双子座と考察のグランドクロス | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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世の中を見ながら思った事を書いていきます。
とんでも占星術やら隠謀論やらオカルト等
真理探求に終わりはないようですな。

※双子座では8ハウスルールを記載していなかったのでこの度再投稿にてお送りします。
 
 

時は西暦2018年

 

そろそろ平成も終わろうかー、

 

という時世でございますね。

 

 

現代は別に

 

原始時代じゃないし、

 

戦国時代でもないし、

 

まして戦争時代でもない

 

そうそう簡単に”肉体的に死ぬ”なんて事ないんですよね。

 

ただですね。

 

こと「人が人として生きる」という話となると

生きている心地を簡単に失ってしまうんですよね。

 

そんな前振りをしながら、、、

 

 

 

 

今回は双子座のご説明を致しましょう。

 

牡牛座で「貯蓄・記憶」された自身の言葉や肉体、物を駆使して

パフォーマンスをする。

 

わかりやすく言いますと

発言等ですかね。

コミュニケーションの領域です。

 

幼児期の「見ててー!」

という衝動というのがわかりやすい表れかもしれないですね。

あやつらは披露している姿を見てないと怒りますからね。

ましてや見届けるまでやります。

 

彼らにとって自らが「出来る」という事実を作る事が大事なんですね。

 

これが出来る

あれが出来る

 

その発信こそが重要な訳でありまして

誰それがどうだとか

というのはまた別の認知作用です。

 

この全ての行動の種の名前は「主張」

 

これが双子座の行動原理となります。

 

よく「飽きっぽい」と言われるのも仕方なく

主張をするということは「注目を浴びる」事にもつながります。

 

これは獅子座の管轄に見えますが

獅子座における「注目を浴びる」という作用は

「大切だから」なんですね

 

 

双子座は「すごい」から注目され

 

獅子座は「危なっかしい」から注目されます

 

 

 

「すごい」「いいね」を貰う為に双子座はあの手この手で自らの持っている物を披露しますが

飽きられると主張が通らなくなるので新鮮なネタを用意する訳です。

 

 

それでは射手座の記事においては

射手座と双子座の対向関係をスルーしましたが

 

今回はそれを踏まえて双子座の具体的な作用を浮かび上がらせて行きます。

 

射手座の行動原理は「使命を果たす」云わば「己に課された義務」の全うなんですね

 

なので双子座と射手座のオポジションというのは

 

「義務と権利」の反発と言えるんですね

 

いくらお絵かきや積み木が上手でも

お片付けという約束が果たされなかったらママに怒られてしまいます。

 

さらに

 

だって!等と言い訳という主張を続けよう物なら積み木は捨てられてしまうかもしれませんね。

 

 

ここにインド占星術の解釈を取り入れると

蠍座から8ハウス目に由来する双子座は蠍座から見た時「死のハウス」に位置します。

 

それぞれの星座を1ハウスとして見た時7つ先のハウスはその星座の作用を失わせる作用を持つんですが

 

オポジションの事象はオセロの白と黒の様に共存する事が出来ない表裏体ですから

「個人の主張(双子座)」をする事によって

「義務(射手座)」がおろそかになり

「対象物との繋がり(蠍座)」を絶ってしまう行動となる

 

ということです。

 

これがつまり、射手座を放棄する事によりママから怒られる仕組みですね。

 

ママが与えた「関係性自体の意味」が死んでしまうことによるトラブルです。

 

「言うこと聞かない子はママ知らないよ!」

 

となる訳です。

 

そしてその逆

 

双子座の7ハウス先は

「完成・区切り」を司る山羊座

山羊座の行動原理、主な作用を簡潔に挙げ直しますと
物事のある一定に区切りをつけて物事に意味を付与する役割とお伝えしました。
詳しくは「山羊座 形を作る。」をご参照頂きたい。

 


例えば「蛍光灯」これの主な用途は現状部屋の照明に使われます。

双子座の役目としましては
その蛍光灯の持っているポテンシャルを営業マンよろしく皆様にお伝えする仕事。

蛍光灯は明るいよ!
触ってると熱いよ!
衝撃を与えると破裂するよ!

だから灯りにも使えるね。肉なんか焼けちゃったりして、破裂するから爆弾に出来ないかな?

と、双子座の行動原理「主張」を働かせる訳ですね。
双子座にとって主張の内容はなんだって良いので

「蛍光灯に使って破裂したらどうなるの?」
「光らなくなったらすてちゃうなんてかわいそうだよ」

なんて皆さんご存じの蛍光灯の使用方法にさえ意を唱える事だってします。

そうなるとそこら辺の双子座を野放しに発言させ続けたら収集付きませんね。


結局、蛍光灯はどうすんのさ?

 

という事になってしまいます。


だから山羊座が言うのです。

「やかましい。」



「蛍光灯は部屋の照明に使います。以上。」



双子座は対向星座の射手座の管轄の「責任・義務」と戦い、最終着地「決定」の山羊座に落ち着きます。

「決定・完成」の後に他の発言は必要ありません。という事。
必要の無い理由は上記の通り

なので双子座は機能停止となるのです。


しかし

 

主張により決定が覆る事があるじゃないか!

と思うあなたに補足です。

主張によって決定が覆るには一度山羊座までの星座を通過していっているんですね。

わかりやすく裁判を例に置くと、

双子座→主張

蟹座→裁判所がざわつく(動揺)

獅子座→裁判所内で覆る可能性を期待する人が居る

乙女座→過去の事例、法令などを洗いざらい調査

天秤座→主張と主張の審議

蠍座→約束の結び直し

射手座→その主張が通る事に対する義務と責務の確認

山羊座→決定の変更の決定


ざっと並べるとこういう流れが起きます。
あくまで決定を下すのは山羊座での出来事
 

決定の変更以降に主張の通った双子座は役目を終えたので沈黙する。
と捉えても良いかもしれませんね。

 

ついでに

双子座とスクエア関係になる乙女座・魚座ですが

 

既出扱いでそれぞれの星座の記事を踏まえながら説明させて頂きますと

 

乙女座の種である「信仰」は学びの姿勢なんですね

陰の星座である為受動的です。

そこに双子座の「自分の考えの主張」が入ってしまう事は学ぶ際に邪魔になります。

 

そして既知・理解の管轄星座の魚座。

主張をしている立場の双子座なのに理解を示してはいけません。

状況に対して理解をしてしまうと主張する必要がないんですね。

 

そして対向の射手座を含めた4星座のグランドクロスを

 

私は

「考察のグランドクロス」

 

と今しがた命名しました!

 

 

双子座で自らの案を発表し

乙女座で他者の意見を学び

射手座で他者と共有する定義を守り

魚座にてその問題への答えを見出す

 

このグランドクロスがあると少し頭が良さそうですね。

 

そんな中、双子座の「主張」という行動原理は

多様な姿で現代の大きな流れを作っておりますね。

 

その大きな要因としてのSNS

個人のステータス披露の場として大きく影響を与えています。

 

HPやブログ、ツイッターもそうです。

2ちゃんねるもそうでしょう。

そしてインスタやFacebook

有名どころを上げるだけでもたくさん出てきますが今尚、その発表の場は広がりを見せています。

最近ではYoutuberが社会現象になっていますしね。

新しいメディアの形を作り上げています。

 

個人の資質やセンス、考え方や価値観が溢れんばかりに世の中に披露され

情報パニックと紙一重の様相を呈しております。

 

その中でも特に強い影響力を持つ発信者を「インフルエンサー」と呼ぶそうですね。

 

個人の主張が強化され、しまいには企業が音を上げなければならない事態も最近では珍しくありません。

(これは恐らく土星射手座の効力かとは思われますが)

 

前回の冥王星双子座の時代には

世界大戦がありました。

 

この時代では個人の主張が機能しなくなっているんですね。

 

大義という義務の全うが大きく作用し

個人の主張が押しつぶされてしまいました。

しかし戦時中に執筆し、戦後評価され始めた文豪も多く輩出された時代でもありますが。

 

争いの前には必ず「貧困」が横たわります。

冥王星牡牛座時代という訳ですね。

 

その影響により対向の蠍座が活動を活発化させ、冥王星牡羊座の対向の天秤座意識にて出会った外部を取り込もうとするんですね。

 

そして射手座に入り「大儀を果たす」戦いになる。

そして山羊座で「限界」を迎え、水瓶座で「価値観の革命」が起こる。

 

よく戦争は権威者や独裁者の恐怖政治から始まるような描写を目に止めますが

その裏に隠れているのは

 

大衆意思の暴走なんですね

 

世論という見えない「たくさんの大きな統一意思」が個人を動かし、大きな決定権を持つ人間にその責任がのしかかる構図です。

 

その反対が現代の現象であり、

射手座冥王星の効果なんですね。

 

ここまでの説明でお分かりになられたであろう事は

冥王星が鎮座する星座の対向の星座の現象がマジョリティになるんです。

それが猛威を振るうことで冥王星が鎮座している星座の要素が弱まるんですね。

 

現代で言えば

権利の主張ばかり表面化し

義務の遂行が弱まっています。

大企業や国力があちらこちらで弱体化していっていますね。

もちろん冥王星蠍座時代に「関係性への意味」が崩壊を続けた結果

主張をしなければならない状況になってしまっている訳なんですが

 

それにより冥王星が次の星座に移行する準備が整う訳です

「山羊座」の要素「完成」状態に亀裂が走ります。

 

個人の主張が行き過ぎてしまい

山羊座の培ってきた「社会」が崩壊を始めます。

対向の蟹座の根底にあるのは「安心感=恐怖に対する防衛反応」ですから

守る側であった山羊座がなくなり新たな防衛術が生まれ始めると思われます。

 

そして冥王星水瓶座に入った時

王政の復活、カリスマや特別な存在を必要とする動きが求められるのではないでしょうか。

蟹座にて安心感を求めて動き出し

最終的には統一された意思を持つように動く訳ですから

 

水瓶座冥王星時代に社会主義に移行するような予感が致します。

 

なのでここからの数十年なかなか世紀末的な様相を呈していく事になるのかもしれませんが

 

ご安心ください

なにも世界が終わる訳ではないのですから

ただの変化です

 

確かに我々占星術師は歴史の天気予報が出来るかもしれませんが

天気を操作することは出来ませんからね

 

運命に関しては雨が降ろうと傘の差し方すらまだ未解明ではないですか

まぁひとつ考えられるアドバイスをするとしたら「主張」しまくる事じゃないスかね(責任は負いかねます)

 

運命に対して何を騒いだところで動くもんじゃなし

その騒いでいる姿すら歯車に全て収まっているんですから。

 

とりあえず後世がこの知恵をどう扱っていくかの為に研究する事が我々の存在意義だと思うんですよ。

 

今までの因果から次の因果に向けての歯車です。

 

皆様も薄々感づいてはいないでしょうか

冥王星射手座の効果によって

双子座の個人の主張が強く出ている世相を。

 

そこからくる

「人としての正しい生き方の崩壊」

 

 

冒頭にて、

「人が人として生きる」という話となると

生きている心地を簡単に失ってしまう

 

という話を致しましたが

 

「義務」というのは使命感に置き換わる大事な生存の肯定感の種なんですよね。

 

私がやらなければ誰がやる。

私にはこういう役割がある。

 

だから生き続けなければならない。

 

これが所謂「生きる意味」という物になるんです。

 

それは時として

お国の為にー、という作用を生み出し、悲劇として語られるかもしれない。

 

しかしその時々のそれぞれの使命感を

我々は否定できる立場にはありません。

 

時代とともに変化する価値観の前に、誰が知った口を聞けるというのでしょうか。

 

少なからず「誰かや何かの為に生きた事」がその人間の思想、価値として意味が付与されるのです。

 

正しさは確かにその個人の中にあります。

 

しかし我々は

「与えられる事で存在を許される約束=私の意味」を必要としているという事です。

 

それ程に「生きている心地」

つまりは

火のエレメントの不動星座

「獅子座の管轄する

 

「存在感」というものは危うい物なんですね。

 

多様な双子座の主張を尊重して

射手座の「生命の義務」という正しさを失いつつある我々はこれからどういう答えを見出していくのか。

 

その根本とも言える「神々の意思」もとい占星術の研究に

我々は精が出る訳ですな。