6月1日の記憶 | 「元気っ子さん」(ミニ四駆コース常設店) 公式ブログ

「元気っ子さん」(ミニ四駆コース常設店) 公式ブログ

神奈川県横浜市に2016年9月にOPENした
ミニ四駆常設コース設置店です。
ラジコンも一応走らせられる
狭~いスペースがございます。

今回の記事も、おじさんのセルフ過去振り返り系コラムですので、間違ってこのページにアクセスしてしまった方は、今から引き返した方が良いヤツですよ!
 
最近妙に振り返るなあ、とお感じの方もいらっしゃるかと思いますが、前にも書いたとおり、店もブログもいつ消えるか分かりませんので、思い出したことや思いついたことはとりあえず書いておこうというシリーズですので、特に深い意味はございません。
 
当店オープンの3ヶ月前。
▲2016年6月1日のことです。
 
ちなみに当時の愛車「トゥデイ・アソシエ」は、これまでで一番愛着のあった車で、Be-1を改造したミニ四駆も長いこと使っていました。

この日は、有料道路をいっさい使わずに、とりあえず夕方までに長野に着けば大丈夫、というプランでドライブ開始。

 

目的はライブの鑑賞でした。

 
4月の記事では、2016年4月17日にはすでにヤル気満々になったようになってますし…

 

つい10日前の記事でも、着々と準備を進めたようになっておりますが…

 

なにぶん、失業するという現状の身分と、オープンに向けた昂揚感が、日々乱高下しており、ちょうど5月末は沈みきっていた時期でした。
 
そんな中での日帰り遠征。
ナビで目的地だけ設定して、到着予定時刻が開演前であればとりあえずオーケーなので、なるべく知らない道を通りました。
 
なんとなく選んだのは、国道299号を使うルート。
大好きな秩父方面から群馬県に入り、素晴らしい景色が広がる一方、あの御巣鷹山付近にさしかかると、やはり思うところがありました。
 
2016年当時、すでにあの事故から31年が経とうとしていましたが、やはり小学生の時に見たニュースの映像が忘れられませんでした。
 
今でもYouTubeには「事件説」「陰謀説」などなど、いろんな方が、どこまで真実だかわからないことを語っているのを見かけますね。
 
機体の発見が翌朝になった理由やら、ニュース速報が何時にあったとかなかったとか、残念ながらこれからも決して解明されないであろう事柄について諸説ありますが、きちんと検証するのはよいとしても、おもしろおかしくやるのも、お涙ちょうだい的にやるのも、都市伝説的にやるのも、あんまり感心はできないですね。
 
これは実話なんですが、私は偶然1985年8月12日の夕方に近所のスーパーの玩具売り場でトミカの日航セット(ボーイング747の他、バスや牽引車、タラップ車などが入ったセット)を買ってもらい、祖母の家でそれを開封して遊んでいる時に、テレビで第一報を見ました。
その瞬間の記憶や、あの夏ワイドショーで見た映像はこれからも忘れることはないと思います。
 
少し重い方向に逸れてしまいましたが、あの日の国道299号に話を戻しますね。
 
途中から急に道が細くなりました。
すると前を走っていたプラドかパジェロか忘れましたが、そういった系統の大きな車がいきなり停車!
中から女性が降りてきて、こちらに向かってきました。
 
何事かと思い窓を開けると「この先この車で通れますか?」と聞かれましたが、なんてったって私も初めての道なので、気の効いた回答は出せず、その方は結局少し広くなっている場所でUターンをして引き返して行かれました。
 
Uターン時に、私も外へ出て誘導をしたのですが、山深い道の下には鬱蒼たる原生林。
ホントに大丈夫なのか!?と不安になり、ナビの行く先を確認しましたが、やはりこの先も九十九折の細い道がしばらく続く模様。
 
携帯の電波も不安定、民家もなく、もちろんコンビニもガススタもなく、対向車もない道で思ったことは、「ここで車が壊れたらライブに間に合わない」ということだったのをハッキリ記憶しています。
 
あれ、今振り返ってみると、出発前には将来のことを不安に感じ、途中過去に起きた大事故に想いを巡らせ、少し前には危険を感じてUターンをした人がいるような道にいる状況下で、いちばん心配だったことが「やべ~ライブ間に合わないかも」だったのか!
 
いろんなことを考えながらも、だけども問題は「君の町に行かなくちゃ」だった。陽水さんのこの曲が今あらためて思い出されます。

それはいいことだろう?
 
そんなわけで無事に長野県に入ったあたりで、ひと安心して撮影したのが冒頭の1枚。
無事に開場時刻にも間に合いました。
 
あれから8年が経って、今もまだまだこれからの行く先について不安が絶えません。
 
当時の自分に、逆アンジェラ・アキ的に手紙を出すとしたら、「これ1本でいけるほどには大成していないけど、一応店は細々と続いてるよ」とだけは教えてあげたいですね。
あの日のライブの序盤で聴いた曲の歌詞を添えてー

(熊木杏里さん「ライナーノーツ」より)