先週の投稿で、
分からないうちはつまらないかもしれないけれども、
分かるようになると面白く感じられるようになる。
だから勉強はずっとつまらないものではない。
今つまらないと思っている子も、諦めなければ
いつか楽しいと思える時が来るかもしれない。
という話をしました。
では、
「問題が解けないと、勉強は楽しくないのか?」
という問いに対して、
「分からないなりにも、どうしたら解けるか考えるのが楽しめる子は強い」
というお話をしたいと思います。
分からない問題に遭遇すると、
もう嫌だ!と考える事を放棄してすぐに諦めてしまう子がいます。
それはとてももったいないことだと思います。
分からない問題こそ、自分の頭で解答までの道筋を想像する余地があり、
かつ、問題を解けたときの喜びが大きいからです。
分からない、無理だ、解き方が思いつかない、
と思っていた問題を、
苦しさも楽しさもありながら自分の頭で考え続けて、
結果、自分の頭で解けたとき、
他の何とも比べられないほどの
達成感と充実感、満足感を感じることができます。
すぐに分からない問題を
ああでもない、こうでもないと考える楽しさと苦しさ。
そして、解き方を見つけた時の強い喜び。
それこそが学問の楽しさの原点だと思うのです。
数々の発明家や、研究者など、
新しい物や考えを見つけたり、作り出したりする人は、
自分では分からないものを自分の力で解き明かしたい
まだできない困難に挑戦してその困難を突破したい、
という執着が人一倍強いのでしょう。
できる問題に取り組むより、
できない問題を長い時間をかけて、解決する喜びの方が何十倍も大きいからこそ、
多くの発見、発明、探求、研究、新しいものを生み出すことが行われるのだと思います。
だからこそ、難しい問題に当たるとすぐ解答と見たがる子、
考える事を諦めてしまった子には、考えることの楽しさを伝え、
分からないなりにも問題と向き合うことができる子には、
その良さを伸ばす形で、子どもたちと向き合っていきたいと思っています。
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寺子屋アテネは三重県の桑名で75年以上続く老舗の学習塾です。
小学生を中心に、小学生・中学生を対象として授業を行っています。
多くの本に触れ、自然と読解力と語彙力を養う小2,小3,小4,小5,小6の「読書」と
面積や体積の公式や約分、通分、最小公倍数、最大公約数、移項など計算の決まりごとが「なぜそうなるか?」
と根本の考え方を教え、良問とじっくり向き合うことで論理的思考力を養う小4,小5,小6の「数学」
を行っています。
中学生は、小学生の方針を踏襲した、グループ指導、個別指導を行っています。
2023年2月19日(日)、26日(日)に入塾説明会を行います。
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