電源ケーブルも残すところデジタル系のDACとDDCのケーブルになりました。
前回、アナログ系の真空管アンプ用にSAEC製 AC-6000で電源ケーブルを作りましたが、高音質で満足の行くケーブルでした。
しかし、同じ物を購入しても面白みがないので、今回はAC-6000を決める時に迷っていたAET製 EVO-1302Sを買うことにしました。
純粋にケーブルの音質を比較出来るように、AC-6000の時と同じ長さにして、プラグとコネクタも同一の物にしました。
プラグ : オヤイデ P-004(ベリリウム銅無メッキ)
コネクタ : フルテック FI-11-N1(G 金メッキ)
そのうちアナログ系の電源ケーブルと交換して、音質の違いを確かめたいと思ってます。
金曜日の夜にケーブルを完成させ、日曜日の午後までエージングしてたので、音質を確認したいと思います。
今まで使用していた電源ケーブルは、フルテック製PC Triple C導体の単線でした。
PC Triple C導体の単線の電源ケーブル
試聴したのは ニッキー パレットさんで「Misty」です。
一曲目では、出だしのトランペット等のホーンセクションが鮮明な音でインパクトがあります。ヴォーカルも表現力がありいいですね。
続いて2曲目「Misty」は、甘く魅力的なヴォーカルにピアノとベースがバランスよく絡み聞き惚れてしまいます。
次に試聴したのは同じくニッキー パレットさんで「The Look Of Love」です。
3曲目「The Man That Got Awey」の出だしのサックスの響きが渋くてとてもいいです。
8曲目「The Shadow Of You Smile」のビブラフォンは、手の動きが見えるようなリアルさです。響きの広がりがよく分かり、空間を漂う残響音、消えてく余韻がハッキリとの聴き取れます。
その後、Halie Lorenさんの「THEY OUGHTA WRITE A SONG」を聴きましたが、空間が広く静けさの中から聴こえて来るピアノや弦楽器が素晴らしいです。LIVE録音の曲は、生っぽい音に聴こえました。
前回の試聴した時より確実に進化しているのが分かります。
次に AC/DC 「Back In Back」を聴いて見ます。キレとパンチは前回より一歩後退した感じです。これは多分、今まで使用していたケーブルが単線だった可能性が高い気がします。
しかし、重心が低く迫力のある音は十分聴き応えがあります。解像度も上がり、細部の音がハッキリと聴こえます。音像定位もセンター中心に位置関係が良く分かります。特にギターソロは圧巻ですね。
タイトル曲の「Back In Back」では、キレッキレのギターに唸るベース、豪快なドラムに圧倒されて、何度もリピートして聴いてしまいました。
これも前回の時より格段に良くなってます。本当にRock系の低域の音は、素晴らしくいいです。
目標としていた解像度があるのに、耳に辛くない音。これは達成出来たと思います。嬉しいことに情報量が増えたように感じるし、音像定位も良くなりました。そしてゾクゾクするようなリアルさがあります。
これはデジタル系の電源ケーブルを交換した結果の音ですが、これ以前に交換したアナログ系の電源ケーブルや、電源タップの交換を含めたトータルでの音質であることは間違いありません。
思っている以上に、電源は大事だと痛感しました。今回は、これで一段落ということにしますが、そのうちまた見直す必要があるような気がします(^^)
今日も、しまたろうちゃんが遊びに来ました。結構ボリュームを上げて試聴してるのですが、寛いでおります(=^・^=)