今回は、理解が上がるノートのとり方について、
お話をしたいと思います。
先生が黒板に書いた内容を「板書」と言いますが、
よく、板書のみを写して終わっている生徒さんを多く見かけます。
板書を取るので精いっぱいの場合は、それでよいのですが、
余裕が出てきたら、先生が口頭で説明しているけれど、
黒板には書いていない内容も、ノートにメモを取ってみましょう。
例えば、寺子屋アテネでは小6の授業で錐(スイ)の体積を学びますが、
その時に、スイの図を書きながら、先生が、
「錐は底面の形で名前が決まります」
と説明します。
つまり、底面が三角形なら三角錐、底面が五角形なら五角錐です。
先生が口頭で説明する内容
「錐は底面の形で名前が決まります」
というのは、黒板には書かれないのですが、
錐を理解する上で重要な決まり事です。
もちろん学校でも、
先生が口頭で説明をする内容は、
大切な原則や決まりが含まれている場合が多いので、
それもノートに書きこむ練習を、
余裕があれば小学生高学年くらいから、
余裕がなければ中学生から始めてみると良いでしょう。
口頭の話をノートに書きこもうと思うと、
先生の話を聞く集中力も上がりますし、
先生の話に向き合う真剣さが変わってきて、
理解力が高まります。
もちろん、ノートも説明が詳しく書かれているので、
後から振り返った時に理解しやすくなります。
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寺子屋アテネでは、
小学生の少人数授業の際に、高学年の数学(算数)では、
生徒に向けて、時々このような勉強のコツの小話もしていきます。
ただ問題を解くだけでなく、
なぜこうした方がいいのか?を頭で理解することで、
勉強に納得して、能動的に向き合う力を伸ばします。
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