US盤のレコードに関しては、イコライザーカーブの調整で殆どが音質改善出来るようになりました。

ところが国内盤を聴いていて、イコライザーカーブが違った時のような現象が起きました。

中島みゆきさんのレコード「臨月」を久しぶり聴いていて、1曲目「あした天気になれ」を聴いていて違和感を感じたのです。



ギターとドラムが前に来て、ヴォーカルが引っ込んで聴こえます。
これはコロンビアカーブのレコードをRIAAカーブで聴いている時の音に似てます。でも、国内盤は間違いなくRIAAカーブで録音されているはず。

最近、イコライザーカーブでRIAAカーブとコロンビアカーブ、AESカーブ、NABカーブ等を切り替えて聴いていたこともあり、高低のバランスやヴォーカル、楽器の音の出方が気になるんですよ。


ふと、20年以上前の出来事を思い出しました。
オーディオ仲間に中島みゆきさんの大ファンの人がいて、他のレコードに比べて中島みゆきさんのレコードの音が良くないと相談されたことがありました。



オーディオ仲間が集まって、いろいろ話し合いながらカートリッジやケーブルを交換したりして試聴を繰り返していましたが、これだという解決策は出ないでいました。

そこに耳が大変よい友人の住職が来て、「これって、逆相じゃないの?」と言うのです。

試しにスピーカーの+ −を差し替えて聴いてみたら、ちゃんとしたバランスで聴けたのです。

その後は、中島みゆきさんのレコードを聴く時は、カートリッジのリード線を+ −差し替えすることで不満無く聴くことが出来るようになりました。

しかし、その後金田式電流伝送フォノイコライザになってからは、カートリッジにトランジスタを取り付けていたこともあり、そう簡単には外せなくなりました。

トーンアームに取り付けていたトランジスタ


なので、中島みゆきさんを聴きたい時はCDをリッピングした物を聴くようになってしまいました。

そんなことがあって、逆相のことはすっかり忘れていました(^.^;


ただ、これには個人差があります。
市販のアンプを使い、電源ケーブルやRCAケーブル、スピーカーケーブル等の極性を気にしない人は、正相と逆相が中和?されて逆相の影響に気づかないかもしれませんね。

私の作った真空管アンプを使い、ケーブル類も極性を指定して使って頂いてるオーディオ仲間は、逆相のレコードは良い音では聴くことが出来なかったわけです。

私の作る真空管アンプ、金田式アンプの内部は、フィルムコンデンサ、抵抗、内部配線も極性を合わせあります。極端な箇所ではヒューズの方向性も確認して取り付けていました(笑)

たまたま矢印を書いた物があったので

ここまで極性や方向性を合わせて行くと、正相では高音質になるのですが、逆相の音源を聴くと違和感を覚えるのです。

レコードでは、中島みゆきさんと同じレーベルである山崎ハコさんのレコードも逆相だったと記憶してます。

中島みゆきさんのレコードを聴いた時に感じた、コロンビアカーブのレコードをRIAAカーブで聴いた時に似ていることをヒントに、イコライザーカーブを調整して実験をしてみることにしました。



コロンビアカーブではヴォーカルが前に出てくるのですが、逆にギターやドラムの音が奥に引っ込み過ぎる感じになりました。

結局、いろいろ調整してみた結果、NABのポジションが一番バランスが取れている気がします。
これからはレコードを聴いて違和感を感じたら、イコライザーカーブで調整して見るのもアリかなって思いました。


ネットで検索してみると、やはり逆相のレコードは多数存在するようです。

やはり逆相の存在を知っていて、対策をしているメーカーも存在しています。

※ソウルノート/E-2 フォノ・ステージには、位相インヴァート機能の搭載(XLR バランス出力使用時)XLRバランス出力のHOTとCOLDを入れ替えることで、イコライジング特性だけでなく、逆位相の疑いのあるレコードに対しての対応を可能としましたと説明書に書いてます。

ソウルノート/E-2

まだレコードの場合は、カートリッジのリード線を+ −を差し替えればいいのですが、CDの方が逆相が多いとも書かれていたので、CDの場合がスピーカー端子での+ −を差し替えで対応するのでしょうかねー?