うあすか! | 新・づらづら日記

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音楽・お笑い・スポーツ・アニゲetc. 雑食系バカ・ジャブきちが綴る日々の雑記帳です。令和元年6月、ヤフーブログから引っ越してきました。

リオ五輪も近くなってきたのでSNSで噂になり、ここ最近気になっていたバンドのCDが昨日発売されたので早速ゲットして聴いてみました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  
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ブラジルのボッサ・メタル・バンド「HUASKA(ウアスカ)」
ボッサ・メタルとは文字通りボサノヴァとヘヴィメタルが融合したどこにもない音楽のジャンル。HUASKAというバンドはアレッサンドロ・マンソ(G)と日系三世のラファエル・モロミザト(Vo)を中心に約15年くらい前からすでに活動しており、その頃から数年前からSNSあたりでは騒がれており一部の色物マニアに絶大に支持を受け、今年ようやく日本CDデビューに漕ぎ着けたという次第。

まぁそのサウンドはホントにユニーク。「その発想はなかった」や「水と油の融合」などまさに誰もが考えつかなかっただろうし1回聴いてもピンとこないかもしれない。

ただ何度か聴いていくうちに意外とその“静と動のグルーヴ”の虜になっていくという不思議な魅力があります。

まずは日本独自企画ベスト編集の「THE BIBLE OF THE BOSSA-METAL(ボサノヴァ・メタル教典)」
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01 Chega de Saudade[想いあふれて]			
02 Avoar[飛翔]			
03 Tristeza[トリステーザ]			
04 O Machete[マチェーテ]			
05 Menos Eu[オレ以外]			
06 Ainda Nao Acabou(feat. Eumir Deodato)[まだ終わっちゃいない (feat.エウミール・デオダート)]
07 Foi-se[なくなった			
08 Quando o Amor Morreu[愛が死んだ時]		
09 Sobre Voce[オマエについて]			
10 Samba de Preto (feat. Elza Soares)[黒のサンバ (feat.エルザ・ソアレス)]	
11 Sinto Muito[すまない]			
12 Voyeur[盗撮者]			
13 SambaDoom[サンバドゥーム]			
14 Let's Bossa[レッツ・ボッサ]
彼らの今までの代表曲を集めたいわばベスト盤ですがこれはわりと強力w
「想いあふれて」や「トリステーザ」などボサノヴァを聴いたことがある方にはあまりにも有名な曲ですがそれらの単なるメタル・アレンジではなく「融合」なのです。

「想いあふれて」のライブ映像がありますので聴いてみてください


CDバージョンはホーンセクションなども入ってよりボサノヴァ寄りなのですがそれでもこの融合はお見事。
またブラジル音楽界の重鎮、デオダートやボサノヴァ界のレジェンド、エルザ・ソアレスなどとの共演もあり楽曲に華を添えております。この他にもメタル寄りなオリジナルを含めユニークな曲が沢山なのです。


続いてほぼ同時期に発売された最新オリジナルアルバム「FIM」
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01. Pode[可能]
02. De Repente[突然に] 
03. Euvocê[エウヴォセー]
04. Kuyashii[クヤシイ] 
05. Reconhecer[認めること] 
06. Canto de Ossanha[オサーニャの歌] 
07. Incompleto[不全] 
08. Cal[カル]
09. Em Volta[周りを見渡して] 
10. Fim[フィン]
こちらは新作ともあってどちらかというとメタル寄り。厳密にいうとメタルというよりもラウド/ヘヴィ・ロック、グランジ/オルタナ風味のほうが強いのかな。今回も「オサーニャの歌」がカバー曲としてありますがこれもなかなかの融合具合。やはりメタル寄りよりもボサノヴァ寄りの曲の方が魅力が大きいので今後はオリジナル楽曲の弱さの克服が課題か。でもこれだけのアイデンティティーとバイタリティーがあればメジャー進出も夢ではないと思うが。

しかし実際のところ彼らの存在を知ったのはTwitterでフォローされたからなんですよね(^_^; ある意味これこそが草の根活動なのだと思います。