第四回 秘薬


こんにちは。
大阪難波のBar、jack's innの為一です。

今回紹介するのは、シャルトリューズ(Chartreuse)です。





まずシャルトリューズの紹介をする前にリキュールとはどういう経緯で生まれたのか、簡単にご紹介致します。

リキュールと言うものは、そもそもスピリッツに薬草等を配合し、生命維持の秘薬として生まれました。

中世、錬金術師達が賢者の石精錬の試みのなかで、偶然に現在の蒸留技術の基礎を見いだし、その技術によって生命の水(アクア・ヴィテ)という名の霊酒、つまり蒸留酒を作り出します。
そして、錬金術師達の一部に、生命の水を越える代物を作り出そうという者が表れます。
彼らは生命の水に薬草等を加える事によって霊酒としての効果を高めようとした、、、
それがリキュールの発祥であるとされています。
(長くなるので内容はかなり省いています)

シャルトリューズも例に漏れず、1605年アンリ四世の宮廷に不老不死の秘薬としてその製法が伝えられたとされています。

しかし、この当時のパリではシャルトリューズ製造に必要な薬草が入手困難であり、作られる事はありませんでした。

そして時は巡り、1764年フランス、グルノーブル山中のラ・グランド・シャルトリューズ教会にその製法が伝わり、そこの修道士ジェローム・モーベックがついにシャルトリューズ(ヴェール)の製造に成功しました。

そして更に時は巡り、1838年、同修道院の修道士プルーノ・ジャケにより、薬草味を抑え、まろやかな味わいにしたシャルトリューズ(ジョーヌ)が開発されます。

以上がシャルトリューズ発祥の経緯であります。

現在でもシャルトリューズは製造されていますが、その原料や配合の方法は秘密であり、それを知るのは三人の修道士だけらしいですね。

また、シャルトリューズには通常生産品のヴェール、ジョーヌの他にもたくさんの種類があります。

それらの紹介はいずれまた。



シャルトリューズ・ヴェール


原材料 薬草の類、約130種(内容不明)

原産国 フランス

アルコール度数 55度

エキス分 23%



シャルトリューズ・ジョーヌ


原材料 薬草の類、約130種(内容不明)

原産国 フランス

アルコール度数 40度

エキス分 33%



さて味はというと、ヴェールはハーブ香・味が非常に強い。

新品のものだと開栓した途端にハーブの香りが漂うほど。

ジョーヌに比べ甘味は少々抑えられている(と言っても甘いのだが)ので、僕的にはこちらの方が好みだ。

しかし、薬草系が苦手な方にとっては”しんどい”お酒であろう。


ジョーヌは美しい黄色と蜂蜜の様なとろりとした甘味からリキュールの女王と呼ばれている。

味はまさに蜂蜜を飲んでいるかの様な強烈な甘味が目立つ。

ハーブ香・味は抑えられている様で、癖はこちらの方が少ないと言えるだろう。

ヴェールに比べ使用されている薬草・ハーブの数が少ないとか、以前聞いた気もするが・・・。

その辺りは改めて調べた後加筆する事とする。




シャルトリューズを使ったオススメカクテル



    アラスカ(Alaska)


    ドライジン 5/6

    シャルトリューズ・ジョーヌ 1/6


    材料全てをシェーカーに入れた後、シェークしカクテルグラスへ注ぐ。

    アメリカ合衆国最北端、アラスカ州の光景をイメージ作られたと言う。

    ジョーヌは非常に甘味が強いので好みによって調節すると良い。

    また、レシピのシャルトリューズ・ジョーヌをシャルトリューズ・ヴェールに替えると、グリーンアラスカ(エメラルド・アイルとも)になる。



    シャルトリューズ・トニック


    シャルトリューズ・ヴェール 45ml

ライム果汁 適量

    トニックウォーター 適量


    タンブラーにシャルトリューズを注ぎ、好みの分量だけライム果汁を搾りいれる。

    氷を入れた後、トニックウォーターを注ぎ軽くステア。

    暑い時期にはぴったりの爽快カクテル。




不老不死の霊薬と呼ばれた酒、その効果の程に期待しつつ、今夜一杯いかがでしょうか?




少し宣伝なのですが、僕が勤めている大阪難波 BAR JACK'sInn が四月よりHAPPY HOURを始めました。

と言っても、木曜日~日曜日だけですが・・・・(^▽^;)

営業時間の15時~18時まではNO CHARGEでお楽しみ頂けます。宜しければ是非。