ケイマンの納車整備の一環でエンジンルームを開けました。
ケイマンはボクスターと同じミッドシップエンジンである事はポルシェがお好きな方であればご承知の事と存じます。
ミッドシップとは一般的に運転席と後輪の間にエンジン本体が搭載されている形態を指します。
このような搭載方法を取るには、もちろんメリットもあればデメリットもございますが、ポルシェのようなピュアスポーツカーにはメリットの方が大きいかと思います。
さて、そのミッドシップのデメリットとして整備する側の視点で申しますと、エンジンルームを簡単に開けられないという点がございます。
エンジンルームを開けるには...
まずリアハッチを開けてエンジンルーム上の内張りを外します。
そしてアルミ製の蓋がボルト(トルクス)5本で固定されているので、それを外します。
そうするとご覧の通り、エンジン本体が露わになります。
というような工程で何も難しい事はございませんが、オーナー様的には『エンジンを見て楽しむ』という事が手軽にできないのが残念です。
しかしながら、一たびハンドルを握るとミッドシップならではの安定感もあり、さすがポルシェと思わせるような最高の走りを堪能する事ができます。
ポルシェ初心者の方にもお勧めです。
では...Byやま