先週はお彼岸でお休みだったのですが、午後からの予定が大幅に変わってしまい時間が空いたので急遽シブゲキにてボクラ団義暫定最終公演 初日の「ハンズアップ2022」夜の部を観てきました。

個人的にも久しぶり(約半年ぶり)の観劇ではありましたが今回の演目が再演だけに、安定の面白さとテンポの良さ、そして演劇の醍醐味がたくさん詰まったとても素晴らしい内容でした。
企画演劇集団ボクラ団義さんは昨年発表したとおり今回の公演を以って無期限の活動休止状態に入るため、この公演が事実上の最終公演に。しかし劇団は解散はしないので「暫定最終公演」と銘打っての興行。しかもこの演目の他「耳があるなら蒼に聞け」という演目まで日替わりで上演する2演目同時上演という最後までチャレンジ精神を忘れない劇団ですw
なんだか出演者の皆さんが思いのほかキラキラしてたなぁ。最後ということで良い緊張感で臨まれているんでしょうね。
日替わりゲストもあり初日の日替わりゲストは齋藤彩夏さん。舞台がだいぶ久しぶりでしたので緊張してたのかな。それでも前説にも登場して会場内を温めてくれたり癒やしてくれました。さすがですね(*´ω`*)
実は火曜日にも観に行ったのですがやはりこの劇団は2回以上観るというのが正しい見方ということを改めて確認。2回目はストーリーはすんなりと入ってくるので演者の皆さんの細かな所を観られるので満足できるのです。本当は「耳があるなら蒼に聞け」を観に行きたかったのですがどうにも休みの都合がつかず断念。配信で観ることにします。
火曜日の日替わりゲストは図師光博さん。この方は出てくるだけで空気が変わる稀有な存在だけにどうなるかと思ったら案の定でしたw
それにしても両日とも暫定最終公演を感じさせない明るい公演で良かった。個人的にも生で観られるのが今回が最後なだけに最高でした。
ボクラ団義さんを初めて観たのはちょうど10年前、2012年の「鏡に映らない女 記憶に残らない男」でした。齋藤彩夏さんがご出演される縁で観たのですが、上演時間が長いなーと思ったもののとにかく主宰の久保田唱さんの脚本と演出にやられましたね。それまで演劇というとどうも型にはまったものが多くある程度展開もこんな感じかなとか想像出来たのでそんなにのめり込むことはなかったのですが、ボクラ団義さんだけは違った。個性的な役者さんたちはもちろんのこと世界観やら設定やら役名やら1度観ただけではわからないような細部に渡ってとにかく作り込まれているという印象で映画やドラマとは違った舞台演劇の面白さの可能性をとことん広げてくれた劇団でした。
この公演の時、齋藤彩夏さんはその前の月に別の舞台にもご出演されてたのですが、私そちらは観られずだったのでこの公演後ご挨拶の時にそのことを申し訳ないと話したら「あっちよりもこっちを絶対見て欲しかったので嬉しいです!」と言われた、というか力説されたのでやはり彩夏さんにとっても手応えのある劇団さんだったのだなと感じました(^_^;
ボクラ団義さんで一番印象的な演目は「オーバースマイル」「誤認」「さよならの唄」などなど。まぁ全て良い作品なのでどれが一番とかはないです。また演目以外で印象的な出来事だったのは2016年の「今だけが 戻らない」の初日公演ですね。この公演、舞台装置不具合のため上演途中で中止になったのです。こんなレアな経験も初めてでしたが、公演自体は翌日から通常通りできて無事千秋楽まで無事終えられたのですがああいうことも経験してきた劇団だけに一筋縄ではいかないのは運命だったりもするのかなと思ってみたり。
その後小演劇界の大物や実力者との共演でさらに大きくなっていったりまた去っていった方もいたりと波乱万丈な劇団でしたが、それにしてもこういう形で止まってしまうのは残念としか言いようがない。でも人間成長するためにはそれぞれの道があるしそれぞれの生き方がある。今がダメでも生きていればまた必ず復活する道は残される。そう遠くない未来に復活できることを願って。