言語脳科学、脳機能イメージングの専門家である酒井邦嘉氏をゲストに、

AI が人々に与える影響について議論している回。

 

仕事でもAIなしに語れなくなってきている。

そして、自分でもさまざまな局面でAIを使っており、

作業が短縮できている実感がある。

 

しかし、これまで時間をかけて思考していたことを、

すぐにAIに頼るクセがついてしまっていて、

貧弱だった自分の思考力が、さらに貧弱になっているような危機感をちょうど持っていたところだった。

 

酒井氏は、そうした危機感を改めて、この回では警鐘を鳴らしてくれているだけでなく、

学校や子供に与える悪い影響を中心に語ってくれている。

印象的だったのは、人間は脳の機能をまるで解明できていないので、

「生成」AIと名乗らせて、あたかもすべてを理解し、

信頼できる装置として扱おうとすることに、大きな危険性が孕んでいることを指摘していること。

生命や宇宙を含めて、確かに人間にわかっていないことはまだまだたくさんある。

その探究は結局、人間が思考することでしか進められないだろう。

 

考える、疑う、想像する、創造するといった人間として重要な営みを、

AIに惑わされずに、自分で養っていく、積み上げていくことが大切である。

 

「コスパ」「タイパ」の観点だけで、AIに頼ってはいけないし、

何が人間として生きるのに大事なのかに立ち返ることの重要性を再認識させてくれた。