一つ、書き忘れたことがあり、
追記させていただきます。
獣医師が読んでくれたら嬉しいです。
肺高血圧症の第一選択薬は
シルデナフィル
なのですが、
シルデナフィルは薬の効果が持続する時間が短いため
8時間毎に投薬する必要があります。
これは仕事をしている飼い主にとって
非常に困難であると同時に
効果が薄れているときに投薬を行うことになるので
失神リスクが1日3回も訪れることになります。
食欲がなくなると投薬はシリンジで飲ませるしかなく
投薬時に犬が嫌がってドキドキしたりすることが
失神のきっかけになりやすく
ベスも投薬後に何度も失神しました。
実は後発薬で
タダラフィル
という薬があり、
こちらは効果が長時間持続するため
24時間毎の投薬で良く、
投薬後のQOLを
シルデナフィルと全く変わらず
改善してくれるようです。
犬の場合、薬が病気を治すため、と理解できず
ただ嫌なことさせられせるとしか思ってない
でしょうから
投薬の回数は少ない方が良いに決まってます。
このタダラフィルは
二次病院でも処方されなかったので
少し驚いたのですが
第一選択薬をタダラフィルに変更する流れが
生まれると良いなと
願っています。
また、ベスの肺水腫を劇的に改善した
五苓散
についても
利尿剤が効かない時の選択肢にしてもらえたら
きっと助かる犬もいるのではないか
と思います。
利尿剤は、強制的に尿を出させるのですが
食欲がなく脱水気味の場合でも
強制的に水を尿に変えようとするため
非常に苦痛なようです。
その点五苓散は利水剤で
水が間違った方向に行かないよう
調整してくれる薬です。
脱水しているときには
水が必要な場所に水を与えてくれます。
肺水腫でも全身は脱水気味だったベスは
五苓散で尿が極端に増えることなく
肺の水がどんどん減っていき
顔つきも投薬後20分ほどで楽そうになりました。
ベスは非常に重度の肺高血圧症でしたが
最後まで腎不全も起こさず
五苓散を飲めている間は
肺水腫も胸水もありませんでした。
人間の症例でも
五苓散投与後、肺水腫もなく
腎不全も起こさなかったと
記載されていましたので
とても良い薬なのではないか、と
思っているのですが
獣医の世界では症例論文が
見つけられなかったので
勇気ある獣医師が
利尿剤効かない時に試して
是非論文発表して頂けたらな、と
切に願います。