反則負け | 新・づらづら日記

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音楽・お笑い・スポーツ・アニゲetc. 雑食系バカ・ジャブきちが綴る日々の雑記帳です。令和元年6月、ヤフーブログから引っ越してきました。

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風の噂で聞いたらなんと幻の名盤解放同盟のベスト盤が出たそうで。(正確には先月と今月のそれぞれ2枚ずつ発売)その余波というかついでというか殿さまキングスの過去のコミック歌謡を中心としたレア音源もつい最近CD化されたようです。                                                                                                                                                            

 そのうちの1枚がなんとクレイジー・キャッツのカバー集!「殿キンのスーダラ外伝 クレイジーキャッツを歌う」なのであります。


 殿キンは団塊の世代の方々にはお馴染み「なみだの操」のヒット曲で知られる歌謡グループではありますが、その曲がヒットする前はグループ名からも分かるとおり元々れっきとしたコミックバンドだったのですが、ヒット後はあまり知られなくなってしまいました。そのコミックバンド時代に8トラテープ用に制作された企画モノの音源が35年の歳月を経てここにCD化されようとは思いもよらなんだw


曲目は
1.スーダラ節
2.学生節
3.ドント節
4.これが男の生きる道
5.ハイそれまでョ
6.ゴマスリ行進曲
7.シビレ節
8.悲しきわがこころ
9.五万節
10.ショボクレ人生
11.いろいろ節
12.ホンダラ行進曲

以上の12曲に当時の貴重なライブ音源、まぁ平たく言えばネタテープなんですがwがボーナストラックとして収録されて豪華仕様となっております。(このボーナストラックはある意味超貴重です)



内容的には殿キン流の味付けはしてあるもののやっぱり忠実ですよね~。リスペクトがひしひしと伝わってくる。しかしどこか洗練されていて引っかかるものがない。ボーカルひとつとっても宮路オサムの歌の巧さはひとつ上を行ってるものの軽さがそこそこ、深みがない。オリジナルの植木等の上を行くことがなかった。それひとつ取ってもクレイジーキャッツは凄いんだよなぁ。と改めて思ってもみたり。

とはいえ水準以上のものは持っておりこのセンスがあったからこそ「なみだの操」のヒットにつなげることができたのでしょうね。ちなみにCDのライナーにはリーダーの長田あつし氏のインタビューも掲載されています。(長田あつし氏って元オヨネーズの方だったのね。知らなかった(^_^;)


なおこのCDと同時に発売されたオリジナルコミックソングを中心とした裏ベスト集「ブラジル」とクラシックの名曲を下敷きにし替え歌風にアレンジしたカバー集「パロッタ・クラシック」もコミックソングマニアなら一聴の価値アリ。


今日のBGM:ハイそれまでョ(殿さまキングス)