社員総会でJG1KTC 髙尾氏の除名議案や理事としての選任議案はどうなった | JA8LNRの部屋

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本日東京都で開催されたJARL第13回総会に上程されたJG1KTC 髙尾氏の除名議案や理事としての選任議案についてhamlifeの電子版が速報しました。その内容を転載すると、

 

JG1KTC 髙尾氏の除名議案については 賛成81 反対40 保留9で、議決権行使書及び委任状提出者数を含めた出席社員総数126の2/3である90に達せず除名については否決。

 

理事としての選任議案についてはJR7JAW 槻木澤氏とともに否決されたと報じられています。

 

除名議案については保留9が帰趨を左右する結果になったと言えそうです。2/3に届かずも除名寸前まで進み、一方理事の選任議案は否決と言うのはいわば執行猶予付きの判決に近い感じがします(議案決議要件が2/3超と1/2超という違いはありますが)。

もちろん除名議案が否決されたということは裁判で言えば無罪と言うことになるのでしょうが、この票差と理事選任の否決を並べてみるとそういう印象を受けるということです。

 

もしも除名議案の決議要件が社員総数の2/3超ではなく、社員の有効投票数の2/3超と言う規定であったら1票差で除名が決定されていたことになります。除名と言う取り返しのできない重大な処分をするにはそれだけ慎重な判断が必要と言う観点から決められた規定だと理解します。

 

報道によると除名議案に対して髙尾氏は30分にわたり弁明を述べたものの、社員からの質問を拒否して退席したとあります。己の行動に瑕疵や落ち度が無いというのなら、一方的な発言にとどまらずしっかりと質問を受け回答すべきであったと思います。それができなかったということは聞かれても答えられないことをしていたと受け取られても仕方がないと、ご本人も自覚していると思わざるを得ません。

 

ただ、今回の髙尾氏を巡る社員総会の決定と絡めて考えているわけではなく以前から思っていたことですが、JARL会員の選挙で高得票で当選したはずの理事候補者が、その得票数よりもはるかに少ない社員の決定により覆されるというのにはやはり変な感じがします。JARL全体の運営方針を決める重要な職責を担う人物に対しては、その選出された地方ごとの信任と組織全体としての信任は異なるので、ある種のブレーキ装置と考えるべきということでしょうか。そう考えても今回の髙尾氏は全国理事として2番目の高得票を得て当選してきているという事実もあるし、なかなか私としてはこのシステム自体にはやはり理解しづらい部分があります。一般社団法人としてスタートする際の執行部の説明を読み返してもストンと落ちることが無かったのを思い出します。

 

一方同時に理事就任が否決されたJR7JAW 槻木澤氏は東北地方本部選出理事(東北地方本部長)として無投票当選しています。今後理事会としてはどなたに東北地方本部長を委任する決定を下すのか注目されます。

 

本日のところはまだこの速報しか目にしていませんが、あす以降JARLホームページ上で会員限定で社員総会の審議状況の速報版、そしてその後詳細版が掲載されるものと思われます。公開が待たれます。