牡羊座と勇者 | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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とんでも占星術やら隠謀論やらオカルト等
真理探求に終わりはないようですな。

 

今回は牡羊座です!

 

いってみましょう!

 

牡羊座は

火のエレメントの可動星座

支配星は火星です。

 

負けず嫌いでやんちゃなパイオニア

一番を駆け抜けたがると言われております。

 

対向星座は天秤座です。

 

牡羊座と天秤座の対向関係は

 

「当事者」「客観者」

 

という関係性です。

 

ここでひとつ、わかりやすいように

図をご用意致しました。

 

図①

 

同じセリフを言っている二人は

お察しの通り肉屋と魚屋です。

 

そしてお察しの通り

ひとりの客を奪い合う

ライバル関係にあります。

 

この同じ土俵に立つ個人が牡羊座の姿です。

 

上でどちらを買おうか迷っている人がお客さんです。

 

この人は肉屋と魚屋の作っている「競争関係」には参加しておりませんね。

審査員側ですから

 

その土俵の外から見ている人が天秤座です。

 

そしてこの二人を「肉屋である」「魚屋である」と名前をつけているのも

天秤座なんですね。

 

 

 

さらに個人を細分化して見てみましょう。

 

セリフと考えている事が違います。

 

これは自分軸から少し相手軸に近づいたが故の変化です。

自分の考えを相手に「主張する」形になっているんですね。

 

それぞれの領域を色分けしてみましょう

牡羊座

牡牛座

双子座

ついでに魚座も入れちゃいましょう。

 

僕は肉屋だ。だから肉を用意した。買って食べなよおいしいよ。」

 

こういう行動の流れがあります。

 

牡羊座と牡牛座が当事者のセットの理由というのは

 

僕は肉を持っている。だから肉を売ろうと思う。買って食べなよおいしいよ。」

 

どちらが先に来たとしても存在の理由として成り立つんですね。

 

肉屋である、という思い込みと

肉を持っている資質が揃って初めて名乗る事が出来る訳です

 

そう、肉屋が肉屋である理由というのは

「肉を売る」と思うからなんです。

 

いくら肉を持っていたとしても

売ろうと思わないと肉屋にはならない訳です。

 

予測できましたね。

 

「自分が何を信じるか」

 

これが牡羊座の管轄なんです。

 

 

前回の牡牛座の記事にて

 

牡羊座・牡牛座は「当事者」のグループと述べました。

 

 

もう少し核心に近い表現を致します

個人の中のホロスコープにてこの2星座は「自分」を管轄します。

 

つまり、個人的な絶対

 

そこから牡羊座のワードを挙げるとすれば

「自分を信じる」という心理行動なんですね。

 

「自分の中の当たり前や自信」

 

つまり「確信」これが牡羊座です。

 

牡羊座を語る上で手っ取り早いのが

「傲慢」であるという事です。

 

何度もくどい様ですが

12星座の要素は地球人であれば必ず持っている作用です。

 

それぞれがそれぞれに様々な形で「傲慢さ」を持っています。

 

何よりも勘違いして欲しくない事は

「傲慢」という要素は個人を形成する上でとても大切な要素だということです。

 

ホロスコープの基となる「二元論」

 

それにより12等分される人間の行動、運命、世界の理。

 

 

わかりやすい概念なので何度も使わせて頂いておりますが

 

生命維持に関わる弱肉強食という事実。

 

そこには「加害者」「被害者」の図式というものが存在しますよね。

 

 

大地の養分を食べて植物が育ち

草花を食べて草食動物が増え

草食動物を肉食動物が食べる。

そしてその死骸を菌が食べて分解し、土になる。

 

捕食者は加害者で

被食者が被害者です

 

とはいえ、全てが生きる上で不可欠な運動といえます。

 

相手を当然の様に食べる弱肉強食関係です。

 

これが牡羊座、ついでに牡牛座を理解する上で重要な基礎概念になります。

 

中でも一番わかりやすいのが

肉食動物と草食動物の関係

 

肉食動物が草食動物を「攻撃」する時

 

気に入らなくて喧嘩をしている訳ではないのはわかりますよね。

 

とても静かに、虎視眈々と狙います。

絶対に仕留めようと相手に集中し襲い掛かります。

 

その攻撃は感情から生まれる「攻撃」とは違う物なんですね。

 

「怒り」や「悲しみ」ではない、つまり相手への恐怖から芽生えた行動ではないんです。

 

その答えは自分が「肉食動物」だと知っている行動だという事です。

 

それは言い方を変えて的を射抜く言葉を選ぶと「傲慢」と呼べるんです。

 

行動の動機は「蟹座・獅子座」の管轄ですが

 

牡羊座は自分が「肉食動物」だとわかっているから食べるのです。

 

それが牡羊座の「傲慢さ」。

 

その傲慢さを邪魔する要素というのが

蟹座の自分の中から生まれる「恐怖」

山羊座の外的要因という「限界」

天秤座の分析から来る「疑い」です

 

この三要素が自分の確信に揺さぶりをかける大きな要素となります。

 

そしてもうひとつ大事な事が

「肉食動物の肉体であるか」という事です。

牡牛座の部分ですね。

 

いくらウサギが肉食動物だと思い込んでいても

肉を食えば腹を下します。

 

逆に

魚は陸に上がろうと思いもしません。

だって苦しいですからね。

 

実際に陸に上げて海に戻したとしても

二度と陸に上がって来ないと思いますから釣り上げて魚に聞かないでくださいね。

 

最近の都市伝説に

「未来的に人間は機械の体を手にするだろう」という説があります。

 

あながちはずれてもなさそうな説ではありますが

 

意識を作り出しているのがこの遺伝子と水分を主体とした肉体である以上

 

そう簡単に収拾のつくプロジェクトとは言えないと思うのです。

 

そうなったあかつきにはもれなく

人間は今までの世界を手放す選択をする事になることを予言します。

 

それが良いことなのか、悪いことなのか

そんな事は議論する余地もありませんしね。

 

正しさはいつだって未来にしかありませんから。

 

さて、

 

その個人が存在を「確信」する二大要素

それが「自信・思い込み」と「資質・才能」だと言える話なんですが

 

認識の食い違いがヘンテコな立場を作ってしまう事も言えますね。

 

犬だと思い込んでいる猫。

人間だと思い込んでいる猿。

 

それをわかりやすく否定するのが

 

山羊座、蟹座の軸です。

 

山羊座の管轄の環境からの影響という「限界」

蟹座の生態的反応という「本能」

 

つまりは、この二つの要素と自身の確信が噛み合わない場合

生存に関わってくる事態に陥る訳です。

 

人が生身でビルから羽ばたこうとする。

飛べると確信しても周りの山羊座は止めるでしょう。

 

逆に、羽が生えて自分は飛べるんだと理解しても

蟹座が体をこわばらせるかもしれません。

 

自己の意思と

存在の条件が合うか否かの揺さぶりがかけられる訳ですね。

 

逆に

何故こんな弱いヤツがチャンピオンに?

何故大して可愛くないのにこのアイドルは人気なんだ?

 

という事もありますね。

 

各々の世界というのは、

席を取れた奴は勝者で

取れなかった奴は敗者となる訳ですが

 

その席を取ろうと思わないとまたその席に座れないのも事実。

 

資質はともかく

その席に座ろうと思う事もまた

 

「自分」を作る上で大いに影響を与える物だと言えますね。

 

そんな時、その傲慢さは

「勇気」と名前を変えているかもしれません。

 

 

 

それでは

 

いつもの8ハウスルールを使って牡羊座を分析して行ってみましょう。

 

こちらの図です。

 

 

牡羊座の機能が停止するのは蠍座です。

蠍座の管轄は「約束」ですね。

 

「約束」というのは「取引」とも言え

その取引は精神と物質両方を足した双方の交換料が「等価」になる行為です。

 

また書き直させていただきますが

蠍座の一番重要なファクターは「均衡」

 

牡牛座の「不平等」と対を為す「平等」の概念です。

 

ここでわかりやすい

ジャイアンとスネオを例に挙げますと

ジャイアンの暴力を受けない代わりにスネオはおもちゃをジャイアンに与えます。

 

一見、納得したくない人間関係だとは思いますが

 

ひっくり返して見てみると

スネオに嫌われないように振舞わなければジャイアンはおもちゃを与えてもらえない。

 

という事になります。

 

 

そして双方

 

ジャイアンは常に腕力を持ち続けなければなりませんし

スネオは財力を持っていなければこの関係は成り立ちません。

 

この部分は牡牛座の管轄「資質・不平等」ですが

 

それをつないでいるのが「均衡・平等」というのが見えましたでしょうか

 

いやいやそんな薄情な。なんて言わないでくださいね。

友情うんぬんの話は別の取引が働いているだけです。

 

「特別な関係」なんて存在しません。

 

 

さて、そんな蠍座に牡羊座もといジャイアンが侵入した時どうなるか、ですが。

 

「約束・均衡」が保たれている間は「傲慢」は死んでいるんですね。

 

互いの傲慢さをぶつけ合って折り合いが付かない時

そこに「関係」は生じません。

 

どちらかが退場するだけの話です。

 

関係の断絶が、蠍座の消失です。

 

 

そして逆に牡羊座で機能が停止するのは乙女座。

 

乙女座は「信仰」でしたね。

 

そこから乙女座は外部を学習し、身につけていく訳ですね。

 

学習とは誰かや何かの言っていることを「信じないと成り立たない」んですけども

牡羊座は「自信」を持っている為「外部を信じる」必要性がないんですね。

 

簡潔にいうと

話を聞かない。という事

 

対向星座の魚座は「自分のわかっている事」を管轄しますから

「教師」や「伝道師」というワードも割り当てられるのですが

 

牡羊座・牡牛座の「自分領域」から少し相手軸に近づいた為、アクションが見える訳です。

冒頭の双子座の逆パターンですね。

 

 

牡羊座の「傲慢」が出ると「学習」にならない

という事です。

 

そしてこの「傲慢」と「不平等」のワンセット

いわゆる「自分」の要素というのは

 

「外部に影響を与える領域」と言えるんですね。

 

牡羊座、牡牛座の両要素とも

「自分の内部から発せられる物」と言えるからなんですね。

 

確信も。

才能も。

与えられるものじゃなく、持っている物です。

 

自分がそこに存在する時点で一人分の酸素濃度が薄くなる訳で

自分が人と違う答えを放つ事で、他者にその概念が芽生える。

 

存在する事というのは影響を与えるという事なんです。

 

作用は常に

天秤座・蠍座の「影響を与えられる作用」とにらめっこ関係にありますが

 

単純な話

この自分と相手の立ち位置の切り替えが「会話」となります。

 

しかし、そんなに世の中の人間みんなが傲慢だろうかと思いますが

 

わかりやすいのがズバリ「喧嘩」です。

 

喧嘩なんかしたことない方も

思春期での親とのやり取りや兄弟との諍い

 

子供も親も言うことを聞いてくれない。

 

そんなすれ違いの時期が往々にして世の中にはありますよね。

 

お互いの牡羊座がぶつかり合い、繋がり(蠍座)が薄くなってしまう。

そういう現象が身近にあるんですね。

 

 

傲慢さとは意思を持つ物であれば当たり前にして純度の高い生きている証拠と言えます。

 

そして言い方を変えれば

牡羊座と牡羊座お互いが存在しないと存在しえない仲でもあるんですね。

 

違う意見がないと成り立たないようにこの世界はできています。

それが優秀な遺伝子を残すシステムで出来ている世界の健全な姿です。

 

云わば

アンパンマンとバイキンマンですよ。

 

アンパンマンの設定は牡羊座を説明するのにとてもいい例かもしれませんね。

 

イースト菌とバイ菌というのは共存出来ず

 

食べ物であるイースト菌はみんなの味方で

食べ物を破壊するバイ菌はみんなの敵です。

 

という設定

しかし、お互いに「生存」しなければならない訳で

 

みんなの為に生きる「アンパンマン」か

 

自分達の存在の為に生きるバイキンマンか

 

アンパンマン

愛(蟹座の為に山羊座が守る)と勇気

 

バイキンマン

希望(獅子座の為に水瓶座が理想を掲げる)と勇気

 

 

山羊座(アンパンマン)と水瓶座(バイキンマン)の対比はありますが

 

 

ぶつかるその姿はお互いに牡羊座なんですね。

 

 

正義があるのは悪のおかげ

 

言葉の使い方に誤りがあるかもしれませんが

 

強者がいるから弱者が存在する

 

そういう公式が正義と悪を成り立たせます。

 

 

現代を生きている上で

弱肉強食という地球上を忘れがち

見て見ぬふりをしがちではありますが

 

自己と他者が「共存」する為には互いに争い合う事が

 

変化を促し平和を作り出している

 

という現実です。

 

そうして

お互いの「生存」という正義と正義をぶつけ合うのが牡羊座の姿です。

 

それはアンパンマンやバイキンマンのように

周りからは「勇者」に見える時があるのかもしれないですね。