久しぶりにNHKオンデマンドにアクセスし、
お気に入りの「100分de名著」を眺め、まだ観ていなかった「ねじまきクロニクル」の回を選択。
ロシア文学の専門家である沼野充義氏が講師役。
なぜロシア文学者なのだろうと思ったが、
どうやらカバー範囲がロシア文学に止まらない人らしく、
同氏の解説がとてもよかった。
どの時代背景に問題意識をもっていた頃に、村上春樹が書いたものだろう。
本書の出版が 1997年。
1995年にはボスニア紛争や阪神淡路大震災があり、そういったことにも影響されたのだろうか。
世の中の不条理と付き合いながら生きざるを得ないというメッセージを打ち出そうとしていたのだろうか。
井戸を通じて、時空や国を行き来する。
その度に、世に潜む悪や闇が常に付きまとう。
そして、その悪や闇がなんなのかを問うている。
不思議だし、難解な印象を受けた。
理解を深めるために、本あるいはオーディブルで読みたい。
本当に理解が深まるのかは自信がないが、、、
ちなみに沼野氏のコメントがよかったものだから(自分をその気にさせてくれただけでも名解説者だ)、
同氏の書籍(世界文学の解説本)を何冊か大人買いした。

