メインシステムは高域をJBLの2インチドライバー2450Hで、低域をJBLの38cmウーファーME150Hを使ってマルチアンプで鳴らしています。
MMカートリッジ 中電 MG-36BPHを導入して機嫌よく聴いていたのですが、ボリュームを上げると低域が膨らむ感じでヴォーカル帯に少し被るのが気になりました。
低域用のEL34シングルアンプは全てMullardで統一しています。
前段 Mullard ECC83/CV4004
出力段 Mullard EL-34
整流管 Mullard GZ-32
単体のアンプとして聴くには問題なく聴けるのですが、低域用として使うとなると高域用WE349aシングルアンプとのバランスや相性もあり、中々すんなりとは収まりません。
以前、高域用WE349aシングルアンプの前段をMullardからBRIMARのECC82に交換したことで、細部の音が鮮明になったことを思い出しました。
そこでEL34アンプの前段の真空管を交換してみることにしました。
候補をTELEFUNKENのECC83/CV4004と、BRIMARのECC83/CV492に絞ってヤフオクで探していたらTELEFUNKENが運良く手頃な価格で落札できました。
ビンテージ品ダイヤマーク有りです。偽物が結構あるので、構造や特徴を良く調べてから落札したので、たぶん本物だと思います(^.^;
さて、試聴するレコードは最近よく聴く、荒井由実さん「ミスリム」です。
バックの演奏が明確に聴き取れますので確実に良くなってますね。特に低域が改善されたお陰で、ヴォーカルとの絡みがスムーズになりました。
しかしボリュームを上げて聴いていると、高域がキツく感じるようになり耳が辛くなって来ます。
高域用の WE349aシングスアンプとの音質には違和感はないので、アンプの下に敷いてある御影石を外してみることにしました。
結果、高域のキツさは抑えられて聴きやすくなりました。低域は量感が減りましたが、見通しが良くなり細部の音が聴き取れるようになりました。
取り敢えずバランスが取れているようなので、暫くはこの状態で聴きたいと思います。
B面の1曲目「あなただけのもの」では、イントロのドラムの音が格段に良くなりました。重心が下がり、音がスパッと抜けて来ます。
続けて入るサックスの響きがとてもリアルです。
時々、ハッとするようなリアルな音がして驚かされます。
その後、いつも試聴の時に聴く 山下達郎さんの「アルチザン」や、竹内まりやさんの「denim」を聴きましたがいい感じです。
「denim」は本当に音質がいいですね。曲も良いのでお勧めです。
高域と低域の繋がりがスムーズになったのが、一番の成果ではないでしょうか。より自然な表現が出来るようになった気がします。
ヴォーカルの表現力が上がったからでしょうか、歌詞の情景が浮かんで来ます。
真空管アンプの前段を替えただけでバランスが変わり、高音部と低音部の質の違いが発生しました。
結果的にかなり良い方向に修正されたと感じています。一つ間違えればバランスが大きく崩れてしまう可能性もありますが、そこはオーディオをやっている以上避けては通れないところですね。
TELEFUNKENのダイヤマークの評価が高いのが分かる気がしますね。確かに凄い真空管だと感じました。
それと中電のMMカートリッジ MG-36BPHが本領を発揮して来た感じです。解像度があって空間が広く、高域もよく伸びているし低域も十分低い所まで再生できていると思います。
特にベースの音が気持ちいいぐらいグイグイ来ます。全体的に生き生きとした元気の良い音なので、ロックやJazz、アコースティック系の音楽が楽しく聴けます








