観劇です。
昨日は中野テアトルBONBONへ「ロストマンブルース」 の初日を観に行きました。


無くなるライブハウス
集まった無くした人たち
間もなく無くなるライブハウスに訪れたとある中年のバンドマン
思い出深いその地に時を同じくして訪れた
同じく思い出深い筈の人間達は
皆一様に・・・
集まった無くした人たち
間もなく無くなるライブハウスに訪れたとある中年のバンドマン
思い出深いその地に時を同じくして訪れた
同じく思い出深い筈の人間達は
皆一様に・・・
と前回の触れ込みを引用しましたが、前回という事は今回再演、しかも3度目という事で人気のある演目なのです。バンドを題材にしたっていうのもあり前々から観たかったのと前回「今だけが戻らない」にご出演されていた方々が多かったので今回観に行くことにしたのです。
実はこの作品も久保田唱脚本。いやぁすごいというか流石だなぁ。笑わせ方や泣かせどころなど確実にツボを押さえていて、いつもの2時間半オーバーの内容が2時間になってもちゃんと“らしさ”が出ているんですよねぇ。
また今回の主演・夢麻呂さんは52歳と座組最年長ながら一番熱い演技をしてくれています。まぁ役がそういうアツいやつなんですが、それにしても主役がここまで熱いと周りの出演者も呼応してすごく良い演技をしてくれるのですよ。何ていうかコレこそが舞台演劇の醍醐味というかその一瞬一瞬に賭ける情熱が伝わってくるのですよ。理屈じゃないんだよね。ちなみに夢麻呂さんはその昔キャイ~ンの2人など浅井企画系の若手と親交があったらしく劇場入口前に天野っち・ウドちゃんからのお花が飾られていたりもしていて何ともオドロキな繋がりなのでした。
しかし・・・ストーリーをばらしてしまうのはアレなのですが、ちょっとだけばらしてしまうと実は事故で記憶を失ってしまった1人のバンドマン(=主人公)の話で、24年もの間毎年1年に1度同じ日にあるライブハウスへ訪れる、という設定なのですが・・・私の24年前が丁度学生でギターやバンドやロックに夢中だった時代だったので何というかものすごく共感できたなぁ。
でもさ、この作品で当時のリアルな体験したのって主役の夢麻呂さん以外居ないんだよねw だからこういう作品作るって事はそれなりの事を調べて、私らリアルに知っている世代にもちゃんと納得させられるっていう力がホントすごいと思う。
そしてカーテンコールで出演者の方々が持ち回りで主題歌を歌うっていうイベントがあるのですが、さながらライブハウスと化してものすごく楽しい気分で帰ることができたのは非常に面白い体験でしたw 今年最後に良い舞台で締めくくられたのはホント良かった(´∀`)