普段、この手の本はリストに入ってこないのだが、確か椎名誠の本で、
Stephen Jay Gould (著)「The Panda's Thumb(パンダの親指)」が紹介されていたのをきっかけに本書も目に入り、
オーディブルで聴いてみた。
さまざまな植物にまつわるエピソードが紹介されていて、
そうだったのかと思わされるような植物界の現象ばかりだった。
ただ、間を空けて聞き直したりしたものだから、
そのせっかくのエピソードをほとんど覚えていない。
結局、いろんなエピソードを総合すると長い生存競争で、
強くあろうとしたり、得意なところにポジショニングしたり、
ニッチなところをみつけて生き残ろうとしたり、
はたまた変化に対応しようとしたりなど、
そうしたしぶとさを、こうした植物から学べるということだと思った。
具体的なエピソードを覚えていないと意味がないような気がするし、
もう一度読み直すか、同著書が書いた『世界史を大きく動かした植物』を読みたいと思った。
