国と業界と3次元の枠を超えて〝介護〟をアップデートする

国と業界と3次元の枠を超えて〝介護〟をアップデートする

超高齢社会、日本の救世主はフィリピンだ!!そう確信して日本を飛び出しました。日本人は知らない大都会マニラを戦場として、介護のプロフェショナルが、業界の枠、国の枠、そして3次元の枠を飛び越えて、新しい介護のフィールドを創っていきます。

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フィリピン、マニラのロックダウンは6月1日より緩和され、徐々に人通りも増えてきました。と言っても、私の住むマカティ市はビジネスエリアなのですが、出勤している人の数は普段の1/4以下程度になります。庶民の足であるジプニーやトライシクルはまだ運行が認められていないため多くのフィリピン人が出勤できないのです。

 

また、ここ2~3年で急増化した中国人もぜんぜんいません。彼らは旧正月に中国に戻ったものの、その間にコロナが発生してそのままフィリピンに戻ってこられずにいます。中国人だけでなく、ロックダウンが始まるということで帰国した日本人を始め、世界中の駐在員もフィリピンに戻ってこられません。今後は、さらに規制が緩和されてワーキングビザを持っている外国人は入国できるようになるかと思いますが、多少時間がかかるかもしれませんね。

 

さて、フィリピンは世界最長のロックダウン実施国にもかかわらず、相変わらず感染者が増え続けています。検査する人の母数が増えれば感染者も増えるのは当然なのですが、そのため、政府も引き続き〝ステイホーム〟を呼び掛けています。バロンガイ(日本でいう町内会のような感じ)単位では、〝ステイホーム〟を促すための様々な取り組みがあるようです。会社専属ドライバーの話では、カビテ州のあるバロンガイでは〝一番ステイホームを長くした人には豚の丸焼きをプレゼントする〟というキャンペーンもあるようです。豚の丸焼きでステイホームを促進するとは、さすがゲーム好きのフィリピンですね(笑)

 

 

フィリピンの経済成長率は、コロナの影響で今年はマイナスになりそうですが、来年からはまた急激に伸びていく予想が出ています。しばし、経済のお休み期間ということで、もう少し気長にロックダウンが解除されるのも待ちます。

 

 

先週誕生日を迎えて40歳になりました。フィリピンに来た頃にはアラサーの会を主宰する30歳だったのに、10年経ったということですね。

 

20代はアメリカに住んだり、世界一周の旅に出たり、何回も転職したりと「移動」がテーマになっていましたが、私の30代は、ほぼマニラです(笑)そして、30代のフィナーレがロックダウンでマニラに「固定」されました。なかなか良く出来たストーリーです。

 

基本的にせっかちで生き急いでいた20代の自分でしたが、マニラに10年留まったおかげで、「自分」を深掘りできました。やりたいことも明確になったので、次の10年はどんどん「移動」しようと思います。

 

そして、明日からマニラも規制緩和で人々が移動していきます。移動できるって素晴らしい、マニラ在住の皆さま、ロックダウン生活お疲れ様でした!!

 

 

フィリピンロックダウンのフィナーレを飾るべく、ロックダウン生活最後のオンラインセミナーを行いました!

 

本格的な介護業界の開国に備えて、異文化理解力を身に付け、日本人と外国人の架け橋になれる介護現場スタッフの育成が大切になります。各国の文化を可視化した指標「カルチャーマップ」はビジネスの世界だけでなく、介護現場でも活用できるツールになると思います。

 

発表することで、自らの理解もさらに深まってきますね。カルチャーマップを使って各介護施設でワークショップをやるイメージをより鮮明に出来ました!

 

 

 

来日前学習としてフィリピン介護士さんとその受け入れ施設を繋げました。自分がこれから働く施設やそこで働く仲間たちとコミュニケーションを取ることで、学習意欲を高められます。

 

「何」を勉強するかも大切ですが、「なぜ」勉強するのかの、「なぜ」を刺激して、自主的に楽しく勉強する仕組みを作っていきたいと思います。

 

Zoom越しからでも施設の雰囲気は伝わってきますね。外国人がもっともっと勉強したくなるような演出を、受け入れ施設の皆さまにも協力してもらえると嬉しいです。共に外国人介護士を育てる環境を創っていきたいです。

 

〝認知症のおばあさんが入浴を拒否しています、あなたはどのように対応しますか〟

 

介護施設でよくある状況を設定し、生徒さん達とディスカッションする授業をしていましたが、これはそのままオンラインでもできそうです。しかもオンラインであれば、授業に受け入れ施設の日本人介護職員を加えて行うことも可能です。

 

日本語と英語になりますので、通訳が入りますが、通訳者が通訳しやすい〝やさしい日本語〟を使わないと、正しく伝わりません(私が通訳しますので😅)。抽象的なことをどうやって分かりやい日本語で伝えていくか、日本人にとっても大きな学びになるかと思います。

 

オンラインでの新しい学習方法を1つ1つ積み上げていきたいと思います。