週末ごとに一週間の時事を取り上げていきます。今回の内容にテーマをつけるとしたら、「コロナウイルス禍の東アジア」ですかねぇ。今回は韓国・北朝鮮・中国の動きを見ていきます。

 

◎韓国

なんと韓国では、総選挙が4月15日に行われました。勝ったのは、「共に民主党」で、定数300のうち180議席を獲得した。60%もの議席数は法案成立だけでなく、国会内の人事権など、多くの権力を手に入れた形だ。共に民主党は現在の大統領文在寅の所属する政党なので、あと2年半の在任期間である文在寅にとっては政権運営しやすい形となった。ちなみに、議席を減らした野党保守はもともと、前大統領朴槿恵がいた政党。前大統領のスキャンダルを今も引きづっているのか、なかなかここから浮き上がっていくことは難しそうだ。

 共に民主党が大勝利したが、もともと昨年12月までには支持率が低く、野党保守の方へ流れがあったが、コロナウイルスをある程度抑えこんだという判断からか、現在の与党である共に民主党の支持率が非常に高くなった。この政権と日本はどのように付き合っていくのかを見ていく必要がある。

 注目するべき人物がいる。尹美香(ユン・ミヒャン)だ。彼女を中心としての考え方が、選挙後にメディアで報じられている。それは「対日称賛禁止法」といわれているものである。正式名称は「日本の植民地支配と日本軍の性奴隷制度の被害者に対する虚偽および情報操作禁止法」というものだ。これは、フランスやドイツなどの「ホロコースト法」を参考にしたと言われている。つまり、日本統治時代に対して事実と異なる主張をしたり事実を歪曲したりすれば処罰されるという法案だ。具体的には、慰安婦と徴用工の問題をはじめ、日帝の植民地支配や侵略戦争行為について歪曲・美化・鼓舞または宣伝する者に罰金や懲役を科すというもの。さらには、オンライン上での日本を褒めるような発言を取り締まる。

 このような政権とどのように向き合っていくのか。少なくとも、ナチス時代のホロコーストと日本のやってきたことを歴史的に冷静に見れば、全く違うことをすぐに理解できる。あまりに行き過ぎていると言える。これから日本の出方が注目である。

 

◎北朝鮮

 北朝鮮の総書記である金正恩が手術を行い重体であるというニュースが流れている。彼は大体35歳(!)であるが、多くの成人病を抱え、ここ数年はずっとその体調が危ぶまれていた。あるジャーナリストによれば、彼は脂肪吸引手術を受け、その時の血の塊みたいなものが心臓につまり手術になったとされている。どちらにしろ、最近メディアにも出てこないし、妹の金与正が後継者かのように中央のメディアに出ている。すでに、国民経済や栄養状態が崩壊状態である中、コロナウイルスの感染者は本当にいないのか。どちらにしろ、北朝鮮は非常に弱体化していると言える。これを機に日本の拉致被害者救出に向けての動きを強めてもいいものだが・・・。

 

◎中国

こんな時にこんなことを・・・というニュース。なぜ中国は早くにウイルスに打ち勝ったと宣言したのかが、よくわかる。

まず中国の軍艦が、厳密に言うと装備をさせた船が尖閣諸島の領海に今年に入ってからも侵入を繰り返している。そのたびごとに海上保安庁が警告を行っている。法律上、向こう側が攻撃していないので、武力で追い返すことが出来ない。一時期侵入が亡くなったが、宣言後にまた侵入を繰り返してきた。

さらに、ベトナムとフィリピンの間にあるスプラトリー諸島(中国名南沙)とパラセル諸島(中国名西沙)の問題だ。ここはベトナムの領土であるが、中国が418日に、この地を「南沙区」「西沙区」とした。つまりはここは中国の土地であると宣言したのだ。当然ベトナムは抗議を行っているし、フィリピンも強く抗議している。すでにスプラトリー諸島の近くには、中国の海上基地が建設されており、ここら辺の海底資源を狙っているとみられる。

 

 

現在「コロナウイルス」の報道しかテレビでは取り上げていない状況だ。そんな中でも世の中は動いている。3つの国を見ると、自分の支配権を広めようとする中国。政権がぐらついている北朝鮮。ますます北朝鮮寄りになる韓国という動きで進んでいきそうだ。