で中を開けるとソフト本体よりも抱き合わせで買わされたデカいアクセサリーボックスのほうに目が行ってしまう。中身は実用的なものなのだがことサクラグッズはもったいなくてあまり使えないものが多い。(それこそもったいないのだが<だったら買うな:苦笑)
それはさておき、肝心の中身はというと・・・第一印象はさすがのクオリティに圧倒。そして10年前のあの感動が画面狭しと繰り広げられる。これだけでもう私としては元が取れてるんですけどね。(安っ) 一つ直感的に感じたのはこの移植は成功だったのかなとは思いました。ちなみに半日で4話目までクリアしました。
が、それだけにしかし粗も目立つわけで・・・・・・移植度としてはDC版が基本と思われるのでオリジナルSS版で慣れ親しんだ身としてはちょっと物足りない部分が多かった。たとえばディスク読込時の「なうろぉでぃんぐ」の表示がなかったりとか、セリフの後の桜マークがなかったりとか、OP映像に歌詞が出なかったりとか、説明書が右開きだったりとか・・・どうでもいいことなんですが、できればそういう細部までにこだわりを持ってもらいたかった。
そして一番気になったのがそのディスクの読込の長さ。随所で起こるのですが特にLIPSの直前で発生するのは緊張感が欠ける。それとミニゲームの前の読込が1分近くと一番長い。これはハード仁起因する問題なのでしょうがもうちょっと先を見越して読込むとかそういうプログラムが出来なかったのでしょうかねぇ。
それを除けば十分楽しめるので少々勿体無かったかも。あと「1」をクリアしなくても「2」が遊べるのがポイント高い。とはいえ順番にクリアするのが筋ですけどね。それとお馴染みのミニゲームもコレで楽しめるのでクリア後も長く付き合えること請け合い。(笑)
「サクラ大戦」は個人的に考え方というか人生変えたゲームでもあるので悪く言うつもりはないしコレだけはついて行けるとこまでついて行こうと思っているのですが・・・10年も持つとは思わなかった。まぁ5年経った時点で確信めいたものは出てきたが、しかもこんなに早かったとは。
私的にこの成功一番の要因は「萌え」「メカ」のアニメ的要素と「舞台」「音楽」の芸術的要素、そして「勧善懲悪」「お約束」の普遍的要素の三位一体の融合だったのではないかと考えています。今でさえ当たり前のミクスチャーですが当時はもの凄い衝撃でしたからね。今プレイしても全く色褪せていませんから。
そしてサクラシリーズは現在Vまで進化を遂げましたが、さすがにメンバーが変わると正直ついていけなくなってくる部分もある。事実、昔からのファンは離れ今は本当に濃いコアな層が支えているといっても過言ではない。そういう中、今年の夏で最後を迎える「歌謡ショウ」の後どう展開するか読めない部分もあるが、まずはVの動向を応援していくという形でしょうかね。それだけに今度のレビュウは期待がかかりますねぇ。まぁ深く考えてもしょうがないので楽しませてくれたらそれでいいんですけどね。