エージングも70〜80時間程進み、音のまとまりが良くなり細かい音も出て来るようになって来ました。ところどころにハッとするような生々しさを感じさせてくれます。


シンEL34シングルアンプの実力が徐々にではありますが本領を発揮し始めてると実感出来るような音になってきました。



そうなると現時点での実力がどれぐらいあるのか知りたくなるわけです。ちょっと気が早いかも知れませんが・・・・

我慢できずにメインシステムの低域用のEL34シングルアンプと入れ替えてみることにしました(^.^;

アンプ単体の音を比較するため、今まで低域用に使っていたEL34シングルアンプをサブシステムに繋いで、今回作ったEL34シングルアンプと聴き比べてみたいと思います。

低域用に使っていたEL34シングルアンプ


試聴した曲は先程までエージング用として流していたニッキ・パレットさんで「Yesterday Once More」です。

JBL 4312XPをバランスのいい音で再生していると思います。ヴォーカルの質感もいいのですね。しかし比較してみると、そこには確実に差がある事が分かってしまいます。

ニッキ・パレットさんで「Yesterday Once More」


真空管は前段がTerefunnkenn ECC83、出力トランスがMullard EL34、整流管がMullard GZ33と殆ど一緒です。パーツの大半も同じ物を使用しているのですが、出力トランスは同じ人によって製作された物でですが、こちらはアモルファスコア製です。あとカップリングコンデサーがムンドルフではなく、「Dynamicap(ダイナミックキャップ)」です。

そんなに差はないのではないかと思っていましたが、実際聴き比べてみると想像以上の差がありました。

そう考えると出力トランスとカップリングコンデサーが、いかに音質に大きな影響を与えているかがハッキリした形で確認できたことになりますね。


シンEL34はメインシステムでは、一体どんな音を出してくれるのか楽しみです。

同じニッキ・パレットさんのアルバムで比較してみました。





中域〜高域の繋がりがスムーズで濁りがないのに驚きました。今まではマルチシステムの周波数のクロスするあたりで、曲によってはしっくりしない部分があったのですが、それが感じなくなり実にスムーズなのです。

特に凄いなと感じたところはヴォーカル付近や、その後ろ側の演奏が被ることなく前後に綺麗に分離して聴こえるんですよ。

これは期待が膨らみますね(^^)


今度はレコードでの試聴をしましょう。 山下達郎さんで「FOR YOU」リマスター盤です。これは高域が硬質に聴こえていたのですが、どうでしょうか?



イントロのギターのカッテングの音の綺麗さに驚きました。重心が下がって聴こえますね。ヴォーカルの質感も違和感がなく伸びやかですね。

硬さは感じられますが、耳に刺さるとか辛くなるようなことはない適度な硬さに治まってます。キレがあって金属的な響きがあるのに、耳障りな音にはなってないです。


続けて山下達郎さんで「アルチザン」



「アトムの子」のドラムの低域の連打が、いとも簡単に淀みなく明解に分離して出てくるではありませんか。

あれ程音が被らないようにと苦労していたのに、いとも簡単に再生してくる音にビックリです。
「さよなら夏の日」では、ゆったりとした広い空間と低い低域のバランスが丁度いい感じで聴けました。



「ターナーの機関車」では迫力ある締まった低域と伸びのある達郎さんの声が最高にカッコよくて感動です。

続く「片思い」では沈み込む低域が良く再生されていると感じました。ただ欲をいうと、最低域の部分がもう少し重く出てくれたら完璧です。ヴォーカル等の重心自体は下がっているので、これはエージングによって解消されることに期待することにします。



今回作ったEL34シングルアンプには、ファインメットコア出力トランスの他にも今まで使ってきた信頼出来る高音質なパーツを投入したこともあり、想像を超える音質になったのだと思います。

それと高域用のWE349aシングルアンプにもファインメットコア出力トランスを使ってることが相性の良さに繋がった可能性ありますね。

さらにエージングが進んで、より安定した音質になって行くことを願っております(^^)