5月の太平洋岸自転車道旅で、紀伊半島を走っていた時にOrtlieb(オルトリーブ)のバックローラークラシックが裂けてしまいました。

 

 

私はこのバックローラークラシックを4つ使っています。ちょっと古めのものと、それよりはいくらか新しいものです。その古い方のバッグの白と黒の生地を張り合わせているところが、裂けたというよりも剥がれてしまいました。旅行中は仕方なく、100円ショップで買ったガムテープとビニール袋で補修して旅行を続けました。

 

北海道に帰ってきてしばらくたって落ち着いてきたので、このバッグを捨てるか修理するか二択を迫られました。今回の旅行の感想としては、キャンプ場が案外高価だったこともあり、今後もキャンプをしないということになればテントを持ち歩く必要もありませんし、そうなれば4バッグで走る必要もなくなります。とはいえ、捨てるのは簡単ですが、それも芸の無い話です。そもそもこのバッグの修理が可能かどうか調べてみました。すると、同じように壊れてしまって修理している人が見つかりました。

 

 

他の方がやっているのであれば、同じ道具・工具を使って修理が可能なはずです。というわけで、接着剤やテープを購入してきました。

 

 

特に接着剤は、プラスチック系のものでも付くものと付かないものがあるみたいですので、DAISOで全く同じものを購入しました。テープも結果的に同じものになりました。私は、接着剤がはみ出したらかっこ悪いと思ったので、マスキングテープも買ってきました。

 

修理対象のバッグは、2つあるのですが、大きく剥がれてしまった方からやっても失敗して投げ出してしまいそうなので、簡単な方から始めることにしました。簡単とは言ってもやることは同じです。

 

まずは、旅行中に張ったガムテープを剥がし、マスキングテープを張ります。初めの作業は、自転車に取り付ける(プラスチックですが)金具とは関係のない、バッグの口の部分でしたので、剥がれたところが近づかないようにして、両面にボンドを塗り乾かします。ボンドによっては塗ったらすぐに張り合わせるものもありますが、このプラスチック用のボンドは5分から15分乾かす必要があるということです。強度を出すためには一度乾かしてからもう一度塗って乾かすと良いということでしたが、今回は一度塗りで様子を見ました。

 

 

ボンドが乾いたら張り合わせます。ボンドを塗っていますからずらす様な合わせ方はできませんので、マスキングテープの端を目安に張り合わせ、その後マスキングテープを剥がしました。その後、強力補修テープを張ります。どういうわけか、このテープがちょうど真ん中に張れず、毎回微妙にずれてしまいます。張り直すと粘着力が落ちますのでそのままにしました。

 

次は、自転車に取り付ける金具を外しました。外側は10番のスパナ、内側は、M4のアーレンキーで回します。そして、先ほどと同様にマスキングテープを張りボンドを塗って、乾燥後張り合わせました。同じように反対側も張り合わせます。

 

 

最後にバッグを裏返しにして、パワーテープを張りました。これはたまたま家にあったものですが、先ほど参考にしたHPの方と全く同じでした。

 

 

また、ひっくり返して金具を取り付けたら終了ですが、よく見ると、底の張り合わせもはがれかかっていたので、ボンドで補修しました。完全にはがれているわけではないので15分乾燥というわけにはいきませんでしたが、何もしないよりはマシでしょう。そもそも、底の部分は、買ってすぐに新品の状態で、補強のために黒いガムテープとこの銀色のパワーテープで補強しています。実際に使っていると、底の部分の補強の必要性はそれほど感じませんでしたが、下半分の外側は結構ガードレールや建築物に立てかけたときの壁などに擦れるのであった方が良いと思いました。

 

もう一つのバッグは剥がれ目が大きいので、もうちょっとまとまった時間があるときにしたいと思います。