自分のダーツを破棄してから随分時間が経った現在、
お外でダーツをする際は、周りの方のダーツを借りて、
色々な工夫の下、練習なり、対戦なりをしています
逆手トライを始めるにあたり、
新たにダーツの購入はしませんでした
元々、ダーツのバレルにはそれほどこだわりはなくて、
特殊であるもの以外は、なんとかこなして来た感じです
現在、多種にわたるバレルに触れ、
なるほどな~と思うようになりました
投げやすいダーツ
とても投げやすいダーツ
勝手に入ってくれるダーツ
そう、ダメなダーツはありませんでした
どれも、その特性を知ればきちんと飛んでくれるダーツばかり
特性といっても、
データ上のものではありません
例えば、数値的な部分とか、
重心データの前だの後ろだとか
単純に投げてみれば、そのダーツがどういったものなのか、
ある程度は予想ができました
元々、俺のスロー全体は、
バレルの形状や、重心などのスペックに影響をされにくいもので、
逆にいえば、細かな点については鈍感になっていたかもしれません
投げたダーツに聞いてみる
そういったスタンスであり、
元情報に左右されることなく、
実践で得た情報が全てだったのです
俺のグリップについては、
過去のエントリーに画像が載せてありますので、
そちらを参照のこと
そして問題となるのは、
フォームを変え、
グリップを変え、
出来るだけ上達の停滞をする方々の気持ちに近づく
この狙いからのトライ
俺のトライについては、
上達をしないから、何かを変えるということではなく、
ある程度の目的は果たしたことによる、
原点への戻り
これに当てはまるわけです
そこで、今回のエントリーとなる
“オートマチック”です
逆手でのトライは、
“如何に無駄を排除できるか”
これがテーマでした
つまり、グリップという最大の部分で、
出来るだけ悪い要素を排除していく
そういった結果、自分にとってのベストグリップを作れました
俺のグリップは、
バレルにほとんど干渉をしていません
ティップとシャフトを持つカタチですので、
重心の影響もほとんどなく、
またバレルの形状などどうでもよかったわけです
それはそうです、
逆手では余計な心配をしたくなかったわけですから
そこで今回の新グリップトライ
つまり、
バレルをグリップしにいくということです
色々試した感想としては、
先に述べたように、悪いという感じはしないのでした
それぞれに、こうやってやれば飛びそうだな
入れに行くならば、ここをしっかりと固めなければ
そういった考えがたくさん浮かびました
その中で、
これはいいなー
そう思えるダーツもあり
もしも、これが自分のダーツであったなら、
もっと楽に上達を出来ただろうし、
もう少し上まで伸びしろがあったかもしれないな
そう感じました
自分の使う道具選びというのも、
上達に欠かせない要素のひとつです
その道具選びには、その人のセンスが出るといってよいでしょう
きちんと必要な箇所を把握する
何を求めるのかという大事な部分です
また、複数の道具(バレル)から、
“これ”といったものを選び出すのは容易くはないわけで、
多くの人は、手当たり次第に道具を求め、
結果、要点の掴めぬまま迷路にハマってしまうようです
数、種類がありすぎて、その道具のポテンシャルを引き出せぬまま、
自らの動作にも支障を来たす
固定をされたものに、変化を与えるのではなく、
変化に対して、更に変化を与えてしまう
それでは、如何に器用であっても、練習をしても、
何も掴めぬまま迷路にハマる
当然の結果とも思えます
しかし実際は、
器用な方、要領のよい方は、
そういった試みはしないのではないでしょうか
こういったことをしてしまうのは、
大抵が中級者以下の方、上達の滞る方です
不思議なもので、
一つの道具で上達や満足が出来ない
↓
他の欲求でそれを満たす
↓
新鮮な気持ちになれた
↓
飽きた
↓
また買う
↓
やっぱり前のダーツが合うようだ
↓
今日はコレ
↓
明日はコッチ
↓
道具が増えた
↓
道具を買うのも楽しみの一つだから
↓
結局なにひとつ自分のモノになっていない
↓
ダーツは趣味だから
↓
最初に戻る
こういったループが繰り返されるわけですね
別にこれが悪いとか駄目だとかそういった話ではありません
本来の目的さえハッキリとしていれば何も問題はないですので
そこで、
今回、俺が他人様のバレルをお借りして、
自分で使ってみたいなと思えるモノに出会いました
“Automatic”
先ず、“自分に合う”そう思えたことが大事です
しかし、
大事な部分はここからです
“下地があっての上での”合う です
少し長くなってきましたけれど、
全力で話を膨らませてみます
スキー・スノーボードの板は、
ここ近年でもの凄い進化を遂げています
そのスポーツに限らず、
他の競技で使用をされる道具もまた同じではないでしょうか
10年も前のスキー・スノーボードの板は、
ほんと曲がりませんでした
しかし、それが当たり前だったのです
その道具を、どうすれば、自分の思った通りに扱えるのか
曲がらない板を曲げる技術
それが、そのスポーツでの要の部分でした
板を曲げるために必要なこと
それをプレイヤー(ライダー)側はとことん考えた
しかし、雪面は毎回同じコンディションではない
わかったと思ったことが、別の場面では対応ができない
それぞれに、それぞれの対応の仕方があり、
また、それぞれの板にそれぞれの特性があった
曲がらない板を自分の手足のように操るまでに、
相当な工夫や努力があったわけです
しかし、
最近の板は、勝手に曲がります
曲げに行かなくとも、必要なキッカケを与えることで、
簡単にそのアクションを得られるのです
最新の板には様々な工夫がしてあり、
画期的な板に仕上がってきています
それもそのはずです、
道具の進化が競技の進化にも繋がるからですね
ライダーの負担が少なくなることで、
他に必要な要素を取り込みやすく、
その応用も多岐にわたれるわけです
余談ですけれど、
スキーのバッジテストを趣味としている知人が居ます
彼は、大昔の長く細いスキー板で検定に臨んでいました
検定に参加をした周囲の者、
検定員の方々は驚いたように、
え?そ、それ、いつの板???それでやるの???
と驚いていました
彼はそれが楽しかったのでしょう
そんな大昔のスキー板でも、彼は1級程度は簡単に合格をしていました
俺は、彼の検定動画を撮るために、
検定中、不整地やコブ斜面を先回りし、
彼の動画を撮り続け、そしてその動画を彼に渡していました
彼は、その錆びれたスキー板でも、トップ合格を果たしていたのです
そういったことも含め、
そこで問題となるのが、
最低限のポテンシャルを持った人間がそれを扱う分には良いけれど、
この最新技術は、未熟な者にまで影響を与えてしまうことです
良いほうで考えれば、
入り口は簡単なほうが良いわけです
先ずは、楽しい、面白いと感じてもらわなければ、
その裾野は広がりません
多くの人を取り込むためにも、
そこにストレスを与えてはいけないわけです
そして、悪い側面
自らの技術向上を望めなくしてしまう
もちろん、自分で考え動けて、更なる向上心に燃える方は、
放っておいても理解をし、勝手に上手くなっていきます
でも実際には、そうでない方のほうが圧倒的に多いわけです
だからこそのピラミッドになるんですね
先の話でいえば、
板は曲がるのが当然と思ってしまうわけです
曲げる努力を必要としないのですから、
レーサーや、競技者でもなければ、
その努力をしようとも思わないでしょう
スキー・スノーボードの話で理解をし難い方は、
自動車を例えとするとわかりやすいかもしれません
・オートマチックトランスミッション
http://ja.wikipedia.org/wiki/
・マニュアルトランスミッション
http://ja.wikipedia.org/wiki/
オートマ車とマニュアル車ですね
一概には言えませんけれど、
マニュアル車の運転に長けた方は、オートマ車に乗っても運転が上手です
オートマ車ばかり乗る方は、マニュアル車の運転が下手です
なんだ、当たり前じゃないか
そう思われた方も多いでしょう
なぜでしょう?
結果よりも、そこを考えることが大事かもしれません
オートマ車は、どんな方が運転をしても、
それなりに勝手に自動車は走ります
運転が上手い方と、下手な方の差がほとんどないようにも感じます
しかし、
これを、マニュアル車での運転に長けた方からみると、
オートマ車であっても、その運転の能力の違いがわかるわけです
それは、ミッションの仕組みを理解しているからです
マニュアル車では、シフトチェンジ毎にドライバーが鍛えられ、
それがある意味、頻度の高いプラクティスになっているとも言えます
毎回きちんとシフトチェンジをしてやらなければ、
エンジンが止まることもあれば、
ギッコンバッタンと乗り心地も最低なものになります
如何にスムーズに快適にドライブできるか、
それを自然と考え実行をするようになるわけです
マニュアル車を扱う者は、
更なる技術を会得します
その中でも代表的なものは、
“ダブルクラッチ”でしょう
これをきちんと説明している時間は無いので、
簡単な部分だけを説明します
要は、アクセル操作をしてギアの回転をあわせることです
ギアのチェンジは基本、クラッチのみで出来るものですけれど、
様々な理由から、アクセルワークを駆使し、
クラッチ操作の補助的な役割を与えるということです
つまり、二つのクラッチ的指示を与えることからの、
ダブルクラッチと呼ばれる所以ですね
ちなみに、ブオンブオンと煽るだけがダブルクラッチではありません
軽くアクセルペダルに足を乗せ、速度とギア比を考え、
ラグ(ガクンとする揺れや衝撃)を軽減するためのスマートな技術です
そういった知識や技術を持った者からすると、
オートマ車であってもその運転技術能力の違いを感じ取れるわけです
つまり、
オートマ車だからといって、
アクセルペダルを踏み続ければ勝手に自動車は進むと考えるのか
オートマ車であっても、ギアチェンジによるラグを考え、
シフトチェンジのタイミングを意図的に操り、
また、シフトアップ・ダウンによるラグの軽減を作り出せるのか
そういった部分の配慮もみえてくるのです
ですので、
同乗者の感覚として、
この人の運転は酔いやすい、
乗り心地が悪いなどの感覚の違いが生まれるわけです
そこに、培った技術が有るのか、無いのか
こんなことからも測ることが出来るのです
曲がらない過去の板
面倒なマニュアル車
それらは、操る者を育ててきた
育つしかなかった
それを活用するために、楽しむために
これらが、先の“下地”になるのです
ダーツに話を戻すと、
楽なモノに逃げてばかりいれば、
道具のせいばかりにしていれば、
結果、操る側には一生成れはしない
以前のエントリーにも書いたように、
この世に一枚の板しかなければ、
そこから世界一のライダーが生まれるだろうし、
世界に一種類のダーツしかなければ、
そのダーツを使った世界チャンピオンが生まれます
進化を続ける道具に罪はなく、
使用をする人間側に問題があると思ってよい
言い訳を作るために買った道具なのか
その先の未来を掴むための道具なのか
そこをハッキリとさせられなければ、
オートマチックという罠からは抜け出せない