第三巻もなかなかハラハラする展開で面白かった。

医療や法律といった専門的な領域に踏み込んだ内容になっており、

自分も素人なのでその妥当性を判断できるわけではないが、

著者の調査や勉強量には感心させられる。

 

裁判の判決は予想通りというか、そうならざるを得ない結果だったが、

裁判長の「学問に対して絶えず真摯であることと、人間として立派であることの二事に尽きます」

というコメントで締めくくられる判決文に対する財前の捉え方が印象的だった。

 

財前自身、それなりにダメージは受けているものの、反省している様子はない。

こうした人物は現実でも見かけることがあるが、

そうなるべきではないと感じると同時に、最終的には神が微笑まない存在であってほしいし、

実際にもこのような人間が痛い目を見る仕組みになっていると信じたい。

 

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