~「できない」悔しさを、劣等感にするか、燃料にするか~
夏のイベントの準備でバタバタとしていたのですが、
ひと段落したのでまた記事の方も更新していけたらと思っています。
先日、家で悔し泣きをしました。
ケーキ教室に通い始めたのですが、
生地を絞り袋に入れればうまく入れれず絞り袋がべちょべちょになり、
液体を移動させようとすれば盛大にこぼし、
先生に絞り袋は金口を持つことと言われているのに袋を握りしめ…。
急いで卵を生地に混ぜるとと言われているのに、急げず卵が入りきらず…。
細かいことをいうと山ほど出てくるのですが、
あまりにできなさすぎる自分の情けなさと、
先生の言うことを一回で行動できない不器用っぷり、
ペアで作業をするので、足を引っ張ってしまって、お相手の方に申し訳ない気持ち…。
などなど自分への劣等感と先生への申し訳なさと、ペアの方への罪悪感で
家に帰った後一通り落ち込んでちょっと泣きました…笑。
この歳で泣くのか自分~!?いい大人だぞ~!と泣いたことに対しても落ち込みました。
昔の自分なら、このままだから私はダメなんだ!とできない自分の理由付けをしていたでしょう。
けれども今は、この強烈な劣等感と悔しさは、
もっと上手くなるためのエネルギーに変えられる、と考えられるようになりました。
ケーキ作りから少し話がそれるのですが、
高校の頃は、勉強から逃げていました。
遊びが楽しくて勉強をやらなくなって、
勉強が分からなくなって、ついていけなくなって、
そこから巻き返すための方法も分かりませんでしたし、
「劣等感」や「できない自分」を変えられるだけの心もありませんでした。
そこから大人になって、
寺子屋アテネで働き始めた時、
問題を解けなくて泣いている子を見て、
塾長が、
「授業中に問題を解けなくて悔しくて泣く子がいる。
そういう「悔しさ」を強烈に感じる子が、
自分の課題と本気で向き合ったときに
トップレベルの学生に育っていった。
俗物的なことを言うと、泣き虫で、
悔しくて常に泣いていた子が、
覚悟を決めて、勉強に本気で取り組むと、
ある時期に急に成長をして、
東大や京大に入って行ったりもした。」
という話をしました。
(この話は2022年2月10日の記事に書いています)
その時、
「悔しさ」は頑張る力の原動力になるのだから、
悔しいまま、できないままで終わらせるのはもったいない。
と思ったのです。
「悔しさ」はそのまま放っておくと「劣等感」に変わります。
けれども悔しさをバネに、できるようになるために努力をすれば、
「悔しさ」は頑張るための「燃料」として利用できます。
そして、その燃料を原動力に頑張って、
悔しく感じた事柄ができるようになったら、
その事柄は、スムーズにできた他の人より深く、
苦労した分だけ経験として染みるでしょう。
というわけで、引き続き、
ケーキ教室も、高校の勉強やり直しも、
前向きに取り組んでいきたいと思います!
<塾広報Mプロフィール>
広報兼寺子屋アテネ小学生の数学の授業の講師。
(小学生でなぜ算数ではなく「数学」と言っているのか、という経
中学の個別指導・グループ指導の補佐も行う。
桑名高校出身。中京大学文学部言語表現学科卒業。
寺子屋アテネに小学生から中学生まで通う。
中学までは勉強はそこそこ得意だったものの、
高校では遊び惚けていて勉強をほとんどしていなかったため、高校
<企画 経緯>
大学受験にコンプレックスがある塾広報Mが、常々勉強し直したい
高校数学をやり直そう、という企画です。
使うものは学校の教科書。(数研の「数学」シリーズ)
(学校の教科書が勉強の基本です。なぜ学校の教科書が大切なのか?は⑤~なぜ「学校の教科書」で勉強するのか~をご覧ください。)
<目標>
2年間で高校3年分の数学の基礎を学ぶ
(2024年4月21日~2026年5月ゴールデンウィーク明けまでが目標)
<寺子屋アテネとは?>
寺子屋アテネは、桑名で75年以上続く老舗の塾です。
小学生を中心に、長年の実績に基づいた独自のカリキュラムで行っており、
小2~小6の文章を正確に読み取る力と語彙力、自分の考えを適切な言葉で伝える力をつける「読書」
小4~小6の良問をじっくり時間をかけて考え論理的思考を養う「数学」があり