【選んだ理由】
 本屋でたまたま見かけて「考える技術」に興味を持ったため。


【内容】
 「書く技術」、「考える技術」、「問題解決の技術」、「表現の技術」ための方法論。基本的には「書く」ことに重きを置いた内容だが、各々について技術論が展開されている。
 
 著者は人間の思考をなぞる形式で書くことが重要と説く。書き手が頭に描いたイメージを言葉に変換し、それを読んだ読み手が書き手と同じイメージを描くことにより、効率的な情報伝達が可能となる。人間の思考はいわゆるロジックツリーを使用する。そのために、文章も同様の形式で書く方が読み手の理解が早まるとのこと。いかにして良いロジックツリーを作って行くかについて細かく解説されている。


【感想】
 コンサル出身の著者が書いただけあり、レベルの高い内容。一気に全て実践することは難しいが、少しづつ実践していけばかなり強力な武器となる。この本は技術論であるため、実践には考える技術・書く技術 ワークブック〈上〉、〈下〉による演習が必要か(まだやってないけど)。個人的には、「問題解決の技術」が一番有用だった。反面、期待していた「考える技術」についてはいまいちピンとこなかった。「考える技術」については論理学やロジカルシンキングの本で学習するのが良いだろう。まずはS,Q,C,A+ピラミッド構造の文章と、問題の定義方法あたりを実践していきたい。てっとり早く始めるなら、「表現の技術」にあった文章のスタイルを真似るところからかな。


* * *


Amazonのレビューにもあったが、いささか訳がわかりにくい部分がある。このあたりは改善して欲しい。

★★★★☆



考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則/バーバラ ミント

¥2,940
Amazon.co.jp

【選んだ理由】
日経の書評で見つけて興味を持ったため、購入。


【内容】
 ある結果を出力する際のコンピュータと人間の違いに焦点を当て、各々の得手不得手からコンピュータに代替される仕事について述べている。また、ホワイトカラーや子供の教育がどうあるべきかについても論じている。

 人間は単にパターンの暗記で解を選んでいるのではなく、たまたま知り得た経験の意味を理解し、全く異なるシーンに適用できる(一を聞いて十を知る)。これはコンピュータには苦手である。そのため、「一テラを聞いて十を知る」低レベルの知性が研究されている。つまり膨大なパターンを覚えさせ、判断を下すということ。結果的に人間が高度に考えた結果と同じ出力になればよい。 

 コンピュータは知識を蓄積したり、手順どおりの作業をしたり大量データから傾向をつかみとることが得意。つまり、暗記と計算とパターン認識を最も得意とする。一方で、脳の働きのうち、論理と言語を駆使して高度に思考し表現する仕事は苦手。また、人間の多くにとって容易な、見る・聞く・感じるなどの五感を使った情報処理も比較的苦手。

 コンピュータが得意なことは全て彼らに代替されてしまう。一方、人間にしかできないこととしては、まったく見かけも様相も異なる事象の中に共通項や意味を見出だし、それに対して理論を与える活動。

 この能力を鍛えるためには言葉に出さずにじっと論理的に考えて答えを出すことが重要。もっと重要なことは長時間かけて自然を観察したり、実験したりしながら物理や生物の仕組みや法則を体感して脳の中で概念構築を促すことが有効。


【感想】
 人間の思考パターンについての記述が非常に興味深い。人間の思考の特徴は、帰納と演繹のブレンドである。一般に、帰納の方が省エネルギーで済むため、放っておけばこちらを使うようになるらしい。確かにわかる気がする。なんとなくやってしまうことのなんと多いことか。論理的に考えているつもりでも、その思考はパターン化されていないか、常に問わねば。

 著者が述べているように、コンピュータは情報の収集、出力においては劇的に進化を遂げるだろう。求めている情報に精度良く、早くアクセスできるようになるはずだ。しかしながら蓄積された情報は人間が過去に行った結果である。未来は人間にしか創ることはできない。温故知新は人間にしかできないはずだ。真に革新的なものは言語化できない人間の能力から生まれる。そのようなものはごく一部の人間からしか生まれないが、論理的に思考し、さらに非論理的であってもアイデアを出し続けることが一人一人に課せられた使命だ。


◇
 数学を勉強したくなる良書。細野数学が懐かしい。この人の本をもう少し読んでみよう。

★★★★★




コンピュータが仕事を奪う/新井 紀子

¥1,785
Amazon.co.jp

ネットが発達した現在、このようなことは検索すればすぐに出てくる。
しかしながら、安易に答えに辿りつける反面、自分で考えることが疎かになってしまっている。
これではいかん…。
ということでちょっと考えてみる。


◇


戦略とは何か。

刻一刻と変わる状況の中で、目的を達成する方法。ビジネスにおいては、自分達の利益を増加する(競合に勝つ)方法。


戦略を考えるために必要なことは状況がどう変わるかを予測する能力。
敵の状況、自分達の状況、相手の戦略、自分たちや競合の武器など多くのを知った上であらゆる変化を予測することが必要。状況は年単位の時間軸で変化するし、大災害のような想定外の事態も起こりうる。

また、自分たちで変えられるもの、変えられないものも知る必要があるし、横から想定外の相手が出てきて競争のルールを変えてしまうかもしれない。


ソースのあいまいな情報はあるだろうし、きっと思い通りにはいかないし、厳しい判断を下す必要もあるだろう。


でも、考えているだけで面白い。
大局観を持ち、俯瞰することを習慣とせねば。

GWは戦略論を読んでみよう。
何がいいかな。


ざっくり言うと、以下の流れになるのか。
5までの道のりは長いだろうな・・・。


1.本を読んで理解する

2.実際に立ててみる

3.立てたものを納得してもらう

4.立てたもの通りに実行する

5.実行し、狙い通りの結果を得る
何かを選ぶということは他の選択肢を捨てるということ。


あれもこれも手に入れたい、ではいけない。
平安時代まで花見と言えば、梅だったらしい。
嵯峨天皇が花見を始めたんだと。

http://www.jishujinja.or.jp/kigan/en_mikuruma.html


週末は秀吉が花見大会を開いた醍醐寺へGO!
民主敗北、自民躍進 → 大連立 と予想。


谷垣さんは否定していたが、重鎮にも容認論があることから実現されるのではないだろうか。
こういう非常時は安定感が重要。
地方議会では自民優位のところが多く、人々の要求も高いのでは?


政争にかまけている時間はない。


小泉さんは連立に否定的らしいが、わかる気がする。


小泉さんはリーダー、谷垣さんはマネージャーかな。
マネージャーは代わりがきくが、リーダーはきかない。

◇

有事なのはわかるが、税と社会保障の改革は先送りすべきではない。
【選んだ理由】
職場の先輩が鬼十則について話していた。その後本屋で見つけて思い出し、購入。


【内容】
 電通での「鬼十則」、「責任三カ条」について著者が自身の経験から解釈を加えた内容。
各々に具体的なエピソード、我々が実践するべき事柄について記載。

(鬼十則)
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

(責任三カ条)
1. 命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまではこれをなした者の責任である。その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。
2. 一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。一を聞いて十を誤る如き者は百害あって一利ない。正に組織活動の癌である。削除せらるべきである。
3. 我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。我々の仕事は突けば血を噴くのだ。我々はその日その日に生命をかけている。


【感想】
 著者も言うように、これは各人解釈が異なるだろう。解釈の方向、深さ、実践するか否かで大きく差がでる。今、10年後、20年後にこれらについてどれだけ自分なりの意味を加えることができるか、それが重要だ。そのためには、当事者意識を常に持ち、自分ならばどうするか常に考えることが必要だね。
どれも心に響く。


◇
 こういう本を読んで、「ほー」で終わるか、明日からこれを実践してみようとなるか、実際に実践でき、成長できるか。

★★★★☆




ビジネスで活かす電通「鬼十則」 仕事に誇りと自分軸を持つ (朝日新書)/柴田明彦

¥735
Amazon.co.jp

知識を増やすのはいい。


しかしそれに囚われ、思考停止してはならない。


なぜ?どうなる?本当?


常に問い続けろ。


上辺を知っただけで知った気になってはならない。
「紳士靴を嗜む」を読んでいる。
熱い。


服飾とは何か、靴とは何か、なぜ生まれ、どのように発展してきたのか。
装うだけでは駄目だ。



身につけるものに対する思索が必要。
歴史的背景や構造を知らなければならない。


本物であれば尚更。