秋のメタル祭り(3) | 新・づらづら日記

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音楽・お笑い・スポーツ・アニゲetc. 雑食系バカ・ジャブきちが綴る日々の雑記帳です。令和元年6月、ヤフーブログから引っ越してきました。

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最後は今年最大の問題作、LOU REED & METALLICA「LULU」                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                
DISK 1
1. Brandenburg Gate
2. The View
3. Pumping Blood
4. Mistress Dread
5. Iced Honey
6. Cheat On Me

DISK 2
1. Frustration
2. Little Dog
3. Dragon
4. Junior Dad

LOU REEDといえばVELVET UNDERGROUNDの元メンバーとしてあまりに有名な前衛的ミュージシャンでもありますが、最近ではオルタナティブ・ロックの先駆けとしても認識されていますね。コマーシャリズムを嫌い徹底的に売れ線とは一線を画した実験的要素の強いアーティストでもあり、その徹底ぶりはLOU REEDのファンをも不快にさせる筋金入りの“天の邪鬼”でもあります。

その彼があのMETALLICAとコラボをすることになるとは誰が想像したでしょうか。確かに両者は“異端”としてみなされては来ましたが、どちらかというとMETALLICAは異端ではあったもののアングラからメインストリートになりたかっところが強く、実際独自の道は歩んできたが90年代以降聴きやすくなってきたのは進化の過程で迷いが生じてしまったためでありなおかつBLACK ALBUMがあまりにも売れてしまったためそれまでの自分自身を見失ってしまった部分での異端でありMETALLICA自体はオーソドックスなメタルバンドである。

両者の共通点を強いていうならばGOING MY WAY=我が道を突き進んできた部分に他ならない。そのお互いの強烈な個性がぶつかり合うことは聴く前から想像に難くなく実際どのような形で収まるのかが興味深かったところですが・・・

実際アルバム3回ほど聴きましたが、
1回目は先入観もあり頭で考えて聴くとまず理解できませんでした。
2回目は取りあえず先入観なく大体のコンセプトが見えてきました。
そして3回目・・・なんだろう、やけに深いなww

これは聴き手のイマジネーションが大きく左右しますね、試されるともいうべきか。
単純にLOU REEDのじいさんがボソボソいいながらそのバックでMETALLICAが演奏しているという図式。
そのMETALLICAの演奏も変幻自在、緩急もあれば流麗、猥雑と今までとは全く違ったものであるものの、音そのものは紛れもなくMETALLICA。

確かにMETALLICAの新作として捉えるのは大きな間違いでありコレはあくまでLOU REED & METALLICA両者の欲求の具現化の一つである。間違いなく問題作。ただ「LOAD」「RELOAD」とは別次元の問題作ですね。

これを作り上げたことは両者にとってどのような結果をもたらすのか。まぁもう昔のようにMETALLICAは非難されることはないと思いますが、少なくとも今後のキャリアに良くも悪くも影響が出るでしょう。 またLOU REEDにとってはある意味また一つアーティストとしての箔がついたかも知れませんね。

2枚組の超大作で1曲1曲が塊のようで1曲の長さ自体も長いものがほとんど。最後の曲に至っては20分弱もあり最後のほうは延々フィードバック音が続くという聴き手によっては苦痛以外の何物でもないかもしれません。

とにかくこのアルバムは聴かないと分かりませんが、聴かなくてもいいアルバムの一つかもしれません。
駄作ではないです。良作でもありません。まぁこれがアートだといえばそれまでかもしれませんが、何か聴き手に感じるものがあればこのアルバムは「アリ」なんでしょう。

個人的にこのアルバムを一言でいえば「刺激」ですね。そういった点ではドMには適しているアルバムかもw