シロクマ10周年を記念して、ピアノソロ譜面を発売!
新年あけましておめでとうございます!
JAZZ目線2【楽曲解説】番外編 工藤明
ニューアルバム『JAZZ目線2』
【メンバー楽曲解説】番外編
JABBERLOOPメンバー4人による楽曲解説をお送りして参りましたが、この人の解説を期待してた方も多いのでは?
共にJABBERLOOPサウンドを作り上げる大切な仲間
ドラマー【工藤明】による楽曲解説!
(JAZZ目線2、レコーディング風景)
サポートメンバーとしてドラムを叩かせてもらってます、工藤明です。
とっても恐縮ですが、今回番外編として僕もこの解説を「サポート目線」で書かせて頂くことになりました。どうぞよろしくお願いします。
日頃色々な現場で演奏していると、自分は「ハイブリッド」なものが好きだなと思うことが多々あります。例えばアコースティックとエレクトリック、ドラムセットとパーカッションセット、そしてJABBERLOOPで言えば「ダンスミュージックとジャムセッションのハイブリッド」だと思っていつも楽しませてもらっています。
そんなJABBERLOOPの今作は、一緒にスタジオで一から曲を作った前作NEWと違ってカバーやリアレンジ中心のアルバムということで、既存の曲を違う角度から捉えて演奏するわけですから、その中で良くも悪くもバンドメンバーと同じ過去を共有していない自分がスパイスとして働けるには、「違う何かを組み合わせて一つのものにする」というアプローチがいつも以上に重要になってくるだろうと感じていました。
例えば、「本日モ晴天ナリ」はスカでありながら盛り上げたい所ではいつの間にか4つ打ちになるようにリズムパターンを変えたり、「Source Of Spring」はドラムンベースやジャングルというスタイルは意識しながらも、基本的には普通にジャムっているような感覚で演奏したりと、2つの要素を行き来するようなプレイを何となく心掛けていました。
また「Atmosphere Entry 」は、全体的にドライな音色になるように楽器をチョイス&チューニングし、メルテンさんの作曲当初のイメージということでブロウクンビーツを意識したリズムを演奏しましたが、僕はバンド初期から聴かれていた方にとっても馴染みがある「and infinite jazz...」に収録されているバージョンに、曲の後半で戻ってこれたら新旧融合みたいで面白いんじゃないかと勝手に思っていたので、ドラムソロ明けに「いわゆるクラブジャズ」な4つ打ち&スウィングに移行できるようにアプローチしてみました。
「TAKARAJIMA 」に関しては、もうこれは一番悩んだ曲で、僕は吹奏楽部経験者でもありT-SQUAREのコピーもしていたこともあったので(高校生の頃KORENOSのライブを観た後、則竹さんにアドバイスを乞いに行ったくらい)、どっちのバージョンも頭から離れない状態でしたが、リハの前にYOUTUBEで見たイビサか何処かのクラブの映像がなかなか良かったので、この感じをブレンドしたいと思い、レコーディングの直前にもその映像を見て気持ちのスイッチを入れてから演奏したことが記憶に残っています。
一曲一曲挙げていくとキリがないですね。
まあここまで色々と書きましたが、僕の敬愛するドラマーの一人、外山明さんが何年か前に雑誌のインタビューで「ドラム叩く時もご飯食べる時もおんなじで、結局最終的には好きな食べ方しちゃうんだよね」的なことをおっしゃっていて、僕はこの考え方がとっても好きで今でもよくこの言葉を反芻していまして、新曲「Will」は「こう叩け」という牽引力が凄まじい曲なのでもはや言わずもがなですが、基本的には全曲「始まっちゃったら好きなように」で演奏していたと思います。またJABBERLOOP自体も好きなようにプレイすることを良しとしてくれてそれを楽しんでいるバンドだと思うので、勢いのまま演奏できたんじゃないかと思います。
そんなことを感じながらの録音でした。
普段のリスナー目線はもちろんのこと、プレイヤー目線からも覗き込みながら楽しんでいただければと思います。
以上、工藤明でした!
JAZZ目線2【楽曲解説】MELTEN 編
ニューアルバム『JAZZ目線2』
【メンバー楽曲解説】MELTEN 編
キーボードのMELTENです!
ニューアルバム『JAZZ目線2』沢山お聴きいただいてありがとうございます!
今回はJAZZ目線というテーマはありつつ新曲あり、再録あり、カバーありとバラエティ豊かな曲が収録されています。
再録はたまたま僕が元々作曲した5曲ってのもあって思い入れも深く、また新たな発見も多かったです。
それでは、1曲ずつ触れていきましょう。
■Will
すでにライブは何度か演奏してますが、僕の第一印象はスピリチュアルジャズ×ジャズワルツでしたがライブでやってみてわかったのですが、他の速い曲や激しい曲よりもバンド演奏の音量が大きく、曲自体のエネルギーも凄く大きいです。曲を作ったながっちゃんのロックスピリットを感じる一曲であり、JABBERLOOPのJAZZ目線を表すのに相応しいリード曲だと思います。
■本日モ晴天ナリ(JAZZ目線Ver.)
オリジナルは2010年の3rdアルバム『攻め燃える』に収録されてます。
曲を作った当初からピアノが裏拍にコードを刻む(通称:裏打ち)スカアレンジは考えてたのですが、このアレンジをライブで試験的にやってみたら良い一体感が生まれたのでこの度録音しました。電気楽器を使ってないアコースティックサウンドのスカが最高に気持ちいいです。
■Atmosphere Entry(JAZZ目線Ver.)
2007年のデビューアルバム『and infinite jazz…』の収録曲の再録です。
オリジナルバージョンは高速4beatですが、ブロークンビーツを用いた今回のアレンジは僕がこの曲を作った時の元のイメージに実は回帰しています。
ブロークンビーツは10年前に流行していたリズムですが、今回のアレンジはドラムの自由度が高くベースやキーボードがその伴奏に徹する場面が多いですが、そういったアレンジは10年代のジャズのトレンドを踏襲していて、より現代的になって曲が生まれ変わったと思ってます。
■TAKARAJIMA
オリジナルを演奏しているT-SQUAREの偉大さは僕も年齢を重ねるごとに実感が大きくなっていきます。
T-SQUAREのオリジナルバージョンでは、この曲を作曲した人でもある和泉宏隆さんのピアノソロが大変素晴らしく冴え渡っています。
僕も今回恐れ多くもピアノソロを弾いてます。
JABBERLOOPの楽曲(『シロクマ』と『イナズマ』)が『NEW SOUNDS IN BRASS』に高橋宏樹さんのアレンジで今年めでたく取り上げられたのもあって、同じ吹奏楽界で色褪せず愛される名曲『TAKARAJIMA』を取り上げようというMAKOTOのアイデアで今回のカバーが実現しました。
■江州音頭
Mother Lake Jazz Festivalを開催している滋賀県の民謡です。
元の曲の歌のメロディーがなかなか複雑で規則性がないのですが、その分のおもしろさもあったので、その上にスピリチュアルジャズ的なヴォイシング(コード・和音付け)を施したら凄くクールにハマりました。
短いですが壮大な世界観を感じて欲しい1曲です。
■Source Of Spring(JAZZ目線Ver.)
2007年のデビューアルバム『and infinite jazz…』の収録曲の再録です。
メインメロディーが繰り返される中でコード進行だけが変わっていく部分がポイントです。
シンプルさとスリリングさテーマにリアレンジしたのでオリジナルよりもパワーアップしたと思います。
■ソレソレ(JAZZ目線Ver.)
オリジナルは2010年の『攻め燃える』に収録されてます。
『CHECK THIS OUT!!』(2009年/2ndアルバム)以降は脱クラブミュージック的なイメージで制作してました。
しかし、この曲は一見タイトルや曲調にふざけた感じはありますが、3コード繰り返しのみで無理やり押し切る構成はある種クラブミュージック的な要素を多く含んでいると思います。
このアレンジは2013年のJAZZ目線ツアーの時にやっていました。
オリジナルと比べてノリやイメージが大きく変わってるって訳じゃないのですが、使用楽器やサウンドの変化で全然印象が変わってオーセンティックなジャズらしさが表現できたと思います。
■Behind The Wind(JAZZ目線Ver.)
オリジナルは2008年の『INFINITE WORKS』に収録されてます。
当時『Missing my Bird』(2007年/『and infinite jazz…』収録)が評判良かったので、ラテンのリズムで『Missing~』と対になる曲として書こうと思って書きました。
どちらも『シロクマ』より前の代表曲です。
このヴァージョンはライブで演奏する度に音源化して欲しいという声が多かったので、今回実現して良かったです。
サルサの要素がプラスされて大人っぽさと情熱が増したと思います。
■琵琶湖就航の歌
Mother Lake Jazz Festivalを開催している滋賀県の有名曲です。
ジャズワルツをベースにアレンジしましたが、コード進行のリハモナイゼーション(元のコード、ハーモニーの付け替え)が肝になっていて、より聴く人の感情を揺さぶるイメージにしました。
オンコードを用いたピアノのイントロは”優しさ”をイメージしました。(バファリンじゃないよ)
アルバムの締めに相応しい音源になりました。
JAZZ目線2【楽曲解説】 DAISUKE 編
JAZZ目線2【楽曲解説】YUKI編
ニューアルバム『JAZZ目線2』
【メンバー楽曲解説】















