
2010年1月30日(土)
雨と雪の日以外は毎日チャリで通勤しているが、通勤途上で気になってもついつい通り過ぎてしまい、なかなかゆっくりと立ち寄れない場所って、誰でもあるんではないかと思う。今日はそんなところをチャリで巡ってみた。
最初は、秋穂二島惣在所の朝日山(観音山)中腹にある真言宗御室派の名刹「朝日山真照寺」だ。朝日山は標高約70mほどの小山だが、鉄筋コンクリートの本堂では、ご本尊の千手観音が優しく迎えてくれる。
ここは秋穂八十八ケ所巡りの中心霊場としても有名だが、山内には第五十八番札所の他にも第五十四番・第六十九番(奥之院)もあり、春や秋のお大師様巡りシーズンには、参詣者が列をなしてお参りするそうな。
また、本堂裏山一帯には西国三十三番の観音様が三十三体奉祠されていて、これらをぐるりと巡るだけでも楽しいもんだ。
奥之院手前から更に登っていくと山上には朝日神社があり、ここからは360度の大パノラマが眺望できる。見通しのいい日には周防灘は勿論、遠く九州四国までが一望でき、ここから眺める陶ヶ岳(写真①)は裾野までの稜線がとても綺麗だ。
続いて南部海岸道路に出て、そのまま大海峠を越えて「道の駅あいお」まで足を延ばしてみた。
干し海老をはじめとする海産物や秋穂の特産品がずらりと並べられていたが、それらには目もくれずに、饅頭と煎餅を買ってしまったのは、我ながら情けないコッテ。
ここからは踵(ハンドル)を返して、正八幡宮方向へ向かう。
途中では、早くも菜の花が咲き始めていて(写真②)、暫しの間、近づく春の息吹に浸ったのであった。毎年のことながら、この季節に菜の花を見ると、『日本に生まれて、ヨカッタァ~~~ッ』と叫びたくなるのは、オイラだけかい?
正八幡宮は、平安時代前期の弘仁五年(西暦814年)に、宇佐から二島に勧請したのが始まりとされていて、当初はその名も「八幡二島宮」であったらしい。
その後、室町時代後期大内義興公の時代に現在の地に移転し、更に江戸時代に毛利氏によって現在の社殿が造営された時に、「正八幡宮」と称するようになったそうな。
正八幡宮の本殿・拝殿・楼門・そして庁屋は、国の重要文化財建造物に指定されているが、広くて長い参道(写真③)をゆっくりと進むだけでも神妙な気分になるから不思議なもんだ。
隣接して、秋穂八十八カ所霊場の第一番札所大師寺、そして最終の第八十八番札所宮の旦大師堂もすぐ近くにあり、まさに霊場巡りのメッカと言えそうだナ。
その後は、旧秋穂街道沿いに仁光寺・梅ノ木峠と辿り、勤務先を横目に見ながら陶地区に出て帰路についたのであった。たっぷりと寄り道をしながらの約4時間、35km余りのサイクリングであった。









