以前、「ビートルズのUS盤はそのまま聴くと音がイマイチだが、イコライザーカーブをキャピトルカーブにすると音がUKに負けなくらい良くなる」という評価をみて、気になってLUX LXV-OT10を購入し試して、その音質に驚いたことをブログに書きました。

特に、この「レット・イット・ビー」のUS盤の音が、イコライザーカーブでの違いを一番感じたレコードです。是非イコライザーカーブを調整できる装置をお持ちの方に聴いて頂きたい1枚です。



手元に2枚のUS盤があります。1枚は20年以上前に購入したもので、もう1枚は昨年ヤフオクで落札した物です。

気になったのは「レット・イット・ビー」のUS盤には、リプロ盤(ブートレッグ盤)という海賊盤の一種も横行しているらしいのです。

調べてみたところ、センターレーベルの外側に"Phil+Ronnie"と手書きで彫られている物は正規盤で間違いないらしいです。



手元の2枚の共に"Phil+Ronnie"と書かれていたので、取り敢えず安心しました。

2枚での違いは、1枚がセンターレーベルの"Maggie Mae"のクレジットが「P.D. (public domain)」となっているて、もう1枚には「P.D. arr. Lennon, McCartney, Harrison, Starkey」とあります。

ファースト・プレス

セカンド・プレス

これも調べてみると、「P.D. (public domain)」が、ファースト・プレスらしいです。

セカンド・プレスになると「P.D. arr. Lennon, McCartney, Harrison, Starkey」となるそうです。

レコードの重さは、ファースト・プレス盤の方が重く厚みがあります。


さて、肝心の音質ですがトータル的にファースト・プレス盤の方が高音質に聴こえます。重心が低く高低のバランスがいいです。各楽器の分離がよく、響き余韻が自然に聴こえます。

セカンド・プレスの方は、ギターが少し前に出てきて一見良く聴こえますが、楽器の分離が若干悪く重なって聴こえる箇所がありました。

とはいえ日本盤に比べれば、どちらも彫りが深く、メリハリが効いたパンチのある音です。

"I Dig A Pony" "I've Got A Feeling"などは、ガツンとした音で、"get back"では、ビートルズのライブ感溢れる音が満喫できます。


今回の試聴はFidelix社 フォノカーブ・アジャスター PCA-25で行いましたが、US盤「レット・イット・ビー」では、LUX LXV-OT10の方が全体に太い音でキレがあり、インパクトがありました。

本当にイコライザーカーブの設定は大事だと感じますね。