ファイナル | 新・づらづら日記

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音楽・お笑い・スポーツ・アニゲetc. 雑食系バカ・ジャブきちが綴る日々の雑記帳です。令和元年6月、ヤフーブログから引っ越してきました。

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 サクラ大戦歌謡ショウ・ファイナル 千秋楽公演へ行ってきました。以下ネタバレを含みます。ご注意ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     


 会場の青山劇場に着いたのは午前10時45分。開場1時間以上も前なのにいるわいるわの人だかり。お馴染みレイヤーさんたち大集合といった感じで普段よりも多くいたような気が。また当然チケットを持っていないような方々も多く見受けられその場の雰囲気だけでもという感じで入り口前の広場はそれこそ集会所と化していました。まぁファイナルだから仕方ないよな。


 そして会場前の恒例握手挨拶は園岡さん西村さん武田さんのダンディ団、田中公平先生、雲国斎こと国本武春さん、裏方&殺陣軍団からは塚田さん上原さん岩本さん、そして大神隊長こと陶山さん。・・・・・で、今日はその上バックダンサーのお姉さま方となんとモンスター役の真矢武さんも登場!  いやぁ~感動した~。ものすごい腹筋でしたよ。<どこみてだんだよ  
それでもって今回は会場に来ていた中に入れないお客様にもハイタッチのサービスまでしてましたね、さすが。


 
 そして開場後は売店で物販を購入・・・・・とはいえほとんど欲しいもの&主要なものは売り切れていたので今回は記念に薔薇組Tシャツとサクラのブロマイドを2種購入。ブロマイドって余り興味なかったんですがファイナルなんで一応記念にと。で、今回初めて買ったんですけど・・・コレ意外にいいですね(苦笑)


 ブロマイドを眺めつつ開演を待ち午後1時、前説の広井氏が登場し場内大いに盛り上がる。今公演は親方がやはりいなかったため(16日に観れておいて良かった・・・)ベロ武田と絡みつつ程なくしてダンディ団による前説ソングに。このピアノ伴奏が公平先生直々でした。そして広井氏曰く「ファイナル千秋楽らしく段取りどおりの舞台にするのが役者さんたちの総意です」とのことで最初は客席から笑いもこぼれましたがどうやらそのような雰囲気にもその時感じました。 





 そしていよいよ開幕。第1幕、まずは花組全員による「イッツ・ショウタイム」のアレンジバージョンに乗ってレビュウの始まり。タップダンスも入ってますます踊りに華やかさと磨きがかかっていました。



 続いて幕間は全員チュチュを着た薔薇組ダンサーズによるバレエダンス。これは16日に観た斧彦参入バージョンのほうが強烈でしたね。初めて生で観る郷里大輔さんがチュチュ姿でしたから。(苦笑)


 お次は「モダンジャパネスク」と題した日本の歴史をモチーフとしたメドレー形式のレビュウ。幕の内弁当的で小難しくなくこういった感じのレビュウはもっと早くにやって欲しかったなぁ。 しかしさくらのバニーガール姿はカワイかった。で、カンナは最後まで三の線なんだねw


 ショウが終わると舞台をかたす裏方の風景シーン、大神を探す紅蘭が登場し裏方さんたちとのやり取りをした後大神との会話シーンなどがあり、場面は転換して舞台半分は賢人機関の会議中の米田元指令とかえで、そしてもう半分は元賢人機関の暗闇博士&モンスター登場という今までにない変わった場景。曲と音楽もかなり凝っていてかっこいい見せ場の1つでしたね。


 さらに場面は変わり大帝国劇場舞台裏のシーン。バニースーツ姿で裏方さんに挨拶し労をねぎらうさくら。そこに本公演サプライズ出演の金田先生(蛍雪次郎さん)が登場。会場前挨拶にも出なかったのでコレはサプライズでした。2人のやり取りの後、岩本さん&上原さんによる幕間ミニコント。アドリブ出るかなと思ったけど意外に出なかったね。(苦笑)


 そして1幕の長丁場、楽屋のシーンへ。ここは結構アドリブなんかも出て面白いシーンでしたが、千葉助や雲国斎など出演者の登場シーンが余りにも唐突だったり雲国斎の三味線伴奏で始まった「愛はダイヤ」など結構無理なシーンがあったものの、ソコはソレ昔の歌謡ショウの醍醐味でもありましたから意外に気にならなかったかな。あ、そうそうアイリスが金魚を生き返らせるシーンは伏線だったんですね。

 今回「カンナの妄想改め乙女の夢」の餌食はもちろん紅蘭。ショートケーキの着ぐるみでカワイかったのですが、これも斧彦デーの時のほうが面白かったなぁ。薔薇組なので妄想バックダンサーとして登場したのですが、動きの遅い紅茶の着ぐるみを着た斧彦をマリアは笑いを堪えながら最後まで見ていたにもかかわらずカンナに「見えるだろ?」とつっこまれ、「見えてないわよ!」とすかさず返すのでしたw


 妄想が終わると同時に警報がなり出撃へ。銀座に暗闇博士のモンスターがが出没し西村が相手にするも腕を折られとどめをさされるその時、マリアの銃が火を噴き花組登場! お馴染み口上シーンを交えつつ戦闘シーンへ。今回は歌が入ってミュージカル仕立ての格闘シーン。これも新しい試みでしたね。

 ・・・と、ココで1幕終了。休憩前のお馴染みさくらと紅蘭の3分間ショッピング。こちらも今回最後にして歌つきで登場。とはいえ物販はほとんど完売していたので今回の紹介はサイリウムでした。売り切れながらもサクマドロップス占いはやりましたが16日と同じ桜色なので恋愛運UPは変わらず。他に何があったんですかねぇ・・・(苦笑)



 休憩明けて第2幕。雲国斎登場で客席も掛け声掛けまくりで大盛り上がり。やっぱり煽り方上手いですね~w  グランジャンポールも登場しそのままスルーと思ったらダンディのボスが登場。西村のケガを治してくれと頼まれ西村が登場し、チチンのプイで治してくれました! おわびかどうか知りませんがジャンポールは2人に担がれながら退場しました。


 場面は変わって一夜明けた銀座の街並。薔薇組やダンディ団、バックダンサーズたちによる歌と踊りが入り、昨夜からの状況説明も交えながらのシーン。

 舞台の成功を祈願しに神社へお参りに来たさくら。そこへ金田先生登場。(16日は武田さんでしたね)脚本の決めセリフがなかなか決まらない金田先生にさくらが「役者を信じてください」と一言。出過ぎたと思ったさくらに金田は「それだ」と改めて教えてもらいさくらに感謝する。ココまでのさくらの台詞には少しずつ成長したと思われる箇所が盛り込まれていてそこもまたこの10年の集大成的な匂いを感じました。


 金田先生と別れ願をかけ終わったその直後、昨夜のモンスター達が出没。今度は人質を取りさくらに勝負を挑む。モンスターとの一騎打ちでさくらは何と殺されてしまった・・・・さくらを探しに来たカンナが発見し、帝劇に戻ることに。


 場面は変わりダンディボスと西村の会話シーン。今後のギャング行く末を案じた会話から歌まで入り何とも哀愁漂うシーン。

 その後暗闇博士とモンスターのアジトのシーンへ。自らの寿命を感じていた暗闇博士は野望を息子と決め込んだそのモンスターに託すことに。しかし無情にもその息子に命を絶たれてしまう。ココも歌などが入りほとんどミュージカルでしたね・・・


 そして場面は変わって帝劇の医療室・ポッドの前のシーン。花組みんなが集まりさくらを何とかしようとするカンナ。しかし「死んだ人間は生き返らせることは出来ない」と紅蘭に諭される。それでもアイリスは自分の命を削ってまで霊力でさくらを助けると言い出す。アイリスはさくらやみんなに愛されていたからその恩返しがしたいと。その気持ちはみんな同じだったようだ。アイリスだけではなくみんなでさくらを助けることに・・・・・



 その頃銀座では大神隊長1人でモンスターたちをやっつけていたがそれも限界があり間一髪のところで花組たちの援護に助けられる。ココからの殺陣シーンはホントかっこよかったです。

 しかし多勢に無勢な花組。うまく流れを変えることは出来ず窮地のその時・・・・・(客席中段左端より)さくらが登場!  実にニクイ登場のさせ方でしたねぇ。ちなみにこのシーン舞台上の大きな月のスクリーン部分に映っていましたが・・・・1階では余り観ている人居なかったなぁ。(苦笑)

 ココからはさくらの独壇場! いやぁ、ほんとにすごい殺陣ですよ。圧巻でした。

 無事モンスターをやっつけ大神隊長のマジメなボケシーンを交えつつ大団円w 最後は米田元指令とかえでさんが舞台袖に登場し幕間のやりとり。

 そして2幕最後の歌「さくら咲いた」へ。舞台上には大きな桜の木が・・・・この歌も何か切ないですね・・・。


 休憩前には大神支配人の挨拶。そしていよいよ3幕へ・・・


第3幕 劇中劇「新・愛ゆえに」は革命時代のフランスが舞台でそれこそ「ベルばら」がモチーフだとは思いますが、コレはコレでまた違った脚色になっており、第1回公演「愛ゆえに」では描ききれなかった部分を補完する形でありましょうか。最後の劇中歌「新・愛ゆえに」も圧巻の一言。確かに原曲の「愛ゆえに」そのままでも良かったかも知れませんが、コレは舞台用にこういった形で見せる(聴かせる)というのがベストだったでしょう。いい演出でした。


 そして曲が終わって8つ数えた後サイリウムを用意(コレは前説時のお約束事だったのでw)いよいよフィナーレへ。今回のレビュウソングに乗りながら演者紹介の後最後のゲキテイへ!千秋楽だけに観客の乗りもハンパではありませんでした。歌って踊って楽しかった3時間半、最後の敬礼が終わり幕が閉じる・・・


 間もなく1度目のカーテンコール「花咲く乙女」が始まる。この曲は以前「海神別荘」千秋楽公演終了後観客のファン有志が歌った曲でしたね。なので今回は役者さんたちがこの曲で最後の「ありがとう」だったのではないかと思います。最後は桜の花吹雪でとても感動的でした。



 感動の余韻に浸りながら続いて2度目のカーテンコールは花組のみなさん1人1人から一役者としての感謝のメッセージ&挨拶がありました。「田中真弓役の桐島カンナです」なんて言ってた方もいましたが(笑)ここでやはり涙ぐんでしまわれた方もいましたね。客席からもすすり泣く声が・・・ホントに最後なんですね。


 そして最後のカーテンコール。帝劇主要キャスト一同勢ぞろいで深々と客席に挨拶。コレにて「サクラ大戦歌謡ショウ」の歴史に幕が閉じられました。

 終了後も花組の終演ナレーションが流れたにもかかわらず観客は離れることなく5分くらいスタンディングオベーションのように拍手(手拍子)を続けていましたが、ほどなくして本当の終了アナウンスが流れ現実に引き戻されまし。(涙)  そして大トリは恒例ファン有志の掛け声による三本締めでホントのホントに終了いたしました。<感想につづく> 



※ちなみに画像は初めて写真に収めた分かりづらい青山劇場wとお土産のブロマイドと光らないサイリウムと最後に舞った桜の花びらとチケット