だいぶ久し振りにCDを2枚購入。
1枚はSTRYPERの新作「NO MORE HELL TO PAY」

1. Revolution
2. No More Hell To Pay
3. Saved By Love
4. Jesus Is Just Alright
5. The One
6. Legacy
7. Marching Into Battle
8. Te Amo
9. Sticks & Stones
10. Water Into Wine
11. Sympathy
12. Renewed
13. First Love (Orchestral Version) *Bonus Truck
オリジナルとしては約4年ぶりですが前作はまだ今年出したばかりなのでかなり速いペースでのリリース。STRYPERも今年で結成30周年の節目、しかも再結成からも10周年ということもあってか今年はかなり精力的に活動しているようですね。
さて今作は4年前の吹っ切れた「MURDER BY PRIDE」に続きオリジナルということで“あの路線で行けば・・・”とこちらはある程度覚悟はしていたのですが、あに図らんや前作よりも数段メタル寄りに戻ってきているではありませんか!!
その証に今回はジャケットから気合が入っており「TO HELL WITH THE DEVIL」のエンジェルジャケットを髣髴とさせる。さらに楽曲は練りに練られている。当然ながら80年代のようなポップさは潜めているものの再結成後のアルバムの中ではダントツにいい。STRYPER伝統のトーン&サウンドを踏襲しつつハードなエッジ、リフ主体のメロディーライン&分厚いコーラスも抑えつつギターも弾きまくりの楽曲。そして何といってもマイケル・スウィートのパワフル・ハイトーン・ヴォーカルが冴え渡る。ここまで力強いマイケルのヴォーカルも鬼気迫るものがあるなぁ。
今回もカバーが1曲(M-4:DOOBIE BROTHERS)収録されていますが、完全にメタルアレンジなので違和感なし。他にもM-3、6、8、12などアッパーなチューンがあり思わずヘドバンしたくなる曲。こんな曲が何曲もあるなんて思いもしなかった。とにかくこのアルバムで完全復活といっても過言ではない。またライブが観たいなぁ。
そしてもう1枚はPLACE VENDOMEの「THUNDER IN THE DISTANCE」

1. Talk To Me
2. Power Of Music
3. Broken Wings
4. Lost In Paradise
5. It Can't Rain Forever
6. Fragile Ground
7. Hold Your Love
8. Never Too Late
9. Heaven Lost
10. My Heart Is Dying
11. Breakout
12. Maybe Tomorrow
13. Thunder In The Distance
14. Maybe Tomorrow (Orchestral Version) *Bonus Truck
こちらはUNISONICで完全復活を成し遂げたマイケル・キスクのヴォーカルをフィーチャーしたデニス・ワードのサイドプロジェクトの通産3枚目のアルバム。
何といってもこのPLACE VENDOMEが居なかったらUNISONICはなかったであろうというほどの重要なものなのですが、とはいえこのプロジェクトはメタルというよりもAOR寄りのロックでキスクのヴォーカリストとしての素質を十分に活かすことが目的なのでそういった点ではあんまり肩肘張らず聴くことをオススメしたい。
今回も前2作同様キスクに合わせて楽曲が作られていることもあり安心して聴けることができる。ただし前作よりいい曲が少なかったかな。とはいえUNISONICとはまた違ったキスクの伸びやかなヴォーカルをじっくりと堪能することができるのはこの上ない幸せですわ。