デヴィッドホックニー展 | 軽井沢邸便り

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雑木林の庭と夏には薔薇や百合が咲く庭を紹介しています。北欧インテリアや食器(イッタラ、アラビアなど)、プチ旅行などの紹介も。

二回目の清澄白河です。

 

 

デヴィッドホックニー展もマティス展同様、宣伝はすごいですね。

 

なぜデヴィッドホックニー?と聞かれたらこう答えるでしょう。

 

学生のころホックニーのプールの絵を見たことがあるんです。

 

 

一度見たら忘れられない特徴のある色彩と構図がとっても私の印象に残っていて

 

、いつの間にかホックニー大好きになり、展覧会来ないかな、とずっと思っていたのです。

 

私が好きだったのはこのプールの絵ではありませんでしたが・・・・

 

ホックニーはよくプールの揺らめく光と水を描いています。

 

下のは初期のころの画集です。この表紙、懐かしいな、本棚のどこかにある気がする・・・

 

 

ホックニーの絵の特徴の一つにダブルポートレートがあります。

つまり、二人の人を一枚の絵に描くんですね。

 

 

 

 

これは春の到来というシリーズの絵で、今回のポスターにもなっているので皆さんご存知と思います。

これはすごい巨大な絵で、何枚ものキャンバスをつなげてあります。

 

ホックニー美術の特徴の一つ、視点の分解。

 

つまり本来だと一枚の絵に消失点はひとつなんですが、(遠近法で最後はかならず遠くの一点に

 

結ばれる)ホックニーのは右にも左にも上にも消失点が複数存在するんですね。

 

消失点が一つだとみる人は常に真正面から見なくてはならず、しかし現実には

 

景色などは真正面からみるだけではないわけですから複数の消失点があっていいはずだ、と考

 

えたのだそうです。

鑑賞する目の動きに合わせて焦点が変わる絵画を追求したのがホックニーでした。

 

 

そういわれてみると面白いですよね。

 

 

全長90メートルにもわたる巨大な作品はiPadをフル活用して仕上げたもの。ドライブしていて景

 

色が次々と変わるような感覚でした。また景色だけでなく時間軸も変わります。春から夏、秋の紅葉、雪景色と次々に変わっていくのです・

 

 

 

 

 

 

 

 

1階の決められたゾーンのみ写真撮影がOKということでしたので

 

ホックニーの作品群でもっともっと紹介したいのがあったのに残念です。

 

 


これは不思議な絵です。左右にホックニー本人が座って絵画を眺めているのですが、

 

その絵画はどれもおなじテーブルクロスなのに影が出来ている方向が違っています。

 

ホックニーは人物はすごく精巧に描くのになぜか花の描写はシンプルなのです。

 

色々な美術展やっていますが、巨大絵画が複数点みられることと、

 

明るく元気をもらえるビタミンカラーが多いので是非行かれることをお勧めします。

 

清澄白河今回はカフェには寄らずに高島屋新宿店に行ってきました。

ガイアの夜明けで少し前にカインズと東急ハンズが合併して新店舗が新宿高島屋に入ったという番組をみたので興味深々でした。

洋服売り場はもう秋物。そちらよりハンズの売り場はたくさんの人で賑わっていました。

 

 

最後にオーディブルの話。

 

本好きの下克上、はまっています!

 

これを読むと商売とはこういうものだ!とか人間関係はこうするとうまくいくよ、とかそういうことも学べる気がします。学んでいます。

ものがない中世の昔で現代の日本からタイムスリップしてしまった主人公のマイン少女がどのようにして紙を作り、髪をサラサラにするシャンプーを創り出しそれを販売するか?

見ものですよ!