3月にこの折り曲げ機について足を取り付けたことを書いてから、他のことに気が行ってしまってそのままになっていました。

 

 

 

 

昨日、物置に行ったら、補強のためにと思って購入していた鉄アングルが目につきました。昨日はたまたま(というかいつもそうですけどw)暇です。というわけで、午前中にK-130の補強をしてみることにしました。

 

まずは、買ってきたアングルを切ります。鉄アングルは4.5mm厚の30mmx30mmのものを用意しました。参考にしたのは、この方のブログです。

 

http://naichin-kojo.seesaa.net/article/474235322.html

 

別の方のブログにもこの鉄アングルを使っての補強が出ていたと思ったのですが、ページマークを入れておかなかったので、どこかに消えてしまい残念でした。上のブログに使っている鉄アングルはサイズが書いてありませんが、私が購入したものよりも小さいように見えました。札幌のDIY店 ジョイフルA.K.というところで購入したのですが、3mm厚と、5mm厚があって、5mm厚を買ったつもりでしたが、ノギスで測ってみると4.5mmしかありませんでした。中華ノギスですがそこまで狂っているとは思えないんですが、記憶違いかもしれません。

 

とにかく、そういうわけで440mmに切ります。

 

 

切断はハンドグラインダーを使いました。かなり厚手の鉄アングルですから切れるだろうかと心配でしたが、思ったよりもサクッと切れました。グラインダーのヤスリが鉄切断用だったこともあるのでしょう。

 

ヤスリでバリを取ってK-130にあてがってみます。

 

 

K-130は箱作りのためのスリットが入っていますので、この近くに穴を開けると強度が落ちる可能性があるので、気持ちだけ離してポンチを打ちました。

 

次はボール盤で鉄アングルに4.2mmの穴を開けます。計4か所の固定としました。

 

 

そして、鉄アングルと押さえ刃をきちんと重ねてクランプで固定し、今度は、押さえ刃に4.2mmの穴を開けました。

 

 

上の写真は、テーブルを右に振って穴を開けているところですが、なぜかドリルの刃を一度上げると穴を開ける位置がずれます。初めはわからなくてその都度調整していましたが、3度目くらいになって、ようやくテーブルが傾いていっていることに気づきました。危うく斜めの穴を開けるところでした。それでテーブルを戻し、台を嚙ませて固定し直しました。こういうのって経験が生きてくるのでしょうが、なかなか素人の域から出られませんね。(素人なんだから当たり前ですけど)

 

次に鉄アングルと押さえ刃の固定を戻し、鉄アングルに最初は5.5mm、最終的には6mmの穴を開け直しました。この時、5.5mmのドリルの刃を折ってしまって、その刃が飛んできてビビりました。作業服を着ているわけではないので、ドリルの刃とはいえ、当たり所が悪いと切れそうです。

 

 

そして、押さえ刃にM5のタップを切りました。このタップですが、日本製のものを持っていると思っていたのですが、持っていたのはM6とM8で、結局Temuで買った中華製のものを使いました。やはり刃物は日本製に限りますね。切れることは切れるのですが、どうも真円度が低いようで回していると部分的に重くなったり軽くなったりします。途中で折れるんじゃないかとひやひやしました。

 

 

折り曲げ機にセットしてみたのが下の写真です。

 

 

本来の想定はこのように鉄アングルの角が押さえ刃の先の方に向くようにセットすることになります。この時のスリットの長さが約20mmです。20mm以下ならこのまま使えます。もしもこれよりも長いスリットを使いたいときは、下の写真のように鉄アングルを反対向きにセットします。

 

 

鉄アングルの穴を当初5.5mmにしたのですが、反対向きにセットしたとき、穴の位置がずれていたためネジが1本固定できなかったので、結局すべての穴を6mmとしました。これで、問題なく反対向きにも固定できるようになりました。反対向きにセットしたときのスリットの長さは約30mm(本来の長さとほぼ同じ)です。しかし、問題としてはこんなのがあります。

 

 

押さえ刃を固定するクランクの付いたネジですが、鉄アングルと干渉するので180度しか回りません。使えないことはないのですが、鉄アングルをカットしてしまうと強度が落ちますし、使ってみてから改めて考えようかと思いました。

 

押さえ刃の補強は終了です。M5のネジを使いましたので、もしかしたら弱いかもしれませんが、鉄アングルは厚みと言い、幅・高さと言い、2mm程度のアルミ板を曲げるには十分でしょう。これで曲げるたびにクランプで固定する必要がなくなったと思いたいです。