今回は idefender+ a aを使って、レコードをDSD録音して比較したいと思います。 


現在は KORG DS-DAC-10RでDSD 5.6MHz録音をしています。KORG DS-DAC-10Rは電源がバスパワーなので、オーロラサウンドのBusPower-Pro2に外部電源を供給して使ってます。 




 今回は USBケーブルに idefender+ a aを接続して、KORG DS-DAC-10RでDSD録音したものと、USBケーブル直接で録音したものでの比較をしたいと思います。 


 録音したレコードは山下達郎さん「RIDE ON TIME」で、下記の3種類で録音して比較したいと思います。 




 ①USBケーブル直差し 

②オーロラサウンド BusPower-Pro2③idefender+ a a 



結果は CDをリッピングした時ほど大きな差はありませんでしたが、確実に音質の違いはありましたね。 




 ①パソコンから直接USBケーブルでKORG DS-DAC-10Rに接続した状態ナチュラルで鮮度が良く、生き生きして聴こえます。 

ヴォーカル等の質感もよく、空間も広く感じて奥行きもあります。定位もよく、音像も大きくならずいいです。 

高域の伸びもあり、ギター等の余韻が綺麗です。低域は重心が低く、ダンピングが効いた躍動感あるドラム、ベースが素晴らしく良かったです。 


 ②オーロラサウンド BusPower-Pro2を外部電源から供給した状態直接USBケーブル接続した時に比べて、高域の伸びが弱く、低域の量感が増した感じで低域寄りのバランスになってます。ヴォーカル等の質感は良いです。

音像が若干大きく、定位も少し甘い気がします。しかし、ゆったりとした安定感のある音質は聞き疲れしない耳に優しい音で好感が持てます。 


 ③idefender+ a aを外部電源から供給した状態USBケーブル直に比べても、解像度は十分ありますが、ヴォーカルや楽器の質感が若干硬質でエッジが効いてる感じです。

低域は重心が少し腰高ですが、ダンピングの効いた音はキレがあって良かったです。空間はUSBケーブル直よりも少し狭く感じますが十分広いと思います。 

ただ鮮度と演奏の躍動感は劣りますね。試聴した結果の順位は下記の通りです。 




①USBケーブル直差し>②オーロラサウンド BusPower-Pro2≧③idefender+ a a 



 前回のCDのリッピングした音源に比べて、今回のレコードの録音での試聴の差は思った程無かったです。 


一番良かったのは

①USBケーブル直差しでした。解像度があり音の鮮度があり、高低のバランス良く、音像や定位も不自然さを感じません。 

 ②オーロラサウンド BusPower-Pro2は、バランスが少し低域寄りで、安定感があり大人しい感じです。でも、これが一番アナログっぽい音かもしれません。 

 ③idefender+ a aは、解像度があり音の見通しはいいが、バランスは若干高域寄りで少し硬質に聴こえました。 


 ②と③は、曲によってハマるところが違うので、好みで評価が分かれるかもしれません。 


KORG DS-DAC-10Rはパソコンから電源を供給されているにで、USBケーブル直接続は不利だろうと思ってましたが、結果は以外にも一番良かったのはなぜか? 


 考えられるのは、BJ ElectricさんのUSBケーブル Episode5の音質がストレートに出る直接続の方が、外部電源を供給した音質改善機器を間に挟むより勝っていたということでしょうか? 


我が家では、このような結果になりましたが、接続する機種やスピーカーが代われば評価が変わると思います