先日オーディブルで聞いた『財務3表一体理解法』に続けて、本書もオーディブルで聞いた。
やはりこの手の本は実際に読むべきだと思いつつ、惰性で最後まで聞いてしまった。
そのせいもあって、内容があまり頭に入ってこない部分も多かったが、
最近あまり触れる機会のなかった財務指標の感覚を少し思い出すという意味では、
それなりに有意義だったかもしれない。
- 会社分析の重要指標
- 「ROE」「レバレッジ比率」「総資本回転率」「当期純利益率」の4つ
- 株主の投資が効果的に活用されているかを判断する指標
- ビジネスでは利益が重要だが、株主にとっては投資対効果や配当が重視される
- キャッシュフローの観点も決算の重要ルール
- 会社の健全性を測る指標として利益剰余金や負債比率も重要
- 財務諸表(BS・PL)を棒グラフ化し、経年比較・競合比較を推奨
- 分析の着眼点
- 各指標は業界平均や経年比較と照らし合わせないと適切な評価ができない
- 業界特有の収益構造やPL/BSの形を理解した上で経営の効果を判断する必要がある
- 各指標の補足
- ROE:当期純利益が純資産に占める割合を示し、キャッシュ創出能力を評価
- 流動比率:返済不要な手元資金の割合を示し、配当や投資余力を測る指標
- 総資本回転率:資産を活用してどれだけ売上を生み出しているかを評価
- 利益剰余金:利益を貯蓄し、堅実な経営ができているかを判断する指標
- 「デュポン・モデル」をベースに考える
- ROE(自己資本利益率)は事業全体の効率を評価する指標
- ROEは「財務レバレッジ」「総資本回転率」「当期純利益率」の掛け算で算出
- 事業を3つのフェーズに分けて分析:
- 資金調達(財務レバレッジ = 総資本 ÷ 自己資本)
- 資産を売上に変える(総資本回転率 = 売上高 ÷ 総資本)
- 売上を利益に変える(当期純利益率 = 当期純利益 ÷ 売上高 × 100)
- 財務レバレッジは高いから良い、低いから悪いとは言えず、経営姿勢を示す指標
- 企業の効率を測るためにROEの各要素をチェックすることが重要
- キャッシュフロー分析から経営戦略を読み取る
- キャッシュフロー計算書(CS)で、会社の現金収支と経営戦略がわかる
- CSは「営業キャッシュフロー」「投資キャッシュフロー」「財務キャッシュフロー」の3つに分かれる
- 各キャッシュフローの増減パターンから企業の状況を判断できる(8通りの組み合わせ)
- 例)三菱自動車のCS分析:
- 設備投資は毎年600~900億円
- ある年は資産売却で投資CFを抑制
- 借入金の返済を継続し、自己資本比率を高める経営方針
- 財務諸表の限界を知る
- 財務諸表だけでは企業の戦略や将来の展望を正確に把握できない
- 例)2000年代初頭のスバル(不調)とシャープ(優良企業)が現在は逆転
- 不正会計や粉飾決算を財務諸表から見抜くのは困難
- 在庫や売掛金の水増しなどは、実際のデータ確認が必要
- 財務諸表は「企業のすべて」を示すわけではないが、経営方針や財務状況を知る手がかりになる
