問題5の2
突然ですが・・・
問1 前年度GDPが500兆円であった。今年度GDPは525兆円であった場合、前年度に比べて今年度におけるGDP成長率はいくらか。
問2 前年度GDPが650兆円であった。今年度GDPは637兆円であった場合、前年度に比べて今年度におけるGDP成長率はいくらか。
答え。
GDPの成長率の問題である。小学校から中学校の問題であるが、解き方は、
((今年度GDP)-(前年度GDP))/前年度GDP である。
問1 上の式に当てはめると、(525-500)/500となる。
25÷500=0.05ということで、0.01=1%だから、答え:5%
問2 (637-650)/650=-0・02 答え:-2%
さて、皆さんはできましたか。このような計算はあまり政治経済の問題では出てこないが、応用問題は出てくるから、しっかりマスターしよう!
問題の中の経済成長率とはこのような計算のもと、前年度から比較してどれくらい成長しているかを見ていくものだ。もちろんずっとプラスに成長していくわけではない。マイナス成長をするときもある。もし成長率計算があるときには、そもそもの数値が増えているか減っているかを見ておくことを薦める。
経済成長率からみる景気は、必ず変動する。いい時もあれば、悪い時もある。その変動は波にあらわされ、4つの局面を迎える。問題の図のように景気は山と谷をむかえる。「山」→「後退」→「不況」→「谷」→「回復」→「好況」→「山」の順で循環する。景気はいい時に、好況というが、必ず景気の山をむかえ、後退する。この流れをまずは理解しよう。
問1③ 需給のバランスとは、需要が多すぎる「超過需要」や、供給が多すぎる「超過供給」がおきることによって、価格や数量に異常値が出る。それによって経済の回りが鈍る、もしくは加速することで、景気の波がおこる。
※ちなみに、超過需要→価格が____? 超過供給→価格が___?
答えは最後に。
問2 選択肢のア・イ・ウはまさに日本の経済成長を説明したものである。
設備投資の増大によって、生産基盤が多く出来上がり、人口増加で労働者が増えた。ほかにも要因があるが、この2つは要因としては大きな影響を与えた。
問3 物価上昇率は次回に取り上げるが、同じ商品でも、値段が変わることはGDPに影響する。これを差し引いて計算する考えとそのまま計算するやり方がある。物価上昇値を考えずに行うやり方を「名目成長率」。物価上昇値を差し引いて計算するやり方を「実質成長率」という。
問4 ◎ キチンの波:在庫投資による景気の変動-短期波動
ジュグラーの波:設備投資による景気の変動―中期変動
クズネッツの波:建築需要による景気の変動―中・長期変動
コンドラチェフの波:技術革新による景気の変動―長期変動
まず上記をまとめて理解しよう。周期が長くなるほど名前が長くなっているので覚えやすいね。
※超過需要→価格は上がる。需要が多くなると、「買いたい」という意思が多くなるので価格は上昇する。超過供給はその逆。価格が下がる。