落とし、秋の日暮れは随分早く感じますが、それは1年の時の経過についても言えそうです。
夏までは比較的ゆっくりと進んでいた時間が、9月を過ぎると急に速くなる。あっという間にクリスマス、年末が来て、新しい年が明ける。そんな感じです…

Oh, it’s a long, long while from May to December
But the days grow short when you reach September
When the autumn weather turns the leaves to flame
One hasn’t got time for the waiting game


ああ、5月から12月まではたっぷり時間がある
でも9月にもなると日々は短くなっていく
秋が来て、木々の葉が燃えるように色づくころには
もう待ってなどはいられない




そして、この時期になると、毎年この歌のことが頭に浮かぶ。

「September Song セプテンバー・ソング」

1938年のブロードウェイミュージカル「ニッカボッカ・ホリデー」の挿入歌です。作曲は「三文オペラ」の中の名曲「マック・ザ・ナイフ」で有名なクルト・ワイル、作詞はマックスウェル・アンダーソン



そして、この曲をテーマソングにし、この曲のイメージを基にして1950年に製作された映画「旅愁」(ジョーン・フォンテイン、ジョゼフ・コットン主演)で一挙に知られるようになった曲です。



3分15秒のところからジミー・ライドンが歌っています

この歌を単に1年の時の移ろいというのではなく、人の一生というスパンで捉えてみると何か感慨深いものがあります。9月…それは人生の秋の始まりということなのでしょう。そして1つ年を取るごとにその秋は深まっていく。そんなセンチメンタルな気分になってしまいます(笑)。

アンディ・ウィリアムズ、エラ・フィッツジェラルド、トニー・ベネット、次に何と言ってもこの人、フランク・シナトラ(1965年版)、そして最後にサラ・ヴォーンの歌でお聴き下さい。



September Song
When I was a young man courting the girls
I played me a waiting game
If a maid refused me with tossing curls
I’d let the old Earth make a couple of whirls
While I plied her with tears in lieu of pearls
And as time came around she came my way
As time came around, she came


まだ若くて、女の子を追い回していたころ
ぼくの作戦は持久戦だった
頭をツンと反らした巻き毛の女の子に振られると
老いぼれた地球に二回ほど周ってもらったものさ
その間、真珠の代わりに涙を使って口説いたんだ
すると時が巡り、その娘(こ)が手に入った
時が巡り、その娘はぼくのものになったのさ



Oh, it’s a long, long while from May to December
But the days grow short when you reach September
When the autumn weather turns the leaves to flame
One hasn’t got time for the waiting game


ああ、5月から12月まではたっぷり時間がある
でも9月にもなると日々は短くなっていく
秋が来て、木々の葉が燃えるように色づくころには
もう待ってなどはいられない


Oh, the days dwindle down to a precious few
September, November
And these few precious days I’ll spend with you
These precious days I’ll spend with you


ああ、日々は過ぎ去り残された日々はわずか
9月、そして11月
この残された日々を君と過ごそう
君と共にこのかけがえのない日々を


(ミスター・ビーン訳)

[メロディ―譜]




アンディ・ウイリアムズ


エラ・フィッツジェラルド


トニー・ベネット


フランク・シナトラ


サラ・ヴォーン


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