ROCKOMANGA! | 新・づらづら日記

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音楽・お笑い・スポーツ・アニゲetc. 雑食系バカ・ジャブきちが綴る日々の雑記帳です。令和元年6月、ヤフーブログから引っ越してきました。

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ついに発売された噂のブツをゲットw                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

喜国雅彦先生の「ROCKOMANGA!」

この作品はHR/HM専門マガジン「BURRN!」誌で1989年から2012年まで23年間の長期に渡って連載された4コマ漫画ならぬタイトル通りロックとかけた“6コマ漫画”。連載当初から単行本にならないのかとファンの間では話題にはなっては消えていましたがこのたびなぜかリットーミュージックからの刊行でめでたく発売されました!ヽ(≧▽≦)ノ

内容はHR/HMに関するネタの宝庫でファンの間では有名・定番な懐かしいネタからファンでも知らない長い歴史から忘れ去られようとしているマニアックなネタまで様々。各作品には作者のコメントが新たに付けられてたりとわりと分かりやすい親切な装丁。連載中期から後期にかけては作者の内輪ネタ的なものも増えていますが一応メタルに結び付けていたりと喜国先生のメタル事情を知るにも打って付けの一冊となっています。

まぁとにかく圧巻の内容です。作者の好みが偏っているためか満遍なくとは行かないもののわりとメジャーどころはおさえており、ハゲネタとデブネタ(誰かは読んでくださいw)は困ったときにちょいちょい出てくるというほほえましいものから思わずニヤリとするブラック/下ネタまでギャグのセンスは折り紙つき。かと思えば連載中に亡くなったアーティストもちゃんとフォローしているところも先生ならでは。でもマイケル・シェンカーに対する恨みは相当なものだということもコレを読んで分かりましたw

巻頭には新作、巻末には単行本未収録の作品と最新インタビューが“ボーナストラック”として収録されております。で、そのインタビューの中でも触れていますが、23年間画風がほとんど変わらないのがスゴイ。普通は20年も描いていると大幅に画風が変わってしまったりすることがほとんどですが、喜国先生の場合は微妙には変わってはいるものの違和感のないタッチでほぼ変わっていない。画だけ見たら「本当に23年分?と」疑ってしまうような感じですね(^_^;

この漫画が連載される前から私は「BURRN!」誌を購入して読んではいましたが喜国先生の存在を知ったのもこの連載を通じてでして、その後は「傷だらけの天使たち」「麻雀まんが王・まんが大王」「よりぬきキクニさん」と立て続けに単行本を買うほどファンになっていました。当時からギャグ・パロディーのセンスはバブルな頃というのもあってかかなりイってましたねw

しかしこの作品だけは単行本化するのはいろんな問題もあって大変なのでは?とも思いましたが、こうして単行本になるというのは実に素晴らしいこと。メタルとギャグが心底好きな方にはバイブルとなることでしょう(´∀`)