アンプ自体は殆ど出来上がっていたのですが、電源部平滑回路に使う予定のフイルムコンデンサが入荷待ちということで未完成ままでした。

3月に注文して、やっと先日届きました。
メーカーはMundorf フィルムコンデンサー  Evo Oil-39.0μFです。

早速に取り付けて、電圧電流のチェック確認をしたあと、約1週間ほどエージングをしてます。




今回のアンプは、自分なりにこだわって作ったつもりなので期待してます。

◇使用した部品等

•真空管: 前段 ECC82(ブライマー、ムラード)
•出力段 WE349A 
•整流管 5Y3GT(ムラード)




•真空管ソケット: 9ピン(山本音響工芸)、8ピン(フェノール)

•トランス: 出力→ FT-4S-7K(アンティークオーディオ)
•電源→ ST-220(タンゴ)
•チョークトランス→ FC-5H100(アンティークオーディオ)

•コンデンサ: カップリング →ブラックビューティー 0.1μF(スプラグ)
•パスコン→ 100μF(ブラックゲート)、•平滑回路→ D-162003  4μ(WE)、MCap EVOオイル 39μF(ムンドロフ)
•その他 0.1μF(ダイナミキャップ、インフィニティキャップ他
•抵抗: DALE

•ボリューム: P-2511S  100kΩ(東京光音)

•配線材: 単線18GA、20GA(WE)

•半田: NASSAN製



試聴したのはAmazonミュージックから  Nicki Parrott「Yesterday Once More」です。



曲が流れた時点で、既に今まで聴いていたアンプとは違うことが分かります。
やはりウエスタンエレクトリック(WE)の真空管はムラードとは音質が違いますね。
ムラードのEL34は優等生的な音といいますか、解像度がありバランス良く全てのジャンルを卒なく鳴らすタイプです。

WE349Aは音が濃く、彫りが深いのに一つ一つの音が聞き取れます。定位もシャープに決まり、音像も大きくならずヴォーカルや楽器の質感もとても良いです。

特にJazzヴォーカル物では圧倒的に相性がいいですね。
Nicki Parrott「Yesterday Once More」では、聴き入ってしまい試聴するのを忘れてしまいました。


明日は休みなので、じっくりと音楽を聴きたいと思っています。