フィりフヨンカのひとりごと。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

もう いいじゃないか

 

 

 

健康でありつづけるための努力をし

健診での数値に一喜一憂し

溢れるほどの健康情報を追いかけ、

すきなものも身体に良くないと聞けば我慢し

嫌いでも身体に良いと聞くと食べて

膝にいい 骨にいい 認知機能を高めるという言葉にカンタンに騙されて

高いサプリを買い求め・・

 

そうして やがて それでも人は

どこまでも健康であり続けることはできず

大きな病を得て もうそんなに長くは生きられないと宣告されたりする。

 

なんと ばかばかしい。

 

いったい 人は何才になれば

もう このくらいでいい、

あとはしぜんに任せておけばいいと思えるようになるんだろうかね。

 

 

もう いいじゃないか・・

そんなにまでしなくても。

 

いいも悪いも仕方ない。もう70になるというのに このへんで諦めて

その日その日、食べたいもの食べて すきなようにしてればいい。

わざわざ病気をみつけに病院行かなくていい。

と 言ってやったのに

 

昨日、

勤勉に健康であることの努力を続けた人にばったり会った。

 

 

「身体より精神を病んでしまった」

うつろな顔で そう話す人に なんとも言葉がでなかった。

 

 

 

 

 

素直な人

 

 

土曜日、いつものようにゴルフだった佐藤さん。

 

「ただいま」の声がごきげんで

 そしたら私に 小さな包みをくれる。

「高校の100周年記念のコンペで四位やった」

四位の中身は 6000円分の商品券。

ほぅ・・ありがたや

 

では・・

私が呑むビール(発泡酒でなく)6本と

キウイにごま油にオクラにまぐろの刺身を買っていただきたく候。と 

広告の品で安くなってるそれらを所望した。

「あとは 佐藤さんの晩酌用のお酒を買ってきなさい。」

 

佐藤さん 商品券持って買い物行く。

買い物から帰るなり

「なんと!レジで精算したら ぴったし6000円、すごい、ぴったり6000円やった」

 

まぁ そんなことでも 2人でしばし盛り上がる。

 

 

朝、音読を始めた。

今日は、茨木のり子の詩集から 「食卓に珈琲の匂い流れ」を。

 

私が一行読んだらそれをまねて繰り返えすべし と佐藤さんに言いつけて

佐藤さんは とても素直だから

私の言いつけに 素直に従う。

素直というのはいいねぇ 持って生まれた財産だ。

私も それ欲しかったな。

6000円で買えるならビールよりオクラより、それ欲しい。

 

気持ちのいい言葉の流れ

こうして声に出して読むと、ひとつひとつの言葉が立ち上がってくる。

 

 

一日中 パソコンに向かって仕事をしている人

ジャマしないように こちらも 話しかけず静かにしている日常。

物でも身体でも 使わないとサビてくる。

 

錆止めの音読だけど

朝から大きな声で話すというのはいいね

元気が湧いてくるかんじ。

音読が終わって

「ハイおしまい」と言うと 佐藤さんも「ハイおしまい」

あははと笑ったら あははと繰り返す佐藤さん。

 

素直だわぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

安くて美味しいもん食べたいなぁ

 

 

最近はずいぶん早起きになった。

早起きというより、ぐっすり眠れていないから

もう起きてしまえ と いうかんじ。

 

平屋の家はこじんまりとしていて住み心地はいいが、

窓からは、お向かいの家と公園と

その向こうに うんと伸びた木々がゆらゆら風に揺れていたりして

その先にほんの少し開けた景色が続いているのが見えるだけ。

空はぐんと上を向いて見上げても 広いなぁ大きいなぁというふうではない。

 

マンションの高層階に住んでいたら

はるか彼方まで見渡せる町の景色と 限りなく続く大空が見えるんだろうに と、

そこだけがザンネンな気持ちになる。

 

 

このあいだ買い物していたら後ろで声がした。

「ああ なんか・・安くて美味しいもんが食べたいわ」

美味しいもんの前に「安く」がつく。

「ほんまに」と言いたかったけど 振り向かずに うんうんと頷いた。

高くて美味しいもんは ようさんあるのになぁ。

美味しそうでないもんでも高いもんなぁ

 

けど、このあいだ初めて買ってみたセミノールは美味しかった。

みかんほどの大きさ、小ぶりのオレンジのようだけど

手でも皮が剥けて、そのままカットして食べたが 甘くてほんとに美味しかった。

 

今年初といえば、素麺。

茗荷が安くなっていたので、茗荷食べたさに茹でた素麺。

茗荷を刻みながら、

茗荷と梅と三つ葉だけの酢飯もいいなぁ

錦糸卵より炒り卵を合わせたほうがいいかも知れない などと思う。

 

今日は曇ってうすら寒い。

次にぱあっと晴れた日に、作ってみようか。

安くて美味しいもん、いっこみつけ、やな。

 

 

 

 

 

狩人あそび

 

 

雨が降って このところの暑さも ひと息ついた昨日、

雨雲レーダーを見ると

午後から ほんの1時間ほど雨の止み間があるという。

なら・・やるか。

雨がやむかどうかわからないけど

これも運だめし、止むほうに賭けてみる。

 

賭けたからには 備えるべきを備えて ここぞという時を逃すまじ。

昼ごはんと晩ごはんの下ごしらえをして

着替えと道具を揃え、

午後の雨の止み間を待つ。

雨は ふったりやんだりを繰り返し、

そのたびに出たり入ったりしながら空を眺めつつ

(よし、今だ・・) と この止み間に賭けた。

 

家の目の前の小さな公園、

日に日に草が伸びていくのを 毎日 窓から眺めていると、

どうも落ち着かず。

 

降ったりやんだり ぐずぐずしていた雨は ぴたりと止んで、

涼しい風が時折吹く。

なんとも ありがたいこと。

2時間ほどして、ゴミと化した草をまとめて家に入る。

手を洗って着替えたところで

雨音が聞こえだす。

家に入るのを待っていたように降り出して、

かなりしっかり降っている。

 

 

すっかり晩ごはんの段取りはしてあったので、

ゆっくり休み、

雨の降る中 さっぱりと綺麗になった景色を眺めながら

賭けて正解 うまくいったとひとり喜ぶ。

 

 

虎視眈々と獲物を狙い その時を逃さず 獲物をしとめる。

狩人あそびは 楽しい。

おおげさだなぁと自分でも笑えるけど。

 

 

 

 

 

足がしびれるほど

 

 

ゴミ袋を買おうとして、

売り場に行ったら、

しゃがみこんで あれこれ手に取り

値段を比べつつ迷っているご婦人がいる。

その脇に、

けっこう お年を召したご夫婦が

ふたりで

やっぱり 「いつものが高くなってるなぁ」と

顔を見合わせている。

 

後ろに並んで少しのあいだ待っていたけど

まだ時間はかかりそう。

 

先にほかの買い物を済ませて、

しばらくして戻る。

 

えっ・・・

しゃがみこんで値段を比べていたご婦人、

まだ迷っている。

まさか足がしびれて立てないか?

 

仕方がないから

少し横から手を伸ばして、

いつも買ってるのと同じのを 一袋カゴに入れた。

値段は 変わりないように思ったけど、

家に帰って よく見たら、

以前は50枚入っていたのが30枚に減っていた。

 

いつものが高くなってるなぁ と 

顔を見合わせていた あのご夫婦のため息も

ゴミ袋買うのに足がしびれるほどしゃがんで迷っていたご婦人の気持ちも 

わかるなぁ・・

 

まさか倍近くの値段になってたとは と、びっくり。

 

できるだけゴミの量が減るように、

買い物や、料理の工夫をしなきゃなぁ 

 

パイナップルとか

メロン(滅多に手は出ないけど)とか

すいか・・

 

好きなんだけど ゴミがねぇ

 

 

 

 

 

 

つつましく暮らす

 

 

ご近所の奥さんからエンドウ豆をもらった。

 

だから昨日は豆ごはん。

さやを開くと 可愛らしいのが行儀よく整列している。

指で つるつるっと豆をはじくと

元気よく跳ねるように豆がさやを飛び出す。

 

きれいな緑色。

これを塩水に少しのあいだつけておいて

米にもち米を合わせて研ぐ。

酒と少しの味醂、出汁と塩を加えて

豆をぱらぱらっと。

 

ふっくらつやつや・・

 

毎日 献立を考えながら

少し早いうちから下ごしらえをしておいて

日暮れる頃から、ゆっくりと台所に立つ。

 

花に水をやったり 洗濯ものを片付けたり

毎日の仕事が滞りなく流れていく。

世の中は目まぐるしい速さで過ぎていくけど、

せめて自分の小さい暮らしくらいは

自分のペースを守りたい。

 

 

ナフサ問題、どうなるんだろうね。

もうすでに いろいろなところで生産が進まず

困っていると聞く。

夏を過ぎたあたりから、

あれもこれも生産中止になって世の中が大騒ぎになりそうだ。

 

なにがなくてもなんとか暮らしていくしかない。

できれば 大騒ぎしないで、たんたんと暮らしたい。

今のうちから、慣れておく。

つつましく暮らすことに。

 

 

 

 

 

 

 

たった ひと粒だけど

 

 

プランターの いちごが 次々と花を咲かせて

それが すくすくと育ち

20個ほどの可愛らしい実をつけた。

 

そのうちの

他より一足先に大きくなった ひと粒が、真っ赤に熟れている。

いい色・・

これを獲ってしまうのが惜しいような気持ちになるが

鳥に先を越される前にと、鋏を入れる。

たったの ひと粒だが、なんとも嬉しい。

 

さあ この ひと粒をどうやって食べようか。

つやつやとした赤い実を

水に放して、しばらく眺めた。

 

縦に薄く切ってサラダに散らすのもいいと思ったが、

葉っぱもつけたまま半分にして、

ヨーグルトの上に乗せた。

白と赤と緑 綺麗なそれを、佐藤さんと食べた。

 

たったひと粒だが それを分け合って食べるというのは楽しいものだと思う。

 

ちゃんと いちごやな

うん、いちごや

 

お互いに ほんのちょっぴり食べたいちごをほめて

親バカだなぁと可笑しくなる。

 

太陽と土と水

それらが ちゃんと 育ててくれた。

私がなにをするまでもなく。

 

 

サラダ水菜もクレソンも 毎日のように収穫している。

ほんの遊び事のようなことでも

毎日の楽しみのひとつになって、単調な暮らしに彩りが生まれる。

 

 

 

 

手放した本を再び買う

 

 

すっかり初夏ですね。

日中はぐんぐん気温が上がり、

それでも朝晩はすっとする空気に包まれる五月。

 

爽やか

さわやかという言葉を文字にする時

ひらがなより漢字がよく似合う。

 

たまに家ではないところで一人の夜を過ごすというのはいいものでした。

翌日移動して山の中の温泉の湯につかり、

そのあとは町を散策して お昼はお好み焼きを食べようと地元の小さな店に入る。

この店は若い娘さんが三人ほどでやっているようだったけれど、

前掛けをしたお父さんが、ちらりと手伝っている。

平日だからか、人の入りもほどほどのいいぐあい。

そこに おじいさんも出てきた。

とくになにかをするわけではないけれど、

年季の入った前掛けをきちっとしめている。

次々と入れ替わっていく店が多い中で、

こうして親から子、孫へとつないでいくことのできる店をだいじにしたいと思う。

 

 

街に出て、本屋に移動。

佐藤さんを待たせたまま、どうしても手に入れたかった本を探した。

ようやく見つけて四冊買った。

引っ越しの際におおかたの本を図書館に寄贈したものの、

手元から放してしまったことを今頃になってちょっと後悔。

借りて読めばいいとは思うものの、

どうしても これだけは・・と諦められず、

もう何度も繰り返し読んですっかり内容も分かっているのに

みつけたとき、ああ あったあったと手を叩きたくなる。

真新しい私の本の1ページめを開いて、栞を挟んだ。

 

 

夕方になり 少しのおみやげと駅弁を買って、家に帰る。

「ああ ついた、家はいいなぁ」

昨日食べたお寿司も昼のお好み焼きも美味しかったけど、

家でゆっくりテレビなど見つつ駅弁を食べる。「やれやれ」と思う。

この「やれやれ」を感じたいために

人は しばし家を出て どこかに行くのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

ちょっとそこまで。

 

 

今日は夕方から電車に乗って出かける。

 

電車で1時間半、

「このあいだ出かけた時に、

こじんまりして落ち着いた店をみつけて ひとりで入ったけど

そこのお寿司が美味しかったから、連休が終わった頃に一緒に行こう」と

佐藤さんに誘われて。

 

どうせなら 街中のホテルで一泊してゆっくり食事を楽しもうということになった。

そのあとは それぞれ別に部屋をとって お互いひとりでのんびり過ごし

翌日は、温泉施設に移動して昼間から湯につかって汗を流し、

あとは気の向くままに町を散策しよう。

 

旅行というほどのものでもないけれど

小さな目当てをひとつ叶えるためだけの・・

そういうのも いいなと思える年になりました。

 

それにしても5月というのに この暑さ。

 

お中元の予約のチラシがポストに入り

スーパーに すいかをみつけ

窓を開けていると蚊が一匹・・入ってきた。

 

初夏は好きな季節だけど、

もう少しゆっくりお願いしたいなぁ

 

このあいだ ワインを一本買いました。

小樽ワイン ナイアガラという名前の白。

これ 気に入った。

料理しながら つまみ食い、

ほどよく冷えたワインをちょっと一杯、

どうせ家で呑むなら

食事しながらより こっちのほうが好き。

 

 

 

 

 

 

 

眠りを得るために

 

 

数日前から、寝る前に本を読むのをやめた。

1日を終えてベッドに入り 

好きな本を開くのは楽しみだったが、

年々 眠りが浅くなり、

 

眠れないのは ほんとうに辛いから

こういう時 薬に頼る人もいるけれど、私は そうはしたくない。

どんな薬も よほどのことがない限り使いたくない。

 

もともと備わっている自分で治そうとする力、自然治癒力というものを崇拝している。

早くラクになりたいという気持ちを押さえて、

ゆっくりと少しずつ身体の負担になっていそうなことを除いてみる。

焦らず諦めずあまり気に病まず・・

ゆっくりゆっくり あれこれ試してみる。

たいてい それで 問題なく治る。

 

生活のパターンを変えてみることにして、

・・だから 寝る前に本を開くのをやめてみた。

お風呂も寝る前に入っていたけれど、早めにすませることにした。

そのあとは 時計を気にしないで眠くなるまで起きている。

早く寝ようとしない。

 

なにか用事で外出する時は、

まとめて済ませていたが、できるだけ何度かに分けて

そのたびに歩いて出かけることにした。

 

生活のパターンを少し変えてみたら、

なんとなく いいぐあいに眠れるようになってきた。

 

 

日中に本を開くというのがどうも苦手。

本を読むなら 深夜の寝床がいい。

静まり返った部屋の中 ページをめくる音だけ・・というのが いちぱんしっくりくる。

 

眠りを得るために 深夜の本を手放した。

かわりに日中、本を読むタイミングをさぐっている日々。

 

 

 

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>