今日は、
「勉強やりなさい!」と言いたくない親御さんと、
「勉強やりなさい!」と言われたくないお子さんの対策につてご紹介します。
私も子どものときに経験がありますが、
なかなか宿題をしない私に親が「勉強しなさい!」と言います。
でも勉強しなさい!と言われるとやる気がどこかに行って、もっと勉強をしたくなくなる…という負のループが出来上がります。
多分それなりに多くの家庭で起こっているこの問題、
どうにかならないかな…とずっと思っていたのですが、
朝日新聞出版から出ている篠原信さんの著書、
『子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法』
になるほど、と思う対策が書いてあったので紹介します。
この本はいろんな子育てに関するお悩みを解決する形で、
すぐに実践できそうな方法が数多く書かれているので、おすすめです。
根拠もちゃんと書いてあるので納得して取り入れることができます。
篠原さんが書いていることから、少しアレンジしていますが、
大筋は以下の通りです。
①まず、『宿題チェック時間を決める』
夜7時や夜8時、たとえその時間までに宿題を全部やっていなくても、
その時間から宿題を始めれば子どもが宿題を終われる時間で、
かつ、子どもが学校から帰ってきてからゆったりと宿題に取り組める時間を
宿題チェック時間に設定します。
②子どもと親の約束で、『宿題チェック時間までは何をしてても親は放任する(宿題やりなさいと言わない)と約束する』
例えば、夜7時までは宿題やりなさいとも何とも言わないから、
それまでに宿題をやろうね、夜7時になったら一緒に宿題をチェックしようね、と子どもと約束します。
③『宿題チェック時間になったら宿題をチェックする』
親御さんとお子さんで決めた宿題チェック時間になったら、
2人で宿題ができているかチェックします。
この場合、全てできてなくても、まだ今から宿題をやれば終わる時間にチェック時間を設定しているわけですから、
怒らずに、「では今から宿題やろうね」と促します。
篠原さんの本では、
子どもは子どもなりの計画がある。と話しています。
例えば、「外で遊んで、ちょっと休憩して、それから宿題をやろう」
「YOUTUBEで見たいものがあるからそれを見て、それから宿題をやろう」
後からちゃんとやろうと思っていたのに、
その前に親に「こうしなさい」と言われると、
やる気がなくなる、というような旨のお話をされています。
これについては、私の経験からすると、「遊びに夢中になって、宿題をやる時間が先延ばしになる」
という経験があるので必ず子どもは自分の計画通りに進むとはいえないとは思いますが、
この事前の約束事を行うことで、親御さんも、お子さんも、だいぶ気楽になるのではないでしょうか。
個人差はあると思いますが、
塾生の親御さんにこのお話をして、
次の週に生徒さんに「どうだった?」と聞いてみたら、
「夜7時まで何も言われないから、前よりできてる気がする!」と言っていたので、
興味のある方はぜひ取り入れてみてください。
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寺子屋アテネは、桑名で75年以上続く学習塾です。
独自カリキュラムの授業形式で行っており、
小学生の「読書」と「数学」の授業があります。
親御さんから「答えが分からない問題も、すぐ諦めずに考えるようになりました」
「小学生のうちにアテネに通っていて良かったです」という嬉しい感想もいただいています。
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