「遊んでいて勿体ない」
看護師の仕事が嫌いではなかったけれど、
結婚して専業主婦になったとき嬉しかった。
家事はきりのないことを繰り返す。
遊んでるわけではないが仕事をしています と、言えるわけでもない。
働いたぶんの対価としてお金がもらえるわけでもない。
母は若い頃から仕事を持って働いてきた。
家でじっとなんかしていたくない人。
「せっかく看護師の資格があるのになぜ働かないのか」
「家で遊んでいてもったいない」
よく言われた。
遊んでるわけではないけどなぁと思っていた。
下の子が三年生になった頃から、仕事を始めた。
それから50代半ばまで働いた。
楽しかったかと問われれば、そんなことはなかった。
母の「せっかく」と「もったいない」で仕事をしていた気がする。
毎日が時間との闘い
家事という、きりのないことを繰り返すことを楽しいと思えなくなった。
仕事はしているけれど、充実した毎日ですと言えるほどのものでもない。
働いてお金はもらえるけれど、いつも疲れていた。
そして いま この年で母の言葉を思い出す。
「遊んでいてもったいない」
たしかになぁ 私は遊んでいるんだなぁと最近よく思う。
きりのないことを延々繰り返すことも
ただの主婦だということにも満足している。
お金をもらえるわけではないことに時間を使ってチマチマやりながら
しょぅもないことに夢中になっていたりする。
母がそんな私を見ていたら まったく・・と呆れそうだが
私はそれになんの不満もない、
ということは つまり一日すきに遊んでるんだなぁと思う。
時間にとらわれず 思いつくままに
誰のためでもなく 気がすむまで遊んでいるんだろうなと思う。
それを もったいないと思うこともなく。
娘と息子がいる。
それぞれに 私が言うことはなにもない。
自分がなにを勿体ないと思うかは、みんなそれぞれ違う。
一度しかない人生を
誰にも遠慮せず 思うように
せいぜい汗かいてがんばりなはれ と思っている。
チャプチェでごはん
昨日の晩ごはんはチャプチェ。
スーパーで手に取った韓国春雨。
パッケージに(チャプチェにどうぞ)と書いてある。
チャプチェという言葉ひとつに出会ったとたん、
デパ地下をぐるぐる回りながら、小さなお弁当と
割引されたチャプチェをひとパック買って
友達と2人で分け合って食べたことを思い出して、
今夜はこれにしようとカゴに入れる。
玉ねぎ・ニンジン・ピーマン・牛肉を
同じ大きさに揃えて細く切るという作業は気持ちがいい。
春雨を水でもどして下茹でして冷水に取り、
麺がくっつかないよう油を少し回しかけておく。
野菜、肉、春雨を炒めたら
ゴマ油に砂糖・醤油・みりん・おろしにんにくを混ぜて
回しかけて味をなじませるだけ。
韓国春雨はもちもちとして美味しかった。
美味しかったけど 私は緑豆春雨の方が好きかな。
最近 ハマっているのは 白桃味のカルピス。
飲める桃ってかんじ。って・・わかるかい?
ごくごく桃食べたってかんじ・・ちゃうかな?
ミルキーはママの味
カルピスは初恋の味
チャプチェは思い出の味
やってみるもんだ
どんよりとした空模様 静かな朝。
昨日は冬のコート2枚と
佐藤さんの冬用のゴルフウェアーの上下を手洗いした。
佐藤さんが退職して家で仕事をするようになり
スーツもワイシャツも不要になって
クリーニング代は ほとんどかからなくなった。
春に冬物のコートなどを数枚出すだけ。
今年もそろそろクリーニングの時期だと思いつつ
コートの洗濯表示を見てみると
ナイロン38%・ポリエステル21%・羊毛20%・毛(たぬき)20%・ポリウレタン1%
手洗い可とある。
知らなかった、
これまで表示を確認することもなく当たり前にクリーニングに出していた。
もう1枚のコートは手洗い不可の表示ではあるが
ポリエステル100%、
佐藤さんのゴルフウェアーはクリーニング店にて水洗いとある。
やってみるか。
コートは大きなネットに入れて洗濯機で。
ゴルフウェアーは
クリーニング屋にできて私にできないこともなかろうよと、
手洗いで。
全く問題なく、洗いあげた。
洗い終えて陰干しした4枚を眺める。
ひと冬の仕事を終えた洋服たちが
ひとっ風呂あびて こざっぱりとくつろいでいた。
やってみるもんだ。
人は思うより優しい
このあいだ図書館で
「101人の泣いて笑ってたった一言物語」というのを借りた。
たったのひと言が誰かにとって
忘れられないひと言になることがある。
人生を変える大きな転機になることもある。
そんな101人のひと言物語の中の
「私があなたの保証人になります」
「路上生活者であった彼は41才でホームレス自立支援センターに入所し
やっと決まった居酒屋で働きだす。
自分の「再生」をこの仕事に賭けていたので
汗まみれの日々をいっさい手抜きせず懸命に打ち込んだ。
試用期間を終えると
「金銭を扱う仕事であるから保証人をたててくれ」と社長に言われた。
面接の際、施設入所のことは黙っていた。
保証人をたてるには施設を通さなければならず、
そのことが原因で採用取り消しとなる例もある。
その日から無断欠勤をした。
二日後 思いがけず副店長をしていた女性が、履歴書にある住所だけを頼りに
真夏の炎天下 汗だくになって彼を訪ねてきてくれた。
天涯孤独の路上生活者であったこと
保証人のことで悩んでいると打ち明けると、
ひとこと・・
「私が保証人になります」
それはあまりにも無茶だと言うと
「あなたの仕事ぶりを見て、信用できるから言ってるんです」
そして無事に仕事に復帰できた彼は
仲間たちと再び汗を流し、笑いあえる輪の中に身を置くことができた。」
ここまで読んでもすごいなぁと思ったのに
まだ続きがある。
「あの日「私が保証人になります と救いの手を差し出してくれた副店長は
いまもその手を離さず、私の妻となり
あの時と変わらぬ誠実なまなざしで私をみつめ支えてくれている。」
夜中、一人 寝床の中でページをめくりながら
私も見ず知らずの人から、
忘れられないひと言をもらったことを思い出す。
たくさんの言葉よりたったひと言が身に染みることもある。
家族や友達でなくても、
見ず知らずの
通りがかりの人であっても
誰かのくれたひと言に胸がいっぱいになることもある。
人は思うより優しい。
人生捨てたもんじゃない
ちゃんと生きていればちゃんとみていてくれる人もいる。
保証人になりますと言った副店長も
そう言ってもらえるような働きぶりだった彼も
どちらも素晴らしいなぁと思った。
久しぶりのお弁当作り
ほんのいっときの桜を眺めに行った。
八分咲き あとひと息で満開というところ。
平日のお昼時に
佐藤さんと花見ができるなど この年になってようやくのこと。
久しぶりのお弁当、
おにぎりにしようかと思ったが、
久しぶりに のり弁もいいかなとそっちにする。
ポークチャップ
人参のナムルにデーツを細かく刻んで入れる。
干しぶどうやナッツを刻んで入れても美味しい。
ゆで卵にゴマ塩ふって
ちくわの甘辛煮
ブロッコリーを添えて
ごはんのすみっこにたらこを乗せて完成なり。
昨日の晩ごはん、カレーを煮ながら
お弁当のおかずを作っておいたから、詰めるだけ。
こんな簡単弁当でも
桜を愛でつつ食べると美味しい。
足元に蟻んこをみつける。
池の縁にカメものんびり甲羅干しをしている。
鳥の澄んだ声
水筒に入れてきたホットコーヒーをカップに注いでのんびり味わう。
どこもかも平和。
二時間ほどで家に帰る。
頼んでおいたエアコンの件で上野さん来宅。
佐藤さんの友達でずっとお世話になっている電気屋さん。
今はまだ在庫を確保しているけど、この先25%ほど値上がりするらしい。
在庫が切れると年内に用意するのは難しくなるらしい。
とりあえず一台お願いする。
出費だが、一台しかないエアコンが故障したら夏は乗り切れない。
それにしても25%ってすごい。
なんとか値上がり前に予約できてよかった。
変化するならマイナスではなくチャンスにしたい
悲惨な戦争を画面越しに見ていても
それはどこか遠い国のこと、
自分の暮らしが破壊されることはないと
他人事として見ていた。
が・・
今回ばかりは他人事ではすまない気がする。
戦争に巻き込まれるかどうかは別として、
この先の暮らしは、これまでどうりとはいかないと思う。
戦争が終わっても元通りの暮らしには戻らない気がする。
備蓄は備蓄、必ず底をつく。
底をついたら
とたんに日本中があたふたすることになるだろう。
昭和30年代、冷蔵庫 洗濯機 テレビ など
便利な物が少しずつ暮らしを豊かで快適なものにしてくれたけど、
それらが家になくても、それを当たり前のこととして
べつに不自由なく暮らしていた。
高度成長の波に乗って、暮らしは激変し
なにもかも あって当たり前の時代になったけど
時代は変化するもの、ずっと同じではいられない。
変化するなら、マイナスではなく
チャンスにしたい。
便利な物に依存しなくてもできることは結構あると思う。
戦争が早く終わることを願ってはいるけれど、
そろそろこれまでの価値観を変えるべき時にきているような気がする。
今日から自転車もルール違反すると罰金がとられることになったらしい。
はいはい わかりましたよ、歩きます。
歩いてりゃ違反することもない。
歩けるなら歩きゃいいのよ と、雨降りだけど歩いてスーパー行った。
限りある資源を大切に。
切実にそういう時代がやってくる。
変わらないなぁ
3月おしまい。
今日は春の嵐、雨の1日という予報だったが
朝には雨が上がって、昼にはいい天気になった。
風はかなり吹いているが、
楽しかった3月を見送るのに気持ちのよい天気でうれしい。
久しぶりにヒロちゃんから電話あり。
河野さんとごはんに行くけど、一緒にどう?と誘われる。
高校は別だったが、中学までの同級性だった河野さんは、
ヒロちゃんと同じ職場で働いていたが
3月いっぱいで退職するというので
懐かしいし、久しぶりに3人でゆっくり会おうということになった。
ヒロちゃんが 河野さんの予定をきいて店を予約してくれることになった。
すぐ折り返しの電話がかかってくる。
「あの人、すごい。
いつがいいか 店はどこにするか いちおう相談してみたら、
ちょっと待っといて と ひとこと。
5分もしないうちに連絡が入って
3日、5時半 韓国料理店に予約入れといたからねだって。」
子どもの頃と変わってなくて笑った。
そう、河野さんは何才になっても河野さんだ。
4月、いろいろ予定が入る。
珍しく、いろんなところからお誘いあり。
みんな60代になり退職すると自由な時間ができて
今日もそういうひとりと町でバッタリ出会って、
サトイモちゃん(佐藤さんの妹)も、この春で仕事を辞めたと聞いた。
「気持ちがラクになったといい顔してた」 と聞いて、嬉しく思う。
昨日はスナップエンドウをさっとゆでて、バターで炒めて卵でとじた。
緑と黄色が鮮やかで、春らしい一品になった。
つくし、少しだけ摘んでこれも佃煮にしてごはんに添えた。
手間はかかるけれど、
時間持ちならではの贅沢仕事だなぁと思う。
これは私にしか描けないな
晴れたからセーターなんかいっぱい洗った。
冬の間にお世話になった厚手のセーターも
マフラーや手袋もぜーんぶ洗った。
乾いたら きれーいにたたんで仕舞う。
このきれーいにたたんで仕舞ったのを眺めるのが大好き。
午前中は旅の絵日記を描いてた。
写真ねぇ もうずいぶん前から撮らない。
スマホでも撮らない。
家に帰って、ゆっくり旅の荷物を片付けたら身体も休めて、
そうして 絵日記を描き始める。
ものすごくヘタクソな絵なんだけど
これは私にしか描けないなというヘタクソ加減が楽しい。
ひとつひとつ ゆっくり思い出しながら描いていく。
色鉛筆で色を塗ると、もうほんとヘタクソな絵が 生き生きしてきて
楽しくてしょぅがない。
ずんずんいろんなことを思い出す。
忘れたくないことばっかり。
いま旅をしているのとおんなじ気分になる。
昨日の栗ご飯、おいしかったわぁ
栗は秋、でもね冬でも春でも夏でも栗ご飯の素を買えば栗ご飯食べられる。
すごいね すごいね。
自分で栗の皮剥いて出汁とって作る栗ご飯より、美味しかったよ。
栗なんか甘くてね、きれいな丸まんまの栗がたくさん入ってて
おみごと と 言いたくなったね。
これを半額のさらに半額で買った私。
「なんてお買い物上手な奥さまだろうか」と言ったら
「さすがだ」と佐藤さんが言った。
料理は食べるために作るんだけど
食べることと同時に、皿には盛れないもの たとえば
とんとん刻む音 ことこと煮たり炒めたりしたときの
湯気の匂いや油の跳ねる音
水の音 皿のカチャカチャ鳴る音・・
そういうのぜーんぶふくめて家庭の味になるんだと思うな。
旅もねおんなじと思う。
見た景色 出会ったものや人だけでなく
写真では撮れない 匂いや 町のざわめき
空気の冷たさ 会話と笑い 食べたものの味
そういうのぜーんぶが混ざり合って、楽しかった旅の余韻を作り出す。
絵ってのはほんとにすなお。
言葉みたいに気取ってなくて、ほんといい。
なぁ これ なんぼやと思う?
誰かに自慢したくなる。
「なぁ これ なんぼやと思う?」
そんな一日。
スーパーをうろつく。
値引きシールの貼ってるのをみつけると
心躍る。
さて どれどれ と手に取る。
グリコの「特選炊き込み御膳栗ご飯の素」
半額のさらに40%引き。
今夜あたり筍ごはん食べたいと思ってたけど
栗でいい、いい。
棚に残ってた三箱、すべてお買い上げ。
カヨコとよっちゃんに 自慢して
「えーっ 安ーい すごい!」と言ったら
ひと箱づつやる。
日本の果実 でこぽんの缶詰 40%引き
賞味期限 来年とな、
これも 三缶買った。
カヨコとよっちゃんに自慢して・・以下同文。
午後 佐藤さんが 花見にいこうという。
まだ 見るほども咲いてないけど
饅頭買ってやるというので行った。
商店街のいつもの饅頭屋に入ったら
昨日の分が半額になっていた。
佐藤さんは、昨日か・・と言った。
私は いい いい だんぜんこれがいいと言った。
で、三個入りだったのでひとつ出来立ての塩大福と四つ買って
ほとんど咲いてない桜の下で花見した。
塩大福と昨日の桜もちは佐藤さんが食べた。
私は昨日の桜もちと昨日の草もち食べた。
ぜんぜんふつう、美味しかった。
桜は まだ蕾ばかりだったけど
膨らんだ蕾の吐く息で
枝のまわりがほんのりと桃色に見えた。
よい一日だった。
洗濯石鹸8袋?
街の友達から電話がかかってきた。
「今日はいつものドラッグストアーが安売りの日だったから
朝いちで買い物に行ったら、
すでに行列!しかも店内ではカートにカゴをふたつ乗せて
トイレットペーパーにシャンプー、ラップ その他もろもろ、
洗濯石鹸の特大詰め替え用を8袋買う人もいて、びっくりしたわ」
そういえば この間、近くの店でも
「トイレットペーパーはひと家族ふたつまででお願いします」の張り紙がしてあった。
今はまだピンときてないけど、
だんだん じりじりと 店から物がなくなってくかも。
先が見えない。
どうなるんだか・・
買い置きしたところで。
と いう境地、すでにもうあきらめてる。
なかったらないで仕方ない。
その時はその時、
若くもない夫婦ふたりの始末な暮らし、
節約にも慣れてる、知恵もある。
だからたいして心配してない。
でも、若い人たちはほんとに大変だと思う。
自分たちのことより そっち心配するわ。
しばらく断捨離ブームだったけど
これからは、捨てない生活、リサイクル、節約、始末な暮らし
そういうのが流行るのかなぁ・・
桜 ちらほら。
来週あたり町中がピンク色に染まりそう。
かわいい手のひら弁当作って花見に行こうか。