いきなり真冬になっちゃいましたね。私の住む地方では、最高気温が1月下旬並みなんだそうで…
ここまでいきなりだとベランダ工房での作業は無理(急激すぎて体が寒さに慣れません)。
副鼻腔炎が完治してないこともあり、模型はお休み中。
…ていうわけで、ちょっとヒマなもんで、この間のラリーの参戦記でも書いてみますか。
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大変に久しぶりな今回のラリー。
実は各地区の上位選手が集まって、どの地区が一番速いのか決めちゃおうじゃないかというお祭りラリー。3年前から開催されております。
今年は地元での開催となって、オトト君と喜び勇んで参戦!

スタート会場とオーガナイザーは今年の全日本と同じ。ただしコースはオールターマックの全日本と異なりオールダート(グラベル)の設定。この山のダート林道はヤバイんだけどなぁ…。
さて我々が悠々と会場に到着した頃には、すでに前泊連中を中心にサービスパークが設営されてまして…
おう、なんだかインターナショナルなクルマがおる↓

そのクルマの運転手である世界のA井選手と、同じく世界のN田原選手までいるじゃない。

A井選手はゼロカー。N田原選手はデモラン。さらに二人によるドライビングレッスンや同乗体験まであるという…なんだか大きな大会だなぁ。
さてさて受付を済ませて、車検を受けてたら、ドライバーズブリーフィング。
競技長によるコース説明の後、ベテランナビのMさんによるリタイヤ時の作法のレクチャーがありまして。地方ルールで意外と作法に差があるので、そのへんを統一しておこうということなんですね。
後続車の止め方とか、合図の方法とかのレクチャーのあと…
Mさん「えーとですね、このラリーはゴール後の懇親会(宴会)が主目的です」
我々「笑」
Mさん「宴会のスタートが遅れるのでSSでリタイヤしてもクルマもクルーもラリー終了まで回収しない!そうです(同じ林道を何度かSSで使用するので、回収してたら時間が押す)。ですからリタイヤしないようにね!」
我々「どよどよ…ざわざわ…(汗」
林道SSは夕方から夜にかけて走行。そんなとこでリタイヤして放置プレイされたら、寒いよ~暗いよ~ひもじいよ~、ってなりますわな。夜は雨の予報だし。
お祭りだし、マジ完走目標ですねぇ。
そして正午からスタートであります。

スタートしてそのままスキー場内の約1.3キロほどのSSを2回下見します。レキなわけですね。下見後に1CPにイン。先ほど下見したスキー場のSS1となります。
SS1のスタートを待つ各車↓

ちょっと待ち時間があって、横に並んだ前ゼッケンの大分ナンバーのシビックの運転手と談笑。余所の地区のクルーと楽しくコミュニケーションできるのもこういうラリーの醍醐味ですね。
やがてゼッケン1番がスタート位置に着くと我々もメット被ってシートに収まります。ふと先ほどのシビックを見ると、運転手氏が凄い気合いの入った顔でシートに座っています。やる気満々やねぇ。
一方ウチはお気楽ムード。だってたった1キロくらいのSSで頑張っても差なんてあんまりつかないんですもん。死ぬ気で走ってライバルに2秒勝ったとしても(ここは3回走るので計6秒)林道でちょっとミスしたらあっと言う間に無くなっちゃうマージンです。それにここはスキー場の管理道路を使っていて、アップダウンも激しくて、ハッキリ言ってキケン。そもそもギャラリー観戦用に設定したステージなのは見え見え。抑えるのが正解でしょう。
さあスタートです。
最初の300メートルは舗装。やたらと狭い道を抜けていきます。
あれ、少しだけどオトト君上手くなってるね。結構踏んでるじゃん。
ダートに入って、リフトの横を抜けて、さあここからギャラリー区間だぜってとこでコース脇のオフィシャルが両手を上下に振ってる。「ゆっくり走れ」だぁ?知るかよ行け行け! って思ったらもう一人のオフィシャルが両手を頭上で交差させてバッテンの合図。「止まれ」だと。仕方ない止まるか。
窓あけて。
わし「何なの?」
オフィ「この先でクルマが転倒してる」
わし「…で、どうするの?」
オフィ「…ゆっくり行って」
わし「通れるの?。…オトト君、いこか」
でその先の右コーナーを抜けたらコース脇に先ほどのシビックがボコボコになって周囲に部品をまき散らして止まってます。1分前に転倒したてのホヤホヤw。
ありゃー。やっちゃったか。右コーナーでインの土手に引っ掛けちゃったんだろ。きっと頑張りすぎたな(後で聞いたら3回転横転して着地したそうで。まるで西部警察の雑魚パトカーみたいだったようですw)。
でもコースは通れるじゃん。なんで止めるんだよ~!
そのままゴールして、近くにいた大会役員を捕まえてオラオラ言ってとw
さて一時スキー場を出て、林道コースの下見走行です。
長くなったので続く。