LINE詐欺から学ぶセールススキル | もし、不動産業社がセールスライティングとマーケティングを勉強したら、、、

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~勉強中のボクが学んだこと~

時々、ガジェットマニア・・・

こんちは!ボブです。

 

少し前の話になります。

ある知り合いの社長のLINEが乗っ取られてしまいました。

 

その社長は、乗っ取られてことが分かるとスグにLINE友達に連絡し、注意を促しました。

しかし、ときは既に遅し・・・

 

100万円を送った人がいた

なんと、100万円程のAmazonカードを、乗っ取った詐欺師に送ってしまったLINE友達がいたのです。

 

にわかに信じられない話です。

でも、ボクは終日その社長のそばにいて、やり取りをリアルタイムで見ていました。

本当に送っていました。

 

「そんな、100万円という大金を送るなんて・・・」

あなたはそう思ってしまうかもしれませんが、社長の話を聞くと「なるほど」と思ってしまったんですね。

 

では、なぜ100万円もの大金を送ってしまったのか?

 

100万円送る価値のある人

そのLINE友達は誰から頼まれても100万円を送るわけではないと思います。常識的に。

 

ただ、その社長だから送る理由が彼にはあったのです。

その社長が困っていると思い、行動を起こさずにはいられなくなり送ったのです。

 

その社長は、素晴らしいセールススキルを持っていたのです。

 

関わる顧客に対して、完全に寄り添い、顧客も自分では気付かない本当のニーズを明確にして、その人にとって一番いい方法を提案する。

 

正に理想とするセールスマンです。

 

当然に顧客からの信頼も厚く、紹介・リピート中には信者のように慕う人も出てくるくらいです。

社長もそれに応えます。

 

つまり、完全にファンになってしまうんですね。

 

100万円を送ったLINE友達にしたこと

「100万円を送った人ってどんな人なんですか?」と聞くと

その社長は「初対面で2時間くらい面談した人なんですけどね・・・」

と言いました。

 

えっ!?

たったそれだけの時間の付き合いだったんですか!

 

正直、もっと深い、それこそ親友のような付き合いの人かと思っていました。

でも違うかったんですね。

 

そのLINEはある商品を買いに来て、社長が面談をしたのです。

その商品は高額なので、社長は買わない方がその人のためだ! と判断して、セールスすることなくお別れしたそうです。

 

ただ、頭ごなしにお断りしたのではありません。

その人となり、これからしたいこと、過去の話を聞き、それであれば「今」では無いとのことでした。

 

その人はその商品に大変興味を持っていたので、社長は丁寧に説明しました。

その商品を得ることで受けれるメリットはもちろん、デメリット、その人の知りたいことを先回りして全てをお伝えしていたのです。

 

2時間でファンになっていた

しかも、頼まれれば100万円を渡してしまうくらいの。

 

これは凄い話ですよね。

結果として、LINE詐欺に合ってしまい、LINE友達は不幸な目にあってかわいそうです。

しかし、そこまでの『信者』にしてしまう、社長のセールススキルには脱帽しました。

 

これって、詐欺にあっていなかったら、自社の商品を100万円以上買っていたことになりますからね。

その礎を、たった初対面の2時間で作ってしまっています。

 

2時間で顧客をファンにする方法

顧客の人となりを聞いて寄り添い、その人にとってベストな必要性を説いて、その人にとってのメリット・デメリットを先回りして商品説明をする。

 

この流れを極めていくと、素晴らしいセールススキルとなります。

最初の『人となりを聞く』ということを飛ばしてしまうので、その人に合った『必要性』が説けず、『先回りして商品説明』が出来なくなります。

 

セールスが得意な人は知らず知らずの内に抑えていることも多いスキルですが、あなたはどうでしょうか?